ウェストハムがポッター監督を解任…プレミア開幕5試合で4敗&13失点の19位

 

ポッター氏(C)Getty Images

ウェストハムは27日、グレアム・ポッター監督の解任を発表した。 かつてブライトンやチェルシーなどの監督も歴任したポッター氏は今年1月からウェストハムの指揮を託されたが、今季のプレミアリーグで開幕から5試合で1勝4敗の19位とスタートダッシュとはならず。守備面では13失点と脆さが目につき、ヌーノ・エスピリト・サント氏をはじめ、後任の名が浮かぶなど、解任の可能性が取り沙汰されていた。 【プレミア順位表】ウェストハムは巻き返しなるか クラブは公式HPで「昨季後半および、2025-26シーズン開幕後の成績とパフォーマンスは期待に沿うものではなく、取締役会はプレミアリーグにおけるチームの順位をできるだけ早く改善すべく、監督交代が必要であると判断した」と説明。後任の選定については「現在進行中」という。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マドリーは育成の重視する稀有なビッグクラブ。CFはまさに特産物だ【コラム】

 

OBがマドリディスモを伝達

クラブ・ワールドカップでブレイクしたゴンサロ・ガルシア。(C)Getty Images

 ビッグクラブは潤沢な資金を武器に、他クラブで結果を残した選手を高額でも獲得することが多くなる。スモールクラブにとっては目が飛び出るほどの移籍金や年俸で、もし失敗したら屋台骨が崩れるほどの衝撃が見込まれるが、それでも“安い買い物”なのだろう。なぜならビッグクラブは勝利を義務付けられ、タイトルを手にするには投資が必要だからだ。 【画像】日本は何位? 最新FIFAランキングTOP20か国を一挙紹介!アルゼンチンが首位陥落、11年ぶりにトップに返り咲いたのは? 「安物買いの銭失い」  そんなことになれば、元も子もない。他のクラブで活躍している選手は、“優良株”で、値は張ってもリスクが低い“商品”のはずだ。  結果、多くのビッグクラブ(新興であればあるほど)は育成にあまり熱心ではない。  しかし世界最大のビッグクラブであるレアル・マドリーは、育成にも手をかけている。下部組織から1部で活躍する多くの選手を輩出しているのだ。  今夏のクラブ・ワールドカップで一躍ブレイクしたストライカー、ゴンサロ・ガルシアは、カスティージャが生み出した典型的センターフォワードと言える。過去にも有力な選手を生み出し、CFはまさに“マドリーの特産物”だ。  現役だけでも、ロドリゴ・モレーノ、アルバロ・モラタ、ホセル、ボルハ・マジョラルなど少なくない。トップチームにはロナウド、ルート・ファン・ニステルローイ、クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、キリアン・エムバペのようなスターが来るだけに、新天地を求めざるを得ないが、そこで得点を量産する姿が“マドリーの底力”を映し出すのだ。    また、ディフェンス面も人材が多い。昨シーズン後半、“最速”を武器に頭角を現したラウール・アセンシオ、貴重な左サイドバックになりつつあるフラン・ガルシア、長身センターバックとしてポテンシャルの高さが期待されるハコボ・ラモン、そして再起が見込まれる世界最高の右サイドバック、ダニエル・カルバハルなど現チームの面々だけでも錚々たるメンバーだ。  そして下部組織の監督は、マドリーのトップチームでプレーしてきた元選手がなる場合が多い。Bチームであるカスティージャの監督は、昨シーズンまで英雄ラウール・ゴンサレスが率いていた。新シーズンは同じくマドリーでプレーしたアルバロ・アルベロアが率いる。  ちなみにトップチームを率いることになったシャビ・アロンソは現役時代、マドリーで数々の栄光に浴し、指導者のスタートではマドリーのU-14チームを率いた。マドリディスモ(マドリー主義)の伝達が、彼らの源泉だ。 〈常勝精神〉  それを下部組織で伝え、浸透させ、還元することによって、トップチームを特別な存在にしているのだ。 文●小宮良之 【著者プロフィール】こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月に『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たし、2020年12月には新作『氷上のフェニックス』が上梓された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠藤航 サウサンプトン・松木玖生へかけた言葉にツッコミ続々…2部移籍示唆の解釈までも

 

ともにイングランドで戦う遠藤航(左)と松木玖生

遠藤航 サウサンプトン・松木玖生へかけた言葉に突っ込み続々…2部移籍示唆の解釈までも  イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF遠藤航の発言に突っ込みが入った。  リバプールは、23日にイングランド・リーグカップ3回戦でチャンピオンシップ(2部)のサウサンプトンと対戦。リバプールが2―1で勝利した一戦で遠藤がフル出場した一方で、サウサンプトンのMF松木玖生はベンチから出番はなかった。リバプール公式X(旧ツイッター)がアップした動画によると、遠藤は試合後ピッチから引き揚げた通路で松木と握手を交わし「またリーグ戦でね」と言葉をかけていた。  松木は「はい」と応じていたものの、カテゴリーの異なる両チームは、今季のリーグ戦で対戦することはない。それだけに、ネット上には「これ実は遠藤がチャンピオンシップのクラブに移籍することを示唆してるんですよね」「カップ戦よりは昇格して来年対戦したいってことを遠回しに言ってくれただけだと思うが」「今度戦う時はまたリーグ戦でねって意味だったらアツい」などと解釈されていた。  早ければ来季に遠藤と松木はリーグ戦で対戦する可能性があるが、果たして実現するのだろうか。