7月 18日 U-23代表親善試合 U-23フランス 対 U-23日本 戦 試合結果
U-23代表親善試合
7/17(水)28:05
スタッド マイヨール
U-23フランス
1 | 0 | 前半 | 1 | 1 |
1 | 後半 | 0 |
試合終了
戦評
開催国フランスとの一戦は、押し込まれる時間が長かったものの、1-1の引き分けに終わった。 このレベルの強度を本大会前に体感できた意義は大きい。前半の立ち上がり、ならびに最終ラインを大きく入れ替えた後半の頭もフランスに圧倒されてしまい、後半は同点ゴールも献上してしまった。だが、時間がたつごとに日本の守備陣は適応し、押し込まれた場面でも粘り強く対応。瀬戸際での守りが続いたとはいえ、野澤大志ブランドンと荒木遼太郎を除いた全員が優勝候補のスピード感を味わえたことは「収穫」と言えるはずだ。 だが、攻撃陣は不発。先制点も高い位置のボール奪取から挙げたものであり、試合を通して相手を崩すようなシーンは数えるほどに。シュート数が表す通り、相手ゴールに迫ることや、個で剥がすことも、連係で突破することもほぼ皆無のまま終わってしまった。もちろん相手の能力の高さが影響したことは鑑みなければならないが、これは明確な「課題」と言えるだろう。 「収穫」と「課題」の両方を手にした90分間。これらを1週間後から始まる「本番」で生かすべく、若きサムライブルーはこの世代の集大成としていざ決戦の地へ向かう。
試合経過
U-23フランス | U-23日本 | |
---|---|---|
前半25分 0 - 1 |
藤田 譲瑠チマ | |
カステロ ルケバ | 前半31分 | |
前半40分 | 山本 理仁 | |
エンツォ ミロー マグネス アクリウシェ |
後半0分 | 藤尾 翔太 細谷 真大 木村 誠二 西尾 隆矢 関根 大輝 大畑 歩夢 |
ミカエル オリーズ | 後半2分 1 - 1 |
|
後半17分 | 斉藤 光毅 佐藤 恵允 |
|
後半21分 | 高井 幸大 | |
ジャンフィリップ マテタ アルノー カリムエンド アレクサンドル ラカゼット ラヤン チェルキ ミカエル オリーズ デジレ ドゥエ |
後半28分 | 山本 理仁 川崎 颯太 |
マヌ コネ | 後半33分 | |
後半43分 | 三戸 舜介 佐藤 龍之介 |
チームスタッツ
U-23フランス | U-23日本 | |
---|---|---|
57% | ボール支配率 | 43% |
18 | シュート | 3 |
4 | 枠内シュート | 1 |
- | 走行距離 | - |
- | スプリント | - |
619 (85.3%) | パス(成功率) | 429 (81.1%) |
0 | オフサイド | 0 |
14 | フリーキック | 10 |
3 | コーナーキック | 0 |
0 | ペナルティキック | 0 |
イエローカード
2 レッドカード0 |
警告・退場 | イエローカード
2 レッドカード0 |
フォーメーション
U-23フランス
4-4-2
前半0分
U-23日本
4-1-2-3
-
10
ラカゼット
-
2
ルケバ
-
3
トリュフォー
-
15
バデ
-
5
シルディリア
-
19
コネ
-
7
オリーズ
-
12
ミロー
-
13
ショタール
-
11
マテタ
-
16
レステ
スターティングメンバー
U-23フランス
Pos. | 背番号 | 選手名 | 交代 |
---|---|---|---|
GK | 16 | ギヨーム レステ | |
DF | 2 | カステロ ルケバ | |
3 | アドリエン トリュフォー | ||
5 | キリアン シルディリア | ||
15 | ロイク バデ | ||
MF | 12 | エンツォ ミロー | アウト
後半0分 |
13 | ジョリス ショタール | ||
19 | マヌ コネ | ||
FW | 7 | ミカエル オリーズ | アウト
後半28分 |
10 | アレクサンドル ラカゼット | アウト
後半28分 |
|
11 | ジャンフィリップ マテタ | アウト
後半28分 |
U-23日本
Pos. | 背番号 | 選手名 | 交代 |
---|---|---|---|
GK | 1 | 小久保 玲央ブライアン | |
DF | 2 | 半田 陸 | |
4 | 関根 大輝 | アウト
後半0分 |
|
5 | 木村 誠二 | アウト
後半0分 |
|
15 | 高井 幸大 | ||
MF | 7 | 山本 理仁 | アウト
後半28分 |
8 | 藤田 譲瑠チマ | ||
14 | 三戸 舜介 | アウト
後半43分 |
|
FW | 9 | 藤尾 翔太 | アウト
後半0分 |
10 | 斉藤 光毅 | アウト
後半17分 |
|
17 | 平河 悠 |
ベンチ入り選手
U-23フランス
Pos. | 背番号 | 選手名 | 交代 |
---|---|---|---|
GK | 1 | テオ デペルサン | |
23 | オベド エンカンバディオ | ||
DF | 4 | クリスラン マツィマ | |
14 | ブラッドリー ロッコ | ||
22 | スングトゥ マガッサ | ||
MF | 6 | デジレ ドゥエ | イン
後半28分 |
17 | レスリー ウゴチュク | ||
21 | マグネス アクリウシェ | イン
後半0分 |
|
FW | 9 | アルノー カリムエンド | イン
後半28分 |
18 | ラヤン チェルキ | イン
後半28分 |
U-23日本
Pos. | 背番号 | 選手名 | 交代 |
---|---|---|---|
GK | 12 | 野澤 大志ブランドン | |
23 | 荒木 琉偉 | ||
DF | 3 | 西尾 隆矢 | イン
後半0分 |
16 | 大畑 歩夢 | イン
後半0分 |
|
24 | 塩川 桜道 | ||
25 | 本間 ジャスティン | ||
MF | 6 | 川崎 颯太 | イン
後半28分 |
13 | 荒木 遼太郎 | ||
26 | 佐藤 龍之介 | イン
後半43分 |
|
FW | 11 | 細谷 真大 | イン
後半0分 |
18 | 佐藤 恵允 | イン
後半17分 |
|
27 | 神田 奏真 |
監督
U-23フランス
監督名 |
---|
ティエリ アンリ |
U-23日本
監督名 |
---|
大岩 剛 |
審判情報
主審 | モハンマド ウスマン アスラム | 第4審判 | エリック スティーン カイ |
---|---|---|---|
副審 | ヨルゲン ヴァルスタズベ | VAR | - |
副審 | アルフ オラフ ロスランド | AVAR | - |
スタジアム情報
試合会場 | スタッド マイヨール | ||||
---|---|---|---|---|---|
観客数 | - | 気温 | 24℃ | ||
芝状況 | 全面良芝 | 湿度 | 59% | ||
天候 | 晴れ | 風 | 弱風 |
【U―23】日本が金メダル候補フランスと価値あるドロー 56年ぶりのメダルに準備万全
大岩ジャパンが躍動した。26日開幕のパリ五輪に臨むサッカー男子日本代表は17日(日本時間18日、フランス・トゥーロン)に大会前、最後の親善試合で開催国フランスと対戦し、1―1で引き分けた。キャプテンのMF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)が先制ゴールを決め、後半に追い付かれたものの、金メダル候補を相手に大善戦。1968年メキシコ五輪銅メダル以来56年ぶりとなる表彰台に向けて準備を整えた。 若きイレブンが大きな手応えをつかんだ。日本は序盤から優勝候補に圧倒され、前半16分にはゴール前で相手をフリーにするも、シュートミスでピンチを脱すると、25分にはFW藤尾翔太(町田)がボールを奪取。パスを受けたMF三戸舜介(スパルタ)がヒールでつなぎ、最後は藤田が冷静にゴールネットを揺らして、先制に成功した。 日本は36分にPKを獲得するもビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で直前に日本のファウルがあったとし、取り消しになり、追加点のチャンスを逃した。1―0で迎えた後半2分にMFミカエル・オリーズ(バイエルン・ミュンヘン)に同点弾を許すと、その後に猛攻を受けたものの、なんとかしのぎ、完全アウェーの中で価値あるドローとした。 開催国フランスは名門アーセナル(イングランド)でもプレーしていたFWアルクサンドル・ラカゼット(33=リヨン)らオーバーエージ(24歳以上)選手もそろえる金メダルの有力候補。しかも長期にわたって合宿中のフランスに対し、日本は調整を開始したばかり。終始攻め込まれていたとはいえ、完全アウェーの中で失点1に抑えたことは大きな収穫。イレブンの自信につながったのは間違いない。 フランスメディア「パリジャン」は「オリンピック前にフランスは悔しい引き分け」とし「RMCスポーツ」も「チャンスも多かったものの、勝利することができなかった」と指摘するように親善試合ながらも、格下に勝てなかったことは痛恨の結果といえる。また元スターのティエリ・アンリ監督も「非常に優れたチーム」「日本人はボールをうまく扱う」と日本を高く評価していた。 大岩剛監督は「内容は二の次で。選手たちは昨日着いたのでコンディションを整えるのが第一目的でした」とコメントし、先制点については「ミドルゾーンからのショートカウンターですけど、そういうところは良くできた」と振り返った上で「コンディション面と、我々のやるべきところをもう1回、明確にして、分析した上で1試合目に向かいたい。階段を一歩ずつ上っていきたい」と先を見据えていた。 主将の藤田は「結果的には押し込まれた時間が長い中、負けなかったのはプラスに考えてもいいのかなと思います」とし「しっかりと体を休めて初戦(24日=同25日)のパラグアイ戦に向けて良い準備ができたらいいと思います。優勝を目指してチームのために戦うことができれば結果は見えてくると思います」と力を込めていたが、大岩ジャパンは本番に向けて視界良好のようだ。
「日本に驚かされた」ドローに持ち込んだ大岩Jに対戦国フランスのメディアも驚嘆! 母国代表の出来を不安視「最後の準備で失速」「抑えられた」
「唯一の敵のチャンスで点を与えた」
藤田(6番)の先制点が大きくモノを言った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
現地7月17日に開催された国際親善試合で、大岩剛監督が率いるU-23日本代表はパリ五輪の開催国である強豪のフランスと対戦。1-1で引き分けた。 【厳選ショット】五輪前最後のテストマッチ!藤田のシュートで先制も最終スコアはドローに!|U-23日本代表 1ー1 U-23フランス代表 序盤から劣勢だった日本はしかし25分、MF藤田譲瑠チマのゴ―ルで先制に成功する。47分にマイケル・オリースのゴラッソを叩き込まれて、同点に追いつかれたものの、その後のピンチを凌ぎきった。 この一戦をフランスのメディアはどう見たのか。『L’EQUIPE』紙はこう伝えている。 「オリンピックに出場する1週間前、フランスは後半ははるかに安心できるものであり、勝利の大きなチャンスがあったにもかかわらず、日本に抑えられた。その前に、ブルーズは唯一の敵のチャンスで点を与えていた」 また、『MadeInFOOT』は「最後の準備試合で失速」と報じた。 「ブルーズは日本に先制点を献上し、驚きを与えた。後半は鋭さを増したが、ティエリ・アンリ率いるチームは最後の動きでの精度を欠き、勝利を望むことはできなかった」 『Energie du Foot』も「前半は日本人に驚かされたが、ハーフタイムの後は良い意図を持って戻ってきて、この最後のリハーサルで引き分けた」と評している。 課題が多かった試合と見ているようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
「これだと厳しい...」「個の力では難しいよ」大岩Jのフランス戦1-1ドローに様々な声!「実質負け、でも収穫の多い負け」
「相手のミスに助けられた感ハンパない」
五輪開催国フランスに日本は1-1でドロー。先制しながらも逃げ切れなかった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
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