山本由伸、伝説34球で明かされた衝撃事実 「休養日ゼロで…」米専門家が指摘した凄み

 

ワールドシリーズでMVPに

ドジャースの山本由伸【写真:ロイター】

 米大リーグ・ドジャースは1日(日本時間2日)、敵地カナダ・トロントで行われたブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第7戦を延長11回の死闘の末に制し、2年連続世界一に輝いた。山本由伸投手は9回途中から登板し、2回2/3を1安打無失点。シリーズ3勝目を挙げ、MVPも獲得した。第6戦から中0日での連投には、衝撃のデータが隠されていた。 【動画】中0日での連投中に…山本由伸がマウンドで敬意のジャスチャー示した場面  第6戦で96球を投じ、6回1失点でチームを勝利に導いた山本。運命の第7戦にも、中0日でマウンドに上がった。  2回2/3を封じて“胴上げ投手”に。魂の34球には、衝撃のデータが隠されていた。  MLBのデータ解析システム「スタットキャスト」を担当するデビッド・アドラー氏は、日本時間3日に自身のXを更新。「ヨシノブ・ヤマモト、ワールドシリーズ第7戦で休養日ゼロでの登板」として添付した写真に、驚異の数字が並んでいた。  スプリット、カット、4シーム、カーブ、シンカーの5球種全てで、これまでよりも球速がアップ。第7戦の4シームは平均96.9マイル(約155.9キロ)で1.5マイル(約2.4キロ)も速くなっていた。  山本はWS第2戦は完投勝利。延長18回死闘の第3戦は、ブルペンでスクランブル発進に備える男気も披露。このポストシーズンを通じては5勝、防御率1.45という大活躍だった。

THE ANSWER編集部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MLB=ゴールドグラブ賞発表、最多球団は3人輩出のカブス

 MLBは2日、守備で優秀だった選手をたたえる今季のゴールドグラブ賞の受賞者を発表した。写真はカブスのイアン・ハップ左翼手。米イリノイ州シカゴで4月撮影(2025年 ロイター/Imagn Images)

[2日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)は2日、守備で優秀だった選手をたたえる今季のゴールドグラブ賞の受賞者を発表した。 ワールドシリーズを連覇したドジャースからは1人も選出されず、ア・リーグ優勝のブルージェイズからは途中移籍のタイ・フランス一塁手のみ。球団別の最多は4年連続4回目の受賞となったイアン・ハップ外野手らを擁するカブスの3人だった。 受賞者は以下の通り。 ●ア・リーグ 捕手 ディロン・ディングラー(タイガース) 一塁手 タイ・フランス(ツインズ/ブルージェイズ) 二塁手 マーカス・セミエン(レンジャーズ) 遊撃手 ボビー・ウィット・ジュニア(ロイヤルズ) 三塁手 マイケル・ガルシア(ロイヤルズ) 左翼手 スティーブン・クワン(ガーディアンズ) 中堅手 セダン・ラファエラ(レッドソックス) 右翼手 ウィルヤー・アブレイユ(レッドソックス) 投手 マックス・フリード(ヤンキース) ユーティリティー マウリシオ・デュボン(アストロズ) ●ナ・リーグ 捕手 パトリック・ベイリー(ジャイアンツ) 一塁手 マット・オルソン(ブレーブス) 二塁手 ニコ・ホーナー(カブス) 遊撃手 メイシン・ウィン(カージナルス) 三塁手 ケブライアン・ヘイズ(パイレーツ/レッズ) 左翼手 イアン・ハップ(カブス) 中堅手 ピート・クロウアームストロング(カブス) 右翼手 フェルナンド・タティス・ジュニア(パドレス) 投手 ローガン・ウェブ(ジャイアンツ) ユーティリティー ハビエル・サノハ(マーリンズ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紙一重でドジャースに敗れたブルージェイズに“足りなかったもの” 野球解説者が見解「むしろ打撃は上回っていた」

ドジャースを追い込みながら世界一になれなかったブルージェイズ。(C)Getty Images

 野球解説者の武田一浩氏が自身のYouTube内で、トロント・ブルージェイズとロサンゼルス・ドジャースが激突したワールドシリーズ(WS)について語った。 【動画】あと一歩…ブルージェイズが世界一に届かず  シリーズ対戦成績3勝3敗で迎え、勝った方が世界一となる現地11月2日に行なわれたWS第7戦は、延長11回の末に5対4でドジャースが勝利を飾り、球団初の2年連続世界一に輝いた。  歴史的な激戦について、武田氏はドジャースが「よく勝った」と総括。シリーズを通じては、先発2試合と連投でのリリーフ1試合で3勝を挙げたドジャースの山本由伸を称えたうえで、ブルージェイズの強さに言及した。 「バッティングは良かった。脇役というか、(アーニー・)クレメントとか、渋い選手がたくさんいる。来年も楽しみだね。開幕の頃は、守備が良いという触れ込みがあって上手かったけど、打撃がこれだけ良くなるのは分かっていなかった」    それでも世界一を掴めなかったブルージェイズには、何が足りなかったのか。 「ブルージェイズに、ワールドシリーズに何回も出ている選手が多くいたり、チームがたくさん出ていれば、勝っていたのではないか。ドジャースは去年ワールドシリーズで勝っていて、その経験を持つ選手がいっぱいいる。その差だけ。むしろ打撃は(ブルージェイズが)上回っていた」  武田氏はブルージェイズが「来年、チームがどうなるかは分からないが、もし来年も強くて、この舞台に来たら、かなり手強い」と続けた。  ドジャースと紙一重の戦いを見せたブルージェイズ。今後の選手たちの去就や、チームによる補強にも注目だ。 構成●THE DIGEST編集部

 

 

 

 

 

 

 

 

ベッツの懐に入る8億円…WS制覇とともに“ボーナス” 562億円契約の異例な体系

 

2020年7月に12年562億円で契約を延長した

ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】

 ドジャースは1日(日本時間2日)に敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦に勝利し、球団初のシリーズ2連覇を成し遂げた。激闘を終えたナインたちは空路ロサンゼルスに帰ったが、ムーキー・ベッツ内野手は同日に500万ドル(約7億7000万円)を得ていた。 【画像】大谷翔平から手渡された“現金” 試合後のクラブハウスでまさかの光景  ベッツは2020年7月にドジャースと12年3億6500万ドル(約561億8800万円)で契約を延長。それに含まれる契約金6500万ドル(約100億円)が、2021~2035年まで毎年11月1日(日本時間2日)に分割で支払われることになっており、今年もその日を迎えたことになる。  なおベッツの契約金の分割払い分は、2021~2032年が500万ドル(約7億7000万円)、2033~2034年が200万ドル(約3億800万円)、2035年が100万ドル(約1億5400万円)となっている。  今季は150試合の出場で打率.258、20本塁打、82打点。OPSは自身初めて.800を下回る.732と苦しいシーズンになった。それでも10月31日(同11月1日)の第6戦からは4番に座り2点適時打を放つなどチームの中心選手としてワールドシリーズ制覇に導いた。