阪神2軍 高橋復帰後初先発、3回2安打無失点と好投 「悪くない」平田監督試合後一問一答

 

<くふうハヤテ・阪神2軍>力投する高橋(撮影・椎名 航)

 ◇ウエスタン・リーグ 阪神3―2くふうハヤテ(2025年6月25日 ちゅ~るスタジアム清水)  阪神2軍は、くふうハヤテとの接戦を制した。「左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術」から復帰後、初先発となった高橋は3回2安打無失点と好投。その後は岩貞、島本、富田、工藤、ゲラ、岡留とつないだ。  攻撃陣は初回2死一、二塁から栄枝の適時二塁打で先制。1点リードの2回は2死二塁から島田の適時三塁打、続く木浪の適時打で奪った3点を守り切った。以下は平田2軍監督の一問一答。    ――高橋が復帰後初先発。  「球数が34球かな。三振が1個もなかったけど。やっぱり相手がね。良いピッチャーなので、初球からどんどん打ってきた。球数的にもね。初回は7球か。34球で終わったけど。相手が初球から打ってきたにしても、いつもの遥人より。こうやって徐々に、今日は3イニングということでね。悪くはない。格別良くもない。でも、普通でもこのぐらいのピッチングは遥人はできるってことやな」    ――しっかり先発で3イニング投げられたことが大事。  「そう。今そういう段階だから。この前の1イニングから3イニングというね、そういうリハビリ組の段階を踏んでるだけなんで、もちろん、遥人だとね、9人中7人、三振とかいう風に、ちょっと思いがちだけど、今日、ツーシームとか、いろんなね、スライダーも交えながら投げてたんで。これは、だんだん、だんだん、そういうところでイニングが伸びていくと、また違う形になってくると思うよ」    ――次は5イニングか。  「明日の状態を見てということ。次、何日に投げるかとかいうのは未定です」  ――151キロを3度記録した。  「低めにはちゃんとゴロを打たせてるやん。遥人の持ち味。そういった意味では、三振取るだけがピッチングじゃないんでね。ゴロをしっかりた打たせながら3イニング投げたというとこですよ」  ――ヘッドコーチ時代はベンチから見ていた。何が足りない部分か。  「足りなかったっていうか、別に足りないことないんだよ。何も足りないことない。今言ったように、段階を踏んでるだけなので。これがもう、やっぱり3イニングを投げるとなると。3イニングを逆算して投げたりするだろうし。そういうところでは悪くはないねん。遥人の超良いところをわれわれ見てるから。悪くはないのよ。悪くはないし、段階を今踏んで、3イニング投げて、34球投げたっていうとこは。これからもっともっと段階を上げていくというところです」  ――球威もこれから上げていく。  「もちろんもちろん。うん。細かいコントロール。今日はやっぱり初球に打たれてるね。2本ね。だから、そういうところで遥人の表情見たらわかるやん。あっ、という。そういうところはこれから精度を上げていくと思うね」  ――高橋が静岡で先発したのは地元・静岡だからか。  「それは一切ない。オープン戦じゃないしね。佐野も地元だし、佐藤蓮も地元や。佐藤蓮投げてないやん。いま地元に凱旋じゃないやん。そういうやっぱりわれわれはスケジュールにのっとってやってるんで。たまたまそれが。でも静岡のね、こういう地元でやっぱり元気な姿を、高橋って言ったら沸いたやん。お客さんね。こういうことも、やっぱりファンが喜ぶような、スポーツ振興もやらなきゃいけないんで。やっぱり地元優先で、九州なら九州のやつを、ちょっとやっぱり遠征連れてこうかとか、そういうのはなるもん」  ――島本が久しぶりに復帰。 「ぼちぼちちゃう。良くもなく。うん、このぐらいは島本ね、フォークをセンター前に打たれたけど。やっぱりシートバッティングとはまた違うんでね。こうやって実戦で、やっぱり投球の感覚とだとか、勝負勘とか、球のキレっていうのが、これから島本も出てくるよ。岩貞も良かったし」  ――捕手・栄枝のリード。  「2点取られたところがダメ。工藤もやっぱりこれも初球を打たれてるやん。9番バッターに。2回やその前にも(高橋)遥人も打たれてるわけでしょ。内野ゴロで打ち取ってゲッツー取れなかったけど、あそこでキャッチャーが栄枝が『初球の入り方やぞ』って工藤を引っ張っていくような、あそこゼロで抑えるようなキャッチャーでないと。俺は今日はもう栄枝には、厳しいようだけど、あそこの入り方は。もうやっぱりゼロで帰らせないとダメよ」  ――打つ方では島田が4安打。  「島田はな、昨日途中出場で三振して、『このボケー』言うて、今日怒ったとこや。ああいうところで、1軍じゃ1打席大事にしなきゃいけないところでね、三振は事が起きないでしょ。そういうところで、ああいう1打席で、守備固めからやったら1打席っていうところを、島田にはきょうは物足りないっていう話だけど、見事やな。4本? ファームで3割5、6分あるでしょ。7部5厘か。島田はやっぱりこのぐらいはね。やっぱり前川、高寺、島田、4割近く。これが1軍半のね、選手の力よ。これがそうやろ、だから高寺は上に行っても打ってるやん、いま。島田はこういうぐらいはやっぱり力は持ってる」  ――ゲラも良かった。  「きょうは全部真っすぐでしょ。真っすぐようなってるもん。この前のオリックス戦からはもう真っすぐがいいのに変化球ばっかりでつって、ゲラともちょっと話したけど。今スライダーもチェンジアップも良くなってる。ストレートが走ってこそ、彼なんか良くなるんでね」 

 

 

 

 

 

 

 

 

【阪神】大阪・関西万博で7・7にドミニカ共和国とコラボイベント 選手と「ミート&グリート」

 

阪神球団旗(撮影・上山淳一)=2023年7月21日、甲子園球場

 大阪・関西万博で7月7日に、阪神の選手たちを迎えた特別イベント「超・つながるホームラン:阪神タイガースとともに、ドミニカ共和国から世界へ-野球がつなぐ絆」が開催される。会場はエンパワーリングゾーン ポップアップステージ東内で、午前9時から午後3時まで(定員は100人=先着順)。  「ミート&グリート」形式で行われ、来場者は選手のテーブルに自由に立ち寄って、会話を楽しんだり、サインをもらったり、一緒に写真を撮ったりすることができる。当日は球団公式グッズを数量限定で無料配布予定(先着順)。詳細は近日中に発表される。

 

 

 

 

【阪神】左上肢の張りから島本浩也が約1カ月半ぶり実戦 くふうハヤテ戦で1回1安打無失点 

 

くふうハヤテ戦で実戦復帰した阪神島本浩也投手

ウエスタン・リーグ:くふうハヤテ-阪神>◇25日◇ちゅ~る  阪神島本浩也投手(32)が2軍戦で実戦復帰を果たした。3点リードの5回に、3番手として登板。1安打を許しながらも連打を許さず、1回1安打無失点と安定感を示した。  島本は今季1軍8試合に登板し、防御率1・17。左上肢の張りのため、5月7日に出場選手登録を抹消され、以降はリハビリを続けていた。  5月6日巨人戦(東京ドーム)以来、約1カ月半ぶりの実戦マウンドとなった。