投打に若手が頑張ってる。
今でも根尾の転向は残念だけど、投手としての活躍を見ると、監督をはじめ首脳陣、プロの判断は正しかったんだな、と思わさせられる。
順位を見れば借金10の最下位。
でも、クライマックスがなくて2位以下が若手主導に切り替えた2020年以外は、2013年以降ずっとBクラス。
何かを変えない変わらない、そうずっと思ってたのに、何年も同じ顔ぶれで若手が出てこないことにフラストレーションが溜まってたじゃないですか。
それが、今年を見てくださいよ。
コロナ陽性とか、イレギュラーがあることも、理由の一つかもしれませんが、岡林を筆頭に、シーズン序盤は石川、鵜飼。その後も石垣、土田と機会を与え、外国人もビシエド頼みだったのが、アリエルを外野起用し、ガルシアとレビーラも支配下登録したことで、厚みが増した。
昨年までのレギュラーだった高橋、京田の名前が消えて、固定できなかった両翼の一角は岡林が掴んだ。
堂上、福田あたりは、相手次第ではリリースもあり得る状況で、なお、平田、三ツ俣、加藤、後藤らの存在は頼もしい。
これを新陳代謝といわず何という。
投手は、高橋、上田の高卒2年目コンビが楽しみだし(高橋は別格だけど)、橋本、鈴木博、岡田ら先発転向も有意義なトライだった。
反対に、中継ぎに転向させたロドリゲス、清水、山本は大ハマりで、中継ぎ陣の若返り着手に成功したと言える。ドームで守り勝つためには、7、8、9回の勝ちパターンと、プラスα2枚ほどの計算できる中継ぎが必要。
祖父江、田島、谷元、福と、高齢化が進んでいた中継ぎ陣の改革に、一年目から着手するあたりは、さすがの落合コーチだと思う。
これで、先発には梅津、勝野が帰ってくるし、中継ぎにも岩嵜が加わるだろうから、来季はさらに盤石の投手陣だろう。
先発
大野、柳、小笠原、高橋、松葉、勝野、梅津、上田、橋本(個人的には梅津は中継ぎでも面白い)
中継ぎ(右)
藤嶋、谷元、祖父江、ロドリゲス、清水、山本、岩嵜、根尾(根尾は浅尾的立ち位置でしょ)
中継ぎ(左)
福、岡田、石森
抑え
マルティネス
左の中継ぎが絶対の課題。
シーズンオフは、最重要補強ポイントにしてほしい。