阪神・大山悠輔が3試合連続欠場「やれることをやって、しっかりと準備するだけ」森下翔太、近本光司と3人は開幕へ万全を期して24日も欠場へ

試合前、フリー打撃を行う阪神・大山(撮影・安部光翁)

阪神・大山悠輔内野手(29)、森下翔太外野手(23)、近本光司外野手(29)が23日、オリックスとのオープン戦(京セラ)を欠場した。 下半身の張りを抱える大山は3試合連続の欠場となったが、試合前の打撃練習には参加。「やれることをやって、しっかりと準備するだけです」と語った。右足の負傷で2試合連続欠場となった森下はこの日は打撃、守備練習を行い「大丈夫です。全然問題なくいける」とコメントした。22日のオリックス戦(京セラ)に「1番・中堅」で出場し3打数1安打だった近本は、20日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来の欠場となり、この日は打撃、守備練習を行わなかった。 3選手について岡田監督は「あした(24日)も無理させへんよ。もう(開幕戦の)29日に万全で行ったらええんやから」と説明した。

 

 

 

 

 

 

【阪神】岡田監督も上機嫌で久々のドヤ顔「そういうこっちゃ」 DHなしで強敵オリックスに完勝

 

試合後も納得の表情の阪神・岡田監督(手前)

 阪神は23日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に4―2で快勝。ここまで2勝13敗1分けと苦しい戦いをオープン戦で強いられてきた猛虎だが、この日は昨季のチャンピオンチームの名に恥じぬ横綱相撲を披露。試合後の岡田彰布監督(66)も上機嫌そのものだった。  調整遅れが懸念されていた先発・大竹は身上とする抜群の制球力を取り戻し、5回4安打1四球1失点と文句なしの快投を披露。開幕ローテの座を確実にした。オリックス打線の6安打に対し、阪神は5安打しかマークできなかったが、相手投手の不用意な四球や敵失に容赦なく付け入るしぶとい攻撃で、相手を上回る4得点。守備面でも失策0と、最後まで引き締まった姿をみせた。  この日はオープン戦で初めて指名打者を使わず、9番に投手を入れる〝完全本番モード〟でスタメンを組んだ。岡田監督も「久しぶりにサイン出したからや。(打線に)ピッチャーを入れたほうが(作戦が)いける。そういうこっちゃ」。ナイン一人ひとりがそれぞれの〝役割〟を全うした一戦に、ドヤ顔で充実感を漂わせた。  近本、大山、森下らの主力野手はゲームに出場しなかったが「そんなん(開幕の)29日に万全でいったらええんやから。体調を整えて万全でシーズンに入ったらええんやから」と、あくまでも休養の意味合いであったことを強調。シーズン本番を目前にし、チーム全体が確実に調子を上げつつあることを印象付けた。

 

 

 

 

 

 

【阪神】門別啓人は開幕カードでブルペン待機も 岡田監督が帯同明言「準備したい」本人前向き

 

オリックス対阪神 6回、2番手で登板した阪神門別(撮影・藤尾明華)

オープン戦:阪神4-2オリックス>◇23日◇京セラドーム大阪  阪神門別啓人投手が「秘密兵器」になるかもしれない。雨天中止の2軍戦から急きょ変更で、2回を1失点だった。  大竹の開幕2戦目が当確となり、門別は従来通り「ローテ7番手」の位置づけ。一方、岡田監督は開幕カード巨人戦の同行を明言。開幕当初はロングリリーフ要員でベンチ入りの可能性が出てきた。「中継ぎでもでも抑えでも投げ切れると思っているので、いつ言われても投げられるように準備したい」と前向きだ。