さて、前述の現状をふまえて、具体的な指名選手をあげていこう。


まず、1位。


候補は、左腕の矢澤、曽谷、外野手の蛭間あたりだろうか。

個人的には、即ライト・センターを守れる守備力のある蛭間を推したい。

現実的には左腕不足が顕著だが、それでもリーグ2位の防御率を残し、配置転換や若手の起用をうまく活かした落合コーチの手腕を信じたい。

一方で、打線は苦しい状態が続いた。石川、鵜飼ら右の主力候補はいるものの、左はアベレージヒッターの岡林くらい。

京田、高橋、溝脇といった中堅どころを押しのける若手ミドルヒッターの逸材は、勝てるチームを目指す上ではぜひ欲しいところだ。


3年前のドラフトで、横浜が2位で牧を獲り、ルーキーイヤーから活躍、2年目の今季はついに4番を打っている。

しかし、全体を見渡せば、1位、2位指名を受けてもパッとしない野手は沢山いる。

主砲不足のドラゴンズは、当たると信じてスラッガータイプを獲り続けることをすすめたい。


ちなみに、蛭間を外した場合は、野手に拘らず、残った選手の中でポテンシャル高い選手を選びたい。

ドラ1指名がありそうな12人とプラスアルファで20人をピックアップすると、下記の顔ぶれになる。

1.高松商業  浅野

2.日体大   矢澤

3.早稲田大  蛭間

4.中央大   森下

5.立教大   山田

6.亜細亜大  青山

7.日本文理  田中

8.近江    山田

9.京都国際  森下

10.神戸国際    楠本

11.大阪桐蔭    松尾

12.日航石川    内藤

13.白鷗大       曽谷

14.亜細亜大    田中

15.盛岡中央    斎藤

16.大阪ガス    河野

17.静岡          吉田

18.智弁和       武元

19.横桐大       吉田

20.苫小牧中    斉藤



と、まぁこんな感じにしときましょう。

突然重複とあるでしょうから、1巡目指名漏れを想定して、曽谷、立教・山田、桐蔭・松尾あたりが獲れるといいなって。内藤が欲しいなら、一巡目だけど、一応三塁手は石川がいるし、即戦力って意味なら、やはり最初は外野手だけど蛭間でいきたい。山田なら、即戦力候補出し、内野の潰しが効く。松尾なら、捕手兼任の三塁手として、出場機会を与えつつ、育てていけるだろう。曽谷もチームのウィークポイントである左腕なので、的確な補強になる。


次に2位だが、ドラゴンズはセリーグ最下位なので、日ハムに次いで2番目に指名できます。そのあたりも、1位指名選手の選択に少なからず影響するかもしれませんね。


上記の面々に残っている者がいれば、指名でいいでしょう。ドラゴンズとしては、1位、2位でポテンシャルの高い左腕とスラッガーが獲れれば万々歳なわけだから、投手なら、曽谷、楠本、森下。野手なら蛭間、山田、松尾あたりの組み合わせで獲れるのが理想。


3位以下は、残った選手と指名選手とのバランスを見ながら、即戦力と素材型を組み合わせていくことになるだろう。


投手

東海大札幌 門別  素材型

東海大菅生 鈴木  素材型

富士大   金村  即戦力

上武大   加藤  即戦力

東洋大   羽田野 即戦力

立教大   荘司  即戦力

ホンダ   片山  即戦力

東芝    吉村  即戦力



野手

誉     イヒネ 素材型

九州学院  村上  素材型

中京大   沢井  即戦力

立正大   奈良間 即戦力

セガサミー 中川  即戦力


と、まあ、あげたらキリがないので…。


最後に、仮定のドラフト予想を。


蛭間を当てた場合


1.蛭間

2.曽谷

3.羽田野

4.片山

5.奈良間

6.イヒネ

7.国際武道大 原田

8.名城大 野口


外したら…

1.山田

2.曽谷(楠本、森下)

3.沢井

4.片山

5.奈良間

6.イヒネ

7.原田

8.野口