阪神タイガース情報4/22 | NAOのNEWSブログ

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【内匠宏幸】ベンチ組を大事にする岡田彰布「アイツらで十分」植田海、熊谷敬宥の評価

 

24年4月16日、阪神対巨人 7回裏阪神1死二、三塁、三走植田海(右)は代打糸原健斗の右犠飛で生還する

 中日との初戦(4月19日)、試合前の練習を終えたあと、ヘッドコーチの平田勝男が近づいてきた。「いやー、よく粘ったかいがありました。監督が言っていた通り、チームがガラリと変わりましたからね」。長く続いた底の状態を抜けた。ポイントになったのは? こちらの問いに平田は即座に返してきた。「あのゲームです。よく引き分けたから。負けていたら、どうなっていたか。巨人と引き分けたゲーム。あそこからやもんね」。 【写真】熊谷敬宥のスローイングを目を凝らして見る岡田監督  4月16日の巨人戦。それはレギュラーではないエキスパートな選手が、とびきり光った試合だった。走塁のエキスパートの植田が示した「神走塁」。それを生かした代打糸原の犠牲フライ。引き分けに持ち込んだ控え組の働きはベンチに勇気と希望を与えたものだった。  監督の岡田彰布はベンチ組をすごく大事にする。糸原、原口のベテランはもちろん、代走、守備要員の植田、熊谷を高く評価し、かわいくて仕方ないといった風情で接している。  実は開幕前、岡田との会話の中で興味ある話があった。それは植田と熊谷にまつわるもので「アイツら、バッティングもよくなっているんよ。だから代打要員として下(2軍)から誰かを上げるということはないわ。アイツらで十分、代打でいけるんやから」とニコニコしながら明かしていた。  試合前の練習。まだスタンドにファンが入れない時間帯。岡田の姿は二塁ベースの後ろにある。ノックバットを持ち、2カ所のフリー打撃を見つめ、一塁側のバント練習にも視線を注ぐ。内野のノックを確認したら、真後ろの投手陣のアップもチェック。岡田が常に意識する「見る」こと。これがルーティンとなっている。  それがあるから植田、熊谷の打撃の成長ぶりもわかっていた。だから今回、得点力が乏しい状態が続いても2軍からのテコ入れは考えなかった。ここまで点が入らなければ、2軍から状態のいい野手を上げたくなるもの。しかし岡田は動かなかった。それは見ることで得ている選手たちの上昇気配。走塁や守備だけではなく、着実にバッティングでもレベルを上げている植田、熊谷を例に出し、いまのメンバーで十分に戦えると、監督自身が結論を出していた。  レギュラーには時に厳しく、辛辣(しんらつ)な言葉を発するが、控え組に対してはそんなコメントはほとんどない。それはその道の「プロ」と認めているからだ。「レギュラーだけで勝てれば、楽なもんよ。でも、そう簡単なもんやない。貴重な控えがいてこそのチームなわけ。そこが強ければ、チームは勝てる」。  勝負どころでの代打、代走。逃げ切りへの守備固め。これらの起用法が岡田采配のキモになる。もちろん投手陣の継投もその中に含まれる。駒使いでは絶対的な自信を持つ。岡田ならではの戦術は、彼ら控え組がいてこそ。「あの植田の走塁からです」と平田が挙げたターニングポイント。植田、熊谷に代表されるように、岡田はいつも彼らを気にかけている。【内匠宏幸】(敬称略)

 

 

 

 

 

今季初の首位浮上、岡田阪神「巨人に感謝」のナゼ…球団OBが挙げるターニングポイント 佐藤輝明が千金の3号3ラン

 

雨脚が強まる中で値千金の先制3ランを放った佐藤輝を迎える岡田監督(左下)=21日、甲子園球場

阪神が21日の中日戦(甲子園)で怒濤の6連勝(1引き分け含む)。今季初めて昨年慣れ親しんだ首位の座に浮上し、球団OBからは「巨人に感謝」との声が上がっている。 【写真】阪神・佐藤輝明が練習で使用する〝レインボーバット〟 悪天候の中で6回に佐藤輝明内野手(25)に千金の3号3ランが飛び出し、直後の7回表で降雨コールド勝ち。今季の甲子園初アーチを殊勲打で決め、佐藤輝は「(雨で)先に点を取りたいというのがあった。投手が頑張ってるんで、野手が打っていけば勝っていけると思う」と胸を張った。 それにしても、変われば変わるものだ。1週間前には首位だった中日に最大4ゲーム差をつけられ、球団ワーストの10戦連続2得点以下…とチームは不振を極めたが、その象徴だった4番大山が復調し始めてから一気に〝日本一打線〟が復活。岡田彰布監督(66)は首位浮上を「まだ21試合、7カード目やから全然よ、それは」といなしつつ、「(低迷しても)投手がしのいで頑張って、ある程度五分でいけたのが大きい」と、昨年と変わらず頼れる強力投手陣を称えた。 ようやくエンジンがかかり始めたが、球団OBが「あそこからいい流れがウチにきた感じ」とターニングポイントに挙げるのが、16日の巨人との3連戦初戦(甲子園)。延長10回表降雨コールドで1―1の引き分けに持ち込んだが、「あのまま延長ならやられてたかもしれない。その後の2、3戦目と点が取れない中でも勝てたことで、選手が去年の戦い方を思い出せたと思う。巨人に勝てば盛り上がるし、目覚めさせてくれたのは巨人のおかげ」と感謝する。このまま昨年のように快進撃といけるか。 (岩﨑正範)

 

 

 

 

 

 

 

【阪神】中野拓夢「変な感じ」高校時代目標の甲子園がホームに「100周年に連覇できたら一番」

 

阪神中野拓夢(2024年4月18日撮影)

 甲子園球場は今年8月1日に開場100周年を迎える。きょう23日は節目の記念日の100日前。07年から同球場の大規模リニューアル工事に携わり、第26代球場長も歴任して今年から阪神球団社長を務める粟井一夫氏(59)に甲子園への思いを聞いた。また、日大山形2年次の13年夏の甲子園で県勢初の4強進出に貢献し、阪神選手会長を務める中野拓夢内野手(27)が、節目の年にかける決意を明かした。     ◇   ◇   ◇  17歳で初めて足を踏み入れた甲子園は輝いていた。中野もかつてはテレビで見る聖地に憧れを抱いていた野球少年。夏の甲子園に県内最多出場回数を誇る日大山形への進学を決意した。「甲子園でプレーしたい気持ちを常に持って、毎日練習に励んでいました」。2年夏に山形大会を制し、正二塁手として甲子園に出場。優勝経験校を3戦連続撃破して県勢初の4強入り。歴史を塗り替えた。「出られたうれしさと、歓声がすごいなというのを改めて感じた。夢のような舞台でできたと思ってます」。灼熱(しゃくねつ)のグラウンドでの大歓声が今も耳に残る。  その後、大学と社会人を経て20年ドラフト6位で阪神に入団。「目標の地」から「ホーム」になり、新たな感情が生まれた。「変な感じというか、プロ入ってすぐは全然慣れなくて。ここでずっと練習してるんだっていう感覚はありました」と振り返る。  タテジマのユニホームに袖を通し「魔物」も知った。天候などによってグラウンドコンディションが変わる屋外球場。さらに、内野は全面土で、堅さも日によって異なる。「打球の跳ね方であったり、ノックを受けて、その日の土の状態を感じなきゃいけない。そこは難しいなと思います」。それでも遊撃から二塁手に転向した23年にゴールデングラブ賞を初受賞。経験と練習で魔物も味方に付け、甲子園のグラウンドに欠かせない存在となった。  100周年の記念の年に選手会長に就任した。球団史上初のセ・リーグ連覇もかかる。「甲子園100周年という記念の年に連覇できたら一番最高な年になると思いますし、チームとしてはもうそこだけを考えてやりたい」。目標へと真っすぐに突き進む場所。それが甲子園だった。【村松万里子