使っているのはこっち。使っているこっちの責任。と言う言葉が、なんかしっくりこない理由が、なんとなくわかった。


この言葉って、要するに、『選手がやった事だけど、そもそもその選手を使ってるのは監督責任の範疇における采配だから、そら、元を正せばこっちの責任ですよ』ってことで、受け取り方によっては開き直りっぽいんだよね。


それなら、最初から、自分の采配ミスですって言えばいい話で。

それを言わないってことは、理屈で『責任』を、つきつめれば、という話であって、本音は選手のミスの積み重ねで負けたって言ってるようなもんだよね。

選手のミスにならないように、ミスしない選手を使う、もしくはミスしないことをやらせる、もっと言えば、今日できなくても、明日、今年できなくても来年できるようにするのが、3年契約の監督の責任であり、采配の実力評価だと思う。


与田監督は、メンタル的に無駄に選手を追い詰めるタイプではない。

前に他のブログで書いたが、そもそも、投手と野手では育成や精神的フォローが違う気がする。

個々を責めず、ハートを強くして自分の持てる力を出せる環境を整えることが投手にはいいようだが、野手には、責めるのではなく、野球脳を鍛えるために、ケースケースでのダメ出し、心構え、そして技術指導が必要なんだと思う。


簡単に言ってしまえば、投手は信頼型放任。野手は分析型トライアンドエラー。これが基本的な対応方法だと思う。


与田監督は野手に対しても信頼型放任をしているのが、よくないんだろうね。