「財政的限界は続く」バルセロナが移籍金確保のため主力DFクンデを放出か?5クラブが獲得に動く可能性と現地メディアが報じる

【写真:Getty Images】

 財政的な問題を抱えているバルセロナは、今夏に複数の選手を放出する可能性があると多くのメディアが報じている。英メディア『90MIN』は、クラブの主力DFであるジュール・クンデが今夏に移籍金確保のために退団する可能性があると、現地時間8日に報じている。 【画像】バルセロナ最新スタメン&フォーメーション  財政的な問題を抱えているバルセロナは、ロナルド・アラウホハフィーニャなど今季主力として活躍してきた選手たちも売却しなければならない可能性がある。今季主力として活躍していたクンデを売却する理由について、同メディアは次のように指摘していた。 「クンデはバルセロナと2027年夏までの契約を結んでいる。現在彼は25歳であり、仮に彼を売却することが成功すれば、その高額な移籍金によって財政的な原害が続いているクラブに良い影響を与えるはずだ」  データサイト『FBREF』によると、今季クンデはリーグ戦31試合に出場。タックル成功数は34回中21回で、インターセプト24回の回数を合わせるとクラブで3番目に優れた数字を残している。  年間を通じて優れた活躍を見せているクンデに関しては、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、パリ・サンジェルマン・インテル、ニューカッスル・ユナイテッドなどの合計5クラブが獲得に関心を示していると同メディアは伝えていた。

 

 

 

 

 

 

トッテナム、今夏にリシャルリソンやビスマら売却?…指揮官は3ポジションの補強熱望か

 

売却の可能性が報じられた(左)リシャルリソンと(右)ビスマ [写真]=Getty Images

 トッテナムが今夏の移籍市場で最大7選手の売却を検討しているようだ。8日、イギリス紙『タイムズ』が伝えている。  昨年夏に就任したアンジェ・ポステコグルー監督の下、新たなスタートを切ったトッテナム。シーズン最初の10試合を8勝2分の無敗で終えると、その後は浮き沈みを繰り返しながらもここまで勝ち点「60」を獲得。直近の4連敗によりチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は難しくなっているが、ヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の5位につけており、まずまずの新体制初年度を過ごしている。  来たる2024-25シーズンでのさらなる飛躍を期す同クラブは、間近に迫った今夏の移籍市場に向けた準備を進めているとのこと。ポステコグルー監督はセンターバック(CB)、中盤、ストライカーという3つのポジションの補強を熱望しており、クラブ側も獲得候補の選定を進めているようだ。また、補強に先立ち、最大7選手の売却に踏み切る可能性があるという。  この度『タイムズ』が売却候補と報じたのは、ブラジル人DFエメルソン・ロイヤル、デンマーク代表MFピエール・エミール・ホイビュルク、アルゼンチン代表MFジオヴァニ・ロ・チェルソ、イングランド人MFライアン・セセニョン、スペイン代表MFブライアン・ヒル。また、ともに在籍2年目のマリ代表MFイヴ・ビスマ、ブラジル代表FWリシャルリソンについてもオファーの金額次第で今夏の退団を容認する可能性があるという。  昨年夏の移籍市場では多額の資金を投じ、イタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオやオランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェン、イングランド代表MFジェームズ・マディソンら即戦力を獲得したトッテナム。彼らがチームの中心部分を担い、今シーズンのチームを支えていることを考慮すると、今夏の移籍市場でも戦力拡充に乗り出したいところだろう。

 

 

 

 

 

 

惜しくもCL準決勝敗退で今季無冠…それでもバイエルンファンはトゥヘル監督に感謝

 

ファンはトーマス・トゥヘル監督への感謝表明

チャンピオンズリーグ(CL)敗退が決まったバイエルンだが、ファンはトーマス・トゥヘル監督への感謝を示した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 トゥヘル監督は2023年3月にバイエルンの指揮官に就任すると、ブンデスリーガ最終節でドルトムントをかわしてマイスターシャーレを獲得。しかし、今シーズンは昨シーズン超えの勝ち点を得る可能性がある中で、絶好調のレバークーゼンに大差をつけられてしまい、クラブの連覇は「11」でストップすることになった。 バイエルン上層部はこのブンデスリーガでの結果を許さず、すでにレバークーゼンが独走状態だった今年2月にトゥヘル監督の今シーズン限りでの退任を発表。現在は後任探しに奔走しているが、いまだ新指揮官は決まっていない。 こうした中、トゥヘル監督とチームは今シーズン唯一可能性のあったタイトルであるチャンピオンズリーグ(CL)で、ベスト4まで進出。しかし、準決勝では百戦錬磨のレアル・マドリー相手にあと一歩まで迫りながら、2戦合計スコア3-4で敗退となった。 シーズン無冠が決定する形となったが、ファンはここまでのトゥヘル監督の功績に感謝しているようだ。1-2で敗れたCL準決勝2ndレグのマドリー戦後、トゥヘル監督に対してはファンから大きな拍手とチャントが送られたという。 ファンからは続投を希望する署名キャンペーンも行われるトゥヘル監督だが、退任の決定は変わらず。指揮官はブンデスリーガでの残り2試合で指揮を執った後、クラブを去ることになる。