「調子が良ければプレミア最高」チェルシーが来夏に約142億円で三笘薫獲得を検討か?現地が報じる「再びブライトンを襲撃」
プレミアリーグ・チェルシーが、ブライトンに所属するサッカー日本代表MF三笘薫獲得に関心を示しているようだ。英メディア『TEAM TALK』が、チェルシーが三笘獲得を検討している理由と、実際に契約に向けて動く可能性について現地時間16日に報じていた。 【写真】欧州日本人、高額年俸ランキング2024 同メディアは、「再びブライトンを襲撃?チェルシーは、1月にサウジアラビアが関心を示していたブライトンの三笘獲得に約7500万ポンド(約142億円)を費やす用意がある」と前置きし、プレミアリーグの強豪クラブが日本代表ウインガー獲得に動く理由について次のように言及していた。 「この日本代表選手は、調子が良ければ間違いなくプレミアリーグで最高のウイングの一人であり、ブライトン対チェルシーの試合では魅惑的なゴールを決め、(元イングランド代表の)ジェイミー・キャラガーは『リオネル・メッシのようだ』と称賛していた」 また、スペインメディア『fichajes』も、「チェルシーは三笘に関心を示し始めている」と報じており、「魔法のようなゴール以来、その傾向はさらに強まっているのは間違いない」と強調していた。 チェルシーはここ数年の移籍市場において、ブライトンからMFモイセス・カイセド、DFマルク・ククレジャ、GKロベルト・サンチェスを獲得している。ブライトンとの取引はチェルシーにとってもなじみ深いものとなっており、三笘獲得にロンドンの強豪クラブが動いたとしても不思議ではない。 また、現地では来夏の移籍市場において新たなウインガーを獲得する可能性が高いと報じられており、その候補の一人として三笘の名前が上がった形だ。今冬の移籍市場においては、サウジアラビアからのビッグオファーを断った三笘。仮にチェルシーからオファーがあった場合、今夏の移籍市場においてチェルシー移籍は実現するのだろうか。
遠藤航、出場わずか20分でPOTM選出!! 危機を阻止した“ゴール級のプレー”でファンから大声援を浴びる
スロット監督からも賛辞を贈られたリバプールMF遠藤航(Getty Images)
リバプールのアルネ・スロット監督が、守備固めとして投入した日本代表MF遠藤航の働きを称賛している。『リバプールエコー』が伝えた。 【写真】「さすがに美人すぎ」「いい笑顔」…元なでしこ鮫島彩さんが近影投稿 16日のプレミアリーグ第25節でウォルバーハンプトンをホームに迎えたリバプールは前半15分にFWルイス・ディアスのゴールで先制。37分にFWモハメド・サラーのPKでリードを広げるも、後半22分にFWマテウス・クーニャに決められてウルブスに1点差に詰め寄られてしまう。 すると、26分にリバプールベンチが動き、L・ディアスに代えて遠藤を投入して逃げ切りを図る。ウルブスの猛攻にさらされる中、遠藤は体を張った粘り強い守備で自身の役割をまっとうし、2-1での勝利に貢献した。 試合後、スロット監督はDFジャレル・クアンサーとともに遠藤に賛辞を贈った。「今日もジャレルやワタ(遠藤)のような選手たちが、このチームにとって、いかに欠かせない存在であるかが分かったはずだ。何かを達成したいなら、もちろんモハメド・サラーやルイス・ディアス、その他の選手たちのゴールが必要だが、このようなパフォーマンスを発揮してくれる選手たちも必要だ」。 そして、『リバプールエコー』は遠藤の一つのプレーを「ゴールと同じくらい重要だった」と評価。そのプレーとは、後半45+6分にピンチを迎えた場面だった。 クーニャが自陣から送ったロングボールの流れから、右サイド深い位置でDFペドロ・リマが受ける。対面するDFアンドリュー・ロバートソンがかわされたものの、カバーに入った遠藤がPA内に侵入しようとするリマを体を張ってストップ。リマのファウルを誘って、危機をしのいだ。 このプレーにはゴール裏のファン・サポーターからは大声援が飛び、MFドミニク・ショボスライやロバートソン、DFフィルヒル・ファン・ダイク、GKアリソン・ベッカーが遠藤へと近付いて感謝を示したように、危機を救うビッグプレーとなった。 『リバプールエコー』は「遠藤がペドロ・リマの前に出て、リバプールファンのいるコーナーフラッグ前でFKを獲得した。このプレーはゴールと同じくらい大きな歓声で祝福された。おそらく、同じくらい重要なプレーだっただろう」とコメント。そして、出場わずか20分ながらも、リバプールファンが選ぶプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に選出されている。
わずか20分でMOMに…リバプール遠藤航の貢献で高まる名将クロップの“価値”「ユルゲンがどれだけ正しかったか」
果敢なタックルで相手の攻撃を未然に防いだ遠藤。(C)Getty Images
勝利を手繰り寄せる出色のパフォーマンスに賛辞が相次いだ。 遠藤航が所属するリバプールは、現地2月16日に開催されたプレミアリーグの第25節で、ホームでウォルバーハンプトンと対戦。2-1で辛くも勝ち切って首位の座をキープした。 【動画】遠藤航がさすがの存在感!マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたサウサンプトン戦のプレーを見る 開始間もない15分にルイス・ディアスのゴールで先手を取ったリバプールは、37分にモハメド・サラーの今季23発目のゴールで加点。本拠地アンフィールドに安堵感すら漂う危なげない内容で前半を終えた。しかし、後半は一転して苦戦。67分にマテウス・クーニャのゴールでウルブス(ウォルバーハンプトンの愛称)が肉薄。押し込まれるような展開が続いた。 そんな試合終盤の重苦しい空気を一変させたのは、71分からピッチに立った遠藤だった。十八番である対人プレーで相手のチャンスの芽をことごとくカット。アディショナルタイム6分には、自陣深くまで猛スピードで戻り、身体を張ったタックルで相手のドリブル突破をストップ。ファウルとなったものの、直後に試合終了となって、アンディ・ロバートソン、フィルジル・ファンダイク、そして守護神のアリソン・ベッカーが駆け寄って称えた。 途中出場だったが、遠藤はクラブ公式の「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選出された。その事実からもこの試合における日本代表MFの貢献度が、いかに価値のあるものだったかが伺える。 途中出場であろうと与えられた機会で、託されたタスクを忠実にこなしていく。そんな遠藤のプレーぶりは、レッズ(リバプールの愛称)サポーターたちの寵愛を受けている。そして、このウルブス戦後には、32歳の日本代表MFの獲得を進言した前監督のユルゲン・クロップ氏の「言葉」がクローズアップされた。 「彼を見ておいてくれ。本当に良い選手だからね。経験豊富な選手であり、シュツットガルトと日本代表のキャプテン。それでいて英語も上手くて、いい奴で、家族思いでもある。そしてピッチ上ではマシーンでありながら、優れたサッカー選手だ。そして何よりもセンセーショナルな態度を見せてくれるんだ」 リバプールは当時の強化方針上で、30歳を超えた選手の獲得を行っていなかった。しかし、23年8月に遠藤と契約。その異例の決断を後押ししたクロップ氏が、英公共放送『BBC』で語った言葉は、今の活躍を裏付けるものでもあった。 ゆえにウルブス戦後に一部のリバプール・サポーターはクロップ氏の格言をX上に投稿。そして「ユルゲンがどれだけ正しかったか」「彼は小さな、そしてリバプールに必要なサムライだ」「彼こそリバプールに絶対必要だ」「クロップよ、ありがとう」といった賛辞が相次いだ。 ドイツの熱血漢が信じてやまなかった遠藤。その真価がようやくプレミアリーグで発揮されてきている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]


