阪神タイガース情報7/22 | NAOのNEWSブログ

NAOのNEWSブログ

初めまして アメーバブログへ引っ越し致しました
ぼくは身体障害者で電動車椅子に乗り、生活しています
いろいろ 記事を載せていきます
どうぞ よろしくお願いします。

阪神・岡田監督、前半戦総括で強気タンカ「こんなの想定内」 広島戦、先発野手全員適時打&得点で爆勝 かろうじて貯金1

 

珍しい大勝で前半戦を締めくくり笑顔の岡田監督(中央)=21日、甲子園球場

阪神は勝率5割で臨んだ21日の広島戦(甲子園)で、ホンマかいな…の先発野手全員適時打&得点で爆勝。前半戦最後の試合で連敗を4で止め、4位ながらなんとか4年連続の貯金ターンを決めた。 【写真】一緒にラーメンを食べる阪神・才木浩人と大竹耕太郎 不振の象徴だった森下、佐藤輝、大山ら主軸もそろい踏みで打ちまくっての勝利に、岡田彰布監督(66)は「負けたら借金? 何回目や。4、5回やろ、(貯金が)ゼロになってから。それやったら…もうちょっと早めに緊張感持てばええのに。(貯金が)あるときに」と苦笑い。 ここまで昨年日本一のナインが軒並み不調で、「岡田監督にとっては想定外の連続。今年の連覇は難しいのでは…」(球団OB)などとささやかれるなか、試合前の前半戦総括では見事なタンカを切ってみせた。 先発で8勝の「才木が一人で頑張ってくれた」と殊勲者に挙げつつ、不満はもちろん野手組に集中。「もう見ての通り。誰ひとりとして満足のいく前半戦じゃなかった。これはもう後半戦に向けて奮起しないと、それは野手全員よ」とダメ出ししたうえで、異例の大混戦にある戦況には不敵にこう言い放ったのだ。 「まあ、でも2月からこんなのは想定してるんで。しのいで、しのいで前半戦ってきたけど、別に自分の心の中では何とも思ってない。はっきり言うて。混戦のおかげというとまずいけど、チームとしては本当にいい状態、時期はなかった。だから勝負どころでは皆が当然わかってると思うので、楽しみは楽しみ」 周囲の不安説をよそに堂々たる反攻宣言ではないか。先日までのナインをこき下ろし、ボヤキまくる言動がウソのよう。根拠は定かでないが、そこは百戦錬磨の岡田監督。タンカの有言実行が楽しみだ。 (岩﨑正範)

 

 

 

 

 

 

 

阪神・杉山健博オーナー、野球人口の減少を危惧

 

オーナー会議に出席した阪神・杉山健博オーナー

プロ野球オーナー会議が22日、東京都内で開催され、阪神・杉山健博オーナー(65)が出席した。 「人口が減少にともなって、野球ファン、あるいは野球に携わる人が減少していることは事実。それに対してどういうようなことをしていかないといけないのか。これはさまざまな策があって、そういうことに関しては非常に大事なことだなと認識しています」。 21日は「打線の調子はよろしくなかったですけれども、そういった状態の中で、諸々の采配を通じてこのポジション(セ・リーグ4位)にいる。監督よく頑張られているな、ということに関して高く評価したい」と前半戦を総括。20日は高橋遥人佐藤蓮川原陸の3投手を育成から支配下登録したが、「現場の意見の声を踏まえて我々の立場からすれば最善を尽くす。一つ7月末というのは決められた期限はありますけど、そういう意味ではそういう補強とかどういうことは常に考えている。私はそう思っていますし、そういうつもりで臨んでいます」と全力のサポートを誓った。

 

 

 

 

 

 

 

【内匠宏幸】大勝に動いた岡田彰布「チーム」を感じた前半戦最終戦

 

22日、大山の左越え2点本塁打をベンチから見守る岡田監督

 夜空には満月。月下の甲子園のマウンドに輪ができていた。それは8回表のことだった。6回裏に6点を刻み、久しぶりの大勝ペースにベンチの監督、岡田彰布が動いた。  3番手の加治屋につないで2死を取ったところで岡田がベンチから出た。スタンドがざわついた。「ここで投手交代?」。右翼後方からリリーフカーに乗って出てきたのはルーキーの石黒だった。  ドラフト1位の下村でも2位の椎葉でもない。今シーズン、阪神の新人が初めて1軍デビューした。それがドラフト5位の投手だった。これにスタンドは即座に反応した。大きな拍手、大きな歓声…。石黒は車を降り、ラインを踏まないように、大回りしてマウンドにやってきた。  待っていたのは先輩野手のやさしい笑顔だった。大山、中野らが石黒を囲む。言葉をかけた。うなずくルーキー。ほほ笑ましい光景だった。  対戦した広島の石原にヒヤッとするファウルを打たれたが、最後はショートゴロに取った。たった1アウトだったが、うれしいプロ初登板になった。  その直前にも岡田らしい起用があった。6回で先発の西勇を降ろし、7回のマウンドに富田を上げた。富田といえば前日(20日)の試合、リリーフで四球からバント処理をミスして敗戦の原因を作った。悪いイメージを早く払っておきたい。そのために楽な展開になったところで、岡田は富田を「連投」させた。  こういった起用法をこれまで、したくてもできなかった。とにかく今シーズン、阪神のゲームに「大勝」「大敗」はほとんどなかった。勝つにしろ負けるにしろ、いつも僅差のせめぎあい。ホッと息つける展開がないから、投手の起用は限定的なものになっていた。  「ウチには敗戦処理の投手はいない」。岡田はそう言っていた。ブルペンの強さを示すコメントだったが、長いシーズン、時に起きる大勝、大敗のゲームがあってこそ、新たな戦力を試すことができる。そういうことの積み重ねで長丁場を乗り切る。だから1試合も無駄にはできない。  先に書いたようにルーキーを見守る先輩たちのやさしいまなざしは本当に印象的だったし、そこに「チーム」を感じた。こういうことも岡田の狙いの中にあった。  「ストレス? そらたまってるわ」と苦笑いしていた。そんなヒリヒリする毎日の中で訪れた安心安全のひと夜。これで区切りを迎えた。ルーキーを使い、やられた投手をすぐさまマウンドに送り、久しぶりの快勝で貯金1で勝負の後半戦に挑むことになった。  思えば1985年、当時の監督、吉田義男が優勝のポイントになったゲームを球宴前の最後の勝ちと振り返っていた。勝てば3ゲーム差、負ければ5ゲーム差のゲームを取った。「あの勝ちでいける! となった」。吉田の述懐のように、今年も勝って首位とのゲーム差は3・5のままにした。「あの7・21の勝ちがあったから…」と思い返せる1勝になるかもしれない。【内匠宏幸】(敬称略)(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「岡田の野球よ」)