「危険度は非常に高い」森保ジャパンを警戒も、バーレーンメディアが日本の弱点を指摘!「スペースが与えられないと…」

 

敵地でバーレーンと激突

初戦の中国戦は7-0と大勝した日本。(C)SOCCER DIGEST

 現地時間9月10日に開催される北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第2節で、森保一監督が率いる日本代表は敵地でバーレーンと対戦する。 【画像】キュートな新ユニ姿を披露!日本代表戦中継に華を添えた影山優佳を特集!  日本は5日に埼玉スタジアム2002で行なわれた第1節の中国戦で7-0と圧勝し、好スタートを切った。一方のバーレーンも、同日に敵地で格上のオーストラリアに1-0で勝利しており、勢いに乗っている。  そんなバーレーンのメディア『Malabkom』は、日本について「彼らの特長は、狭いエリアでのワンタッチ、2タッチのプレー、守備から攻撃への素早い切り替え、オフ・ザ・ボールでのポジション交換で相手のスペースを見つけること。その危険度は非常に高い」と分析する。  一方で、「日本はスペースが与えられないと攻撃を正しい形で行なうことが難しくなる」と弱点を指摘し、母国チームが勝つための戦い方を以下のように提案した。 「我々の勝利のためには、中盤のスペースを消して、相手のセンターバックにプレスをかけ、パスを出させないようにするのは作戦の一つだ。また、守備的に戦うだけでなく、攻撃で相手を驚かせ、チャンスを活かしてゴールに結びつける勇気が必要だ。そして、全選手の精神面が100パーセントでなければならない」  対策を講じる相手に森保ジャパンはどう立ち向かうか。バーレーン戦は日本時間で11日の1時にキックオフ予定だ。

 

 

 

 

「ベンチに凄まじい能力を持った選手がいる」堂安律が誇る日本代表の恐るべき“選手層”「対戦相手も、記者の人も絞れない(笑)」【現地発】

 

「記者さんが予想を当ててください(笑)」

森保ジャパンの選手層について語った堂安。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

 日本代表は、北中米ワールドカップ・アジア最終予選第1節の中国戦に7-0で圧勝した。両ウイングバックに堂安律三笘薫というアタッカーを配する攻撃的な3-4-2-1が機能。2シャドーの久保建英南野拓実も躍動した。 【PHOTO】キュートな新ユニ姿を披露!日本代表戦中継に華を添えた影山優佳を特集!  また、ウイングバックで途中出場した伊東純也が1ゴール・2アシスト、前田大然も1ゴールと交代選手も活躍。鎌田大地や中村敬斗らが出番なしで、旗手怜央がベンチからも外れるほどの層の厚さを見せつけた。  右ウイングバックを務めた堂安は、10日の敵地でのバーレーン戦では伊東の右ウイングバック先発が有力視されているため、2シャドーの右で出場する可能性がある。  9日の取材でその点について尋ねると、「どのポジションでも、その2つは自分にできると思っていますし。どこかの記者さんが予想を当ててください(笑)」「それ以上は何も言わないです(笑)」とかわしつつ、日本の陣容についてこう語る。 「それだけ自分たちの選手層が厚いということ。対戦相手も、記者の人も絞れない選手層の厚さになっていますし。この前(中国戦)の選手層、ベンチを見ていても、凄まじい位の能力を持った選手がいるので。森保(一監督)さん自身、今までの日本代表では感じなかった信頼を、ベンチの選手に持っているのかなと思います」  指揮官も頭を悩ませるだろうバーレーン戦のスタメンは、果たしてどうなるか。 取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

 

 

 

 

 

 

 

「相手を走らせる」「負けパターンはミスから失点」酷暑のバーレーン戦、日本代表の勝利のカギとは

 

バーレーン戦に向けて試合会場で練習した日本代表イレブン(カメラ・星野浩司)

 【マナマ(バーレーン)10日=星野 浩司】サッカー日本代表は2026年北中米W杯アジア最終予選第2戦のバーレーン戦(日本時間11日午前1時、バーレーンナショナルスタジアム)に臨む。 【写真】バーレーンで練習を行う日本代表  日本は5日のホーム・中国戦(埼玉)で7―0大勝後、チャーター機で現地入り。日中は最高気温40度に迫る猛暑で、試合開始の午後7時頃でも気温30度超え、湿度70%ほどと蒸し暑さが残る厳しい環境でバーレーンと対戦する。  「酷暑下での戦い方」について、選手はそれぞれ考えを巡らせた。  MF鎌田大地(クリスタルパレス)は「攻守の切り替え」「コンパクトさ」をカギに挙げた。「ボールを奪われてから、どれだけ速く切り替えをしてボールを回収できるか、相手のロングボールに対して、どれだけコンパクトにいられるかもすごく大事になってくる。長い距離を走らないためにもボールを奪われた後、しっかりインテンシティーを出してやっていかないと難しい試合になる。前の選手は特に、90分出ると考えずに、しっかりいい選手がたくさんそろっているので、試合中に最初から全てを出し切るというのが大事かなと思います」  昨季まで中東カタールでプレーしたDF谷口彰悟(シントトロイデン)は「バーレーンの選手もきついと思うけど、試合のやり方は慣れているとは思う。90分間のスタミナの使い方とか経験が生きるので、バーレーンの選手の有利なところにはなると思う。ただ、ベースは走ること、戦うことだし。そのベースで絶対に上回られたくないので、みんな覚悟をもってピッチに立つつもりです」「ボールを持っている時に相手を走らせながら、こっちが休みながら、という時間帯を増やしていけると相手も疲弊して、おのずとこっちのゲームになってくるかなと思う。まずベースのところで負けずに、ボールを持った時にしっかり自分たちの良いポジショニングから良い攻撃を仕掛けていくところを中国戦同様、やっていきたい」  5大会連続の最終予選に臨んでいるDF長友佑都(FC東京)は「ボールをしっかり持つことが必要。ただ、持つだけじゃなく、相手を走らせながら裏をしっかり狙っていくプレーを(コーチの)名波さんも要求している。持つだけじゃない、裏を狙う部分もバランスよくできているんで、継続してやりたい」と強調した。  中国戦で2得点したMF南野拓実(モナコ)は、前回W杯予選を含めた中東などアウェー戦での経験を踏まえた教訓がある。「中東とか暑い地域で芝生がすごく深くて、そういう環境が変わるとミスは自然と多くなってくるのでそういうところに気をつけたい。経験的に、こういう時の負けパターンは自分たちのミスから失点してという、0―0で焦って最後に(失点)というのは前の最終予選でもあった。そういう部分だと思う」  過酷なアウェーに加え、初戦で強豪オーストラリアに勝利したバーレーンは勢いと自信を持って日本に挑んでくる。森保監督は「完全アウェーの難しい戦いになるが、我々が持っている力を最大限に出せるように、勝利を目指して戦いたい」と2連勝がかかる一戦に臨む。