【楽天】日本ハムに競り負け 投手陣が乱調15被安打6失点... ドラ1・宗山は1番でマルチ安打&全打席出塁 安田が二塁打2本で3打点
■プロ野球 練習試合 楽天4ー6日本ハム (11日 金武) 楽天は日本ハムとの対外試合初戦に競り負けた。5年ぶりに1軍監督に就任した三木肇監督の初陣は、ドラフト1位ルーキー・宗山塁(明大)を1番・ショートで起用。試合は2回に2番手で登板の高卒2年目右腕・坂井が4安打を浴び3失点。4回には育成左腕・王彦程も集中打を許し2失点など日本ハム打線に15被安打6失点。打線は3回に宗山の四球を起点に満塁の好機をつくり、5番・安田悠馬がライトへ2点適時二塁打を放ち反撃。5回には再び安田の適時二塁打もあり1点差に詰め寄るも一度も追いつくことができなかった。注目の宗山は5回まで守備につき無失策、2打数2安打、1四球、1盗塁だった。 先発は昨季1軍登板のなかったプロ17年目左腕・辛島航(34)。初回は、1番・五十幡に右前安打、3番・清宮にも中前安打を浴び1死一、二塁。4番・野村は三直で2死とするも、万波に右前安打を許し満塁。それでも水谷を左飛に打ち取り無失点で切り抜ける。 スタメンは1番ショート・宗山、2番セカンド・小深田、3番ライト・小郷、4番センター・田中、5番キャッチャー・安田、6番サード・伊藤、7番ファースト・黒川、8番DH・石原、9番レフト・中島のオーダーを組んだ。 相手先発左腕・根本に対し、宗山がいきなり1ストライクからの2球目の直球を弾き返すと、打球は二遊間を破る中前安打となり出塁。しかし後続が凡退し先制ならず。 2回は2番手で高卒2年目右腕・坂井が登板。先頭の郡司に中前安打を許すと、暴投もあり1死二塁。9番・水野に中前適時打を浴び先制を許す。さらに1番にかえり五十幡に中前安打で一、三塁となり、矢澤に犠飛、2死からは4番・野村に中前適時打を浴び、この回3失点で0-3。 3回も続投すると、制球定まらず連続四球で一、二塁と再びピンチも、奈良間を三ゴロ併殺打に抑えるなど追加点は許さず。2回、48球、5安打、3四球、3失点(自責3)で降板となった。 打線は3回に2番手・石川に対し、1死から1番・宗山が四球を選び、盗塁を決め二塁へ。続く小深田、小郷も四球で出塁し満塁となり、田中が二飛に倒れるも、5番・安田が4球連続ファウルで粘り8球目の変化球を引っ張り込む右翼線への2点適時二塁打を放ち2-3と反撃。 しかし直後の4回に3番手で登板の育成左腕・王彦程が、1死から清宮、野村、万波に3連打を浴び失点すると、水谷のボテボテの三ゴロをサード・伊藤が処理できない適時失策でこの回2点を失い2-5。続投の5回にも2本の安打を浴び一、三塁のピンチも追加点は与えず。 打線は5回に相手5番手・ザバラを攻め立て、3打席目となった宗山が2本目となる中前安打を放つと、1死から代打・渡邊佳が左前安打でつなぎ一、三塁。続く田中がライトへ犠飛を放ち3-5、安田は逆方向、レフトオーバーの適時二塁打で4-5と1点差に詰め寄る。安田はこの日3打点目。 6回からは4番手でドラフト4位ルーキー・江原(日鉄ステンレス)が、代打・マルティネスから見逃し三振を奪うなど、この日チーム初の三者凡退に抑える。しかし7回に、5番手で登板の3年目左腕・林が水野にライトフェンス直撃の三塁打を浴びると、2つの四死球で満塁のピンチを招き、清宮にこの試合4安打目となる右前適時打を許し4-6。 7回の攻撃は、6番手・齋藤に対し、2死走者なしから渡邊、武藤に連打が飛び出すも、山﨑が二ゴロに終わる。 8回からは6番手・津留﨑が三者凡退に封じると、9回も無失点に抑える。 打線は8回に7番手・山本拓から6番・伊藤が四球で出塁も、黒川、石原、中島が凡退。9回は昨季まで楽天に在籍していた育成右腕・清宮虎多朗から、ドラフト5位ルーキー・吉納(早大)が四球を選ぶも、最後は武藤が二ゴロに倒れゲームセット。
巨人・阿部監督 凡ミス続出の今年初実戦に「どう自分で反省するか」「自分で考えるしかない」 7失策にご立腹
「巨人紅白戦、白組-紅組」(11日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎) 野手陣に多くのミスが飛び出した今年の初実戦に、巨人・阿部監督が猛省を促した。期待の秋広がエラーを犯したり、若手選手が落球するシーンもあるなど合計7失策。指揮官は「凡ミスが多かったので、そこをどう自分で反省して、(次に)やらないようにするか。自分で考えるしかないからね」と冷静に話しながらも、内心は穏やかでない様子が伝わった。 【写真】どうした?凡ミス続出やん! 佐々木の打球を落とす三塁手の増田 一方、2年目の西舘が最速154キロを記録するなどした投手陣については「まずまずみんな良かったんじゃないのかな」と及第点を与えていた。
中日 井上一樹監督の初陣は完封負け 村松がマルチ安打と気を吐くも…復活目指す岡田は2回2失点
「練習試合、中日0-4DeNA」(11日、Agreスタジアム北谷) 井上一樹新監督にとって初の対外試合となった一戦は完封負けに終わった。 【写真】こ、怖っ!ボール入れに座る中田のボス感がすごっ 初回に好機を作るも、新外国人のボスラーが空振り三振。二回も1死二塁の好機を作ったが、後続がつながらなかった。2番・遊撃の村松がマルチ安打をマークしたが、三回以降は散発の5安打に終わった。 投手陣は先発の松木平が3回7安打2失点。昨春のキャンプで行われた練習試合で大腿骨を骨折し、復活を目指す岡田は2回2失点だった。


