日本ハムの4番・郡司裕也、先制犠飛と8号ソロ 新庄監督は『真の4番になるために』8回のチャンスでもアピール求める
◇14日 日本ハム4―3西武(エスコンフィールド北海道) 5戦連続で4番に入った日本ハムの郡司裕也選手が2打点をマークした。 初回無死満塁で中犠飛を放つと、6回1死では西武の先発・隅田の外角148キロ直球を逆方向に運ぶ8号ソロ。しかし、8回1死一、三塁で三ゴロに倒れて追加点を奪えず、新庄剛志監督は「真の4番になるためには、あそこで犠飛でも打ってほしかった」と一層のアピールを求めた。
監督に“アピール失敗”…パ・リーグ、1軍でチャンスを掴めなかった選手(4)支配下奪取の”新星”だが
プロ野球はいよいよシーズン終盤に突入し、各選手も1年を振り返るタイミングに入ってくる。監督から期待を受けながら、最後までレギュラー定着に至らなかった選手は、悔しさが溢れているはずだ。そこで今回は、一軍でチャンスを掴めなかったパ・リーグの選手をピックアップする。
山本恵大
・投打:右投左打 ・身長/体重:183cm/86kg ・生年月日:1999年8月6日 ・経歴:国士舘高 - 明星大 ・ドラフト:2021年育成選手ドラフト9位(ソフトバンク) 今季に支配下契約を勝ち取った山本恵大だが、一軍の壁に跳ね返された。 明星大から、2021年育成選手ドラフト9位で福岡ソフトバンクホークスに入団。しかし、入団後の3年間は左膝の手術などもあり、二軍でも出場機会は多くなかった。 そんな中で迎えたプロ4年目の今季。二軍で打率4割超の成績を維持すると、4月12日に支配下契約を勝ち取った。 同日から一軍出場を果たし、同16日の楽天戦ではプロ初打点をマーク。しかし、4試合の出場で9打数0安打と安打は生まれず、同26日に登録抹消となった。 その後は二軍での出場を重ね、7月3日に再昇格。すると、同日の日本ハム戦でプロ初安打を含む3安打猛打賞の活躍を見せ、7月は打率.297をマークした。 だが、8月に入ると打率.167と急降下し、同15日に再び登録抹消となった。二軍では高打率を残しているだけに、今後の成長に期待したい。
DeNA藤浪「本当に悔しいです…」日本復帰後最短2回4失点KO、4回に同点に追いつき初黒星は消える
◇セ・リーグ DeNA-巨人(2025年9月14日 横浜) DeNAの藤浪晋太郎(31)が14日、巨人戦(横浜)に先発登板したが、2回4失点で降板。日本復帰後ワーストとなる4失点で、最短降板となった。 【写真あり】2回、キャベッジの痛烈な打球に反応した藤浪 日本復帰後4試合目。ワースト4失点で最短降板となり、球団を通じて「短いイニングでマウンドを降りてしまって本当に悔しいです…」とコメントした。 1点を先制してもらった直後の2回に巨人打線につかまった。先頭の岡本にピッチャー返しの中前打を浴び、続く岸田に四球を与えた。1死一、二塁からリチャードに左翼線に適時二塁打を浴びた。さらに浦田に右前に2点適時打、丸に中堅フェンス直撃の適時二塁打を許した。 2回4安打2失点、わずか45球での降板。「せっかく先制してもらったのですが、ボール先行になり良いリズムをつくることができませんでした」と振り返った。「この後チームが逆転してくれることを願っています」とし、ベンチでチームメートに声援を送った。 1-4の4回に味方打線が同点に追いつき、藤浪の黒星は消えた。