【中日】２試合連続零封負けで借金は今季最多の４ 好投の投手陣をまたも見殺し
中日は11日の阪神戦（甲子園）に0―1で敗れて2試合連続、今季8度目の零封負け。借金は今季最多の4となった。 前日は阪神・村上にマダックス（100球未満での完封）を達成された中日だが、この日も阪神先発・伊原の前に5回まで無得点。ようやく6回に鵜飼、岡林の連打で無死一、二塁のチャンスをつかんだものの、カリステの送りバントは投手正面に転がり二走・鵜飼は三塁封殺。二死満塁となった後、阪神2番手・湯浅の前に高橋周は一ゴロに倒れて得点を奪うことはできなかった。 松葉―清水―斎藤―勝野とつないだ中日投手陣は松葉が初回に佐藤輝の適時打で1点を許したものの2回以降は阪神打線に得点を許さなかった。しかし打線は前日に続いて9回まで0行進。左翼席の竜党から2日連続でため息がもれた。 昨年は0勝10敗1分けと鬼門だった甲子園で今季も1勝3敗と黒星先行。このままズルズルといくのか…。打線の奮起が求められる。
広島敗戦 １２残塁の拙攻が響く 二回は無死満塁逃す ３カードぶり負け越し
「ＤｅＮＡ４－２広島」（１１日、横浜スタジアム） 広島は２桁１０安打を記録しながら拙攻が響き、３カードぶりの負け越し。４位・ＤｅＮＡに０・５ゲーム差に迫られた。 【写真】慌ててタッチにいくも オースティンには送球間に二進され 序盤の逸機が響いた。二回は相手先発・東に対して無死満塁の好機をつくるも、７番・堂林が見逃し三振。４日・中日戦以来、今季２度目のスタメンとなった山足は遊ゴロ併殺に料理され、得点を奪えなかった。三回も２死から安打と四死球で満塁と攻めるも、坂倉が見逃し三振に終わった。 重い空気が漂った中、四回は先頭・小園が今季１号ソロ。五回は１死一、三塁で再び小園が右前適時打を放って２点差に詰め寄った。しかし続く一、二塁の好機で堂林が投ゴロ併殺に凡退し、六回も１死二、三塁を生かせず無得点。残塁は１２を数え、もどかしい展開を打破できなかった。 先発・玉村は初回、オースティン、佐野に連続適時打を浴びて２点を先制された。三回は１死一塁から再びオースティンに右中間へ適時二塁打。佐野に左前打でつながれ、山本の中犠飛で４点目を失った。三者凡退のイニングは一度もなく、打順が巡った四回に代打を送られて３回７安打４失点でマウンドを降りた。
楽天・宗山 自己最長の連続試合安打が8でストップ「そこは気にしていない…次に打てるように準備」
＜日・楽8＞8回、遊邪飛に倒れ引き揚げる宗山（左は古林）（撮影・会津 智海）
◇パ・リーグ 楽天0―4日本ハム（2025年5月11日 エスコンF） 楽天の宗山塁内野手（22＝明大）が11日、日本ハム戦（エスコン）に「6番・遊撃」で先発出場。3打数無安打に終わり、自己最長の連続試合安打が8試合で止まったが「別にそこは気にしていない。どうやって次につなげていこうかなというのはもう考えていますし、今日はダメでも次は打てるように準備したい」と前を向いた。 この日は日本ハムの先発古林の前に遊ゴロ、左飛、遊邪飛だった。前回4月23日は不出場だったため、初対戦で「ホップ系のストレートで内側に入ってくる強さのあるボールだなと思った」と脱帽。 それでも「中途半端にいった打席もありましたし、自分にも問題がある。いいピッチャーであるのは変わりないですけど、自分のバッティングをもう1回、次に見直していかないといけない」と話した。