パルマOBが語るGK鈴木彩艶「テクニックは規格外。すでに文句なしに信頼できるGK。ブッフォンでもミスをゼロにするのは不可能」| セリエA
昨シーズンからパルマで成長を見せている日本代表GK鈴木彩艶(C)Getty images
【欧州・海外サッカー 最新ニュース】元パルマGKのアレッサンドロ・ニスタ氏が、昨シーズンから守護神を務める日本代表GK鈴木彩艶について見解を示している。 【動画】鈴木彩艶がモドリッチを止めた!パルマ vs ミラン ハイライト
昨シーズンにパルマへ加入すると、レギュラーの座を確保して目覚ましい成長を見せてきたGK鈴木彩艶。現在はミラン戦で負った左手の負傷により戦線を離れているが、メルカートの注目株でもある若き逸材には熱視線が注がれている。 そんな中、パルマOBであり、ユヴェントスやインテル、ナポリなどでGKコーチを務めた経験を持つアレッサンドロ・ニスタ氏が地元メディア『SportParma』のYouTube配信「PARMATALK」に出演した際、鈴木について語った。元パルマGKはこれまでの日本代表GKの活躍ぶりを認めている。 「彼は昨シーズンから今シーズンにかけて本当に重要なクオリティを示したと言える。極めて大きな成長の余地があるだけでなく、すでに文句なしに信頼できるGKであり、重要なプロフィールだ。将来はパルマよりも格上のチームにとって魅力的なGKになるかもしれないね」 「スズキは若くしてパルマへやって来たが、彼もイタリアとは異なるリーグからやって来たので1年目に多少、苦戦することは避けられない。だが私は予想していたほど困難がなかったように感じている」 「確かにいくつかミスはあったが、(ジャンルイジ)ブッフォンやどんなGKであってもミスをゼロにすることは不可能だ。したがって“最上級の偉大なGK”と“優れたGK”の差は、1シーズンにどれほどのミスをするかにあると言える」
テクニックは規格外だが改善点は…
今シーズンもミランやインテル、アーセナルなどビッグクラブからの関心が囁かれてきた鈴木。まだ23歳とあり、今後のさらなる成長が期待されている。ニスタ氏はパルマ守護神のクオリティを称えつつ、改善点を指摘した。 「成長は意欲がある限り終わらないものだ。スズキは身体能力に関して計り知れないクオリティがあり、フィジカルに関しても極めて重要なクオリティがある。そしてテクニックは規格外だ。現代は足元の技術が大きく求められているが、彼には出発点として非常に重要な土台がある」 「だがイタリアのカルチョが求めるセリエAのGKとしては、ポジショニングであったり、判断であったり、まだ改善できる点があるだろう。それでもこれまでのパフォーマンスにおいて、欠点よりもクオリティの方がずっと際立っていた。つまり彼は正しい道をたどっていると言える」 さらに元パルマGKは、現代サッカーにおいて鈴木のようなビルドアップに優れたGKが求められる現状を語った。 「GKのポジションはこの8~10年で大きく変化した。これはサッカー全体の変化にもよるもので、10~15年前まで最後方からのビルドアップはごくわずかな者に限られていた。だが現在はほぼ全チームにこうしたニーズがある。それが新たなフロンティアになっている。いまのGKはゴールを守るだけでなく、ビルドアップもうまくなければならない。プレーを知り、スペースをカバーできなければならない。現在のGKは以前よりもやるべき仕事が増えて非常に複雑で難しくなった」 試合情報 パルマ vs ラツィオ 試合日時:2025年12月14日(日)日本時間2:00 会場:スタディオ・エンニオ・タルディーニ
サンダーランドの躍進支える20歳MFに早くもビッグクラブが注目か マンU&チェルシーがサディキ獲得に興味
プレミア15試合すべてにスタメン出場
サンダーランドのサディキ photo/Getty Images
サンダーランドでプレイするMFノア・サディキ(20)には早くもビッグクラブが注目しているようだ。 日本代表MF中村敬斗がスーパーゴール! GKが一歩も動けぬ一撃で2戦連発、今季11試合で7ゴールと絶好調 今夏ベルギーのロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズからサンダーランドにやってきた同選手はプレミア初挑戦ながらここまでリーグ戦15試合すべてでスタメン出場。グラニト・ジャカと中盤でコンビを組んでおり、現在9位と昇格組ながらプレミアで存在感を示しているサンダーランドで欠かせない存在となっている。 そんななか、英『Sky Sports』のサシャ・タヴォリエリ記者によると、サディキにはすでにマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーが注目しているという。特にユナイテッドは強い関心を示しているようで、同記者はサディキ獲得へ「全力で取り組んでいる」と報じている。 ユナイテッドはカルロス・バレバにより安価な選択肢としてより魅力的に感じているようで、冬の獲得へ動き出したというが、チェルシーもアプローチを始めたようだ。 加入してまだ半年だが、すでにサンダーランドにとって欠かせない選手となったサディキ。シーズン途中である冬の獲得は困難だと考えられているが、近い将来ステップアップを果たすかもしれない。
鎌田大地、パレスとの契約延長交渉に慎重?現行契約は今季まで…鍵は指揮官の去就か
クリスタル・パレスの日本代表MF鎌田大地は、新契約交渉に慎重な姿勢を見せているようだ。 鎌田大地の価値はいくらまで上昇?日本代表の最新市場価値ランキングTOP20 2024年夏にフリーでパレスに加入した鎌田。当初は出番が限定的だったものの、シーズンが進むにつれてポジションを勝ち取り、主力としてFAカップ優勝に大きく貢献。今季は2カ月連続でクラブの月間最優秀選手に選出されるなど、中心選手として躍動を続けている。 そんな公式戦65試合に出場する29歳MFだが、現行契約は今季終了まで。1月には他クラブとの交渉も可能になる。パレス側は契約延長に動いていることが伝えられていたが、鎌田は慎重に状況を見極めているようだ。 『ミラー』によると、鎌田の代理人とパレスとの間で初期交渉がスタートした模様。しかし、フランクフルト時代からの恩師であるオリヴァー・グラスナー監督が残留するかどうかを見極めたうえで決断を下す考えであるという。 そして同メディアは、グラスナー監督との契約交渉についても分析。現行契約が今季限りとなっている中、非公式での協議が頻繁に行われているものの、指揮官本人は試合へ完全に集中しているとのこと。そのため、正式な交渉は過密日程が落ち着き始める1月中旬までは進展しないようだ。一方で、1月の移籍市場での動きがグラスナー監督の去就に大きな影響を与えると予想されており、クラブ側は活発に動く可能性があると伝えられている。今後の動向に注目だ。


