1.巨人との戦力差。
2.ドラゴンズ打線の脆弱さ。
この2つ。
1.については、8番までの顔ぶれを見た時に、その破壊力の差という意味。
2番に坂本、6番に丸と、3割30本の経験者がクリーンアップ外に名を連ねている。
さらに言うなれば、昨年ブレイクした松原をあっさり外せたり、それなりの実績のあるウィーラーもベンチを温めている。
泣きどころのファーストも、中島、中田と実績のある選手がおり、彼らが下位には入れば、相手投手は成績以上に気が抜けないだろう。
ドラゴンズは、今季、立浪監督の采配込みで何とか得点し、基本守り勝つ事で勝ち星を重ねている。つまり、コンスタントに3、4点以上取れるほどの打線ではない。
しかし、相手打線の破壊力の前に頼みの投手陣も、他チームに対するよりも失点してしまっているし、負け展開になると、出さねばならない勝ちパターン以外の投手は、やはり簡単に巨人打線に捕まって失点を重ね、負けを確定的なものにしてしまうのだ。
ヤクルト、広島、阪神は、巨人に比べ、主軸とその他の差が大きいので、要所をしめることで、失点を抑えられている。
その証拠に、佐野、牧、宮崎らを擁する横浜には苦戦している。さらにオースティン、ソトが加わると、これからもドラゴンズは横浜にも厳しい戦いを強いられる事になりそうだ。
しかし、こればかりは補強のないドラゴンズにとってはしかたないこと。
石川らの台頭で、打線の地力をつける事で、来季以降こうした強打のチームや、大戦力のチームにも互角以上の戦いができるようになるだろう。
立浪監督もいっているが、勝ちに拘りつつも、中長期的なビジョンで、応援していきたい。
頑張れ!ドラゴンズ!!