アズムンがローマに完全移籍へ…保有元レバークーゼンは買取OP値引きも容認

ローマのイラン代表FWサルダール・アズムン

イラン代表FWサルダール・アズムン(29)がローマへ完全移籍する見通しだ。 メフディ・タレミ(ポルト)と並ぶイラン代表の2枚看板、サルダール・アズムン。代表通算81試合52得点を誇り、クラブキャリアではゼニト時代にロシア国内トップFWに。レバークーゼンへの移籍で失速し、今季はローマへと貸し出されている。 キャリア初となるセリエAではここまで17試合2得点。途中出場が多く、数字を残せていないが、イタリア『カルチョメルカート』いわく、ジョゼ・モウリーニョ前監督もダニエレ・デ・ロッシ現監督もアズムンの特性を高く評価。フィジカルや献身性といった部分だ。 どうやら保有元レバークーゼンはアズムンを構想に含めておらず、アズムン本人もローマへの完全移籍を希望。買い取りオプションは1200万ユーロ(約19億7000万円)だが、先方は800万~900万ユーロ(約13億1000万~14億8000万円)で売却に応じるとみられている。 なお、アズムン以外にも複数のローンプレーヤーを抱えるローマ。ベルギー代表FWロメル・ルカク(30)の買い取りにはチャンピオンズリーグ(CL)出場権確保が必須、元ポルトガル代表MFレナト・サンチェス(26)は退団、U-19オランダ代表DFディーン・ハイセン(18)も退団するとのことだ。

 

 

 

 

 

 

 

アーセナルを待ち受ける“地獄の6週間” 乗り越えなければならないスケジュールの壁

 

真のトップクラブなら避けて通れぬ

サカにも疲労が蓄積するなか、超過密な日程を迎える photo/Getty Images

4月1日(日本時間)にマンチェスター・シティとの大一番を控えるアーセナル。現在はインターナショナルマッチウィークでどのクラブの試合も行われないが、アーセナルはチェルシーとの一戦がFAカップ開催の影響で延期になったため、3月13日のポルト戦から実戦を行っていない。約半月のブレイクができており、そのぶんシーズンの大詰めに多数の試合をこなさなくてはならなくなっている。 のんびりした3月から一転、アーセナルはシティ戦以降、めまぐるしいスケジュールに追われることになる。シティ戦の3日後にはルートン・タウン戦、そしてその3日後の週末にはブライトンへの遠征。そして次の週に待ち受けるのはCL準々決勝バイエルン・ミュンヘン戦で、その週末には年末に不覚をとったアストン・ヴィラ戦が控える。 さらに4月18日にバイエルン戦の2ndレグがあり、その週末はウルブズのホームへ遠征する。現状のスケジュールでは次は4月27日のトッテナムとのノースロンドンダービーとなり1週間空いているが、延期されたチェルシー戦がここに挟まる可能性が高く、またも週2で試合を行うことになる。 もしドイツ王者を退けてCL準決勝に進んだ場合、5月7日のボーンマス戦に前後してマンチェスター・シティもしくはレアル・マドリードと戦うことになり、2ndレグのあとにはオールド・トラッフォードへの遠征が待ち受けている。ここでようやく、プレミアリーグ最後の試合となるエヴァートン戦を前に1週間の通常のブレイクがとれる。常にミッドウィークに試合が挟まれ、しかも強敵ばかりのこの6週間を、アーセナルは戦い抜かなければならないわけだ。 軽度と見られているとはいえ、DFガブリエウ・マガリャンイス、FWブカヨ・サカといった主力に負傷が出始めているのは懸念材料で、昨季は主力に疲労が蓄積したことも失速の一因だった。しかし、CLなどのカップ戦を勝ち残ったビッグクラブがシーズンの終わりに多忙になるのは仕方のない面があり、アーセナルがヨーロッパの真のトップクラスに戻ったのだと証明するためには乗り越えなければならない壁だといえる。 ここでまた失速するのか、それともこの地獄のスケジュールを戦い抜き、結果を出せるのか。アーセナルの真価がこれから問われることになる。

構成/ザ・ワールド編集部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「彼の動きを十分に見ていない」古橋亨梧の得点減少はサポート不足が原因?セルティックOBが苦言「キョウゴは常にエクセレントだ」

 

公式戦4試合ぶりの先発

セント・ジョンストン戦でヘディングシュートを叩き込んだ古橋。(C)Getty Images

 セルティック古橋亨梧が今季、ブレンダン・ロジャーズ新監督の下で苦しんできたのは周知のとおりだ。ただ、復調の兆しも見えつつあるなか、クラブのOBは絶対的な信頼を強調している。 【動画】巧みな駆け引きからヘッドで先制弾!古橋亨梧のリーグ戦10点目  アンジェ・ポステコグルー前監督が率いた過去2シーズンで得点を量産し、昨季は得点王と年間最優秀選手にも輝いた古橋。だが、ロジャーズ体制になり、役割が変わったことも影響したか、今季は公式戦40試合出場で15得点という数字だ。  ネットを揺らしてきたことは変わらないが、過去2シーズンの勢いがないだけに、古橋のパフォーマンスは議論の的となってきた。1月にアダム・アイダが加入し、すぐに得点をあげたことで、リーグ戦で先発落ちしたこともある。  それでも、3月10日のスコティッシュカップ準々決勝リビングストン戦で得点をあげた古橋は、16日のスコティッシュ・プレミアシップ第30節のセント・ジョンストン戦でも1得点、1アシストを記録。エースが復活しつつあると見られている。  OBフランク・マカベニーは、『Football Insider』で「キョウゴは絶対にすべての試合に出るべきだ。私にとって、彼はセルティック、そしてスコットランドのベストストライカーだ」と話した。 「マット・オライリーとパウロ・ベルナルドのことは変わらず不満だ。MFがゴールに背を向けていてはいけない。混雑しすぎるからだ。だが、週末(セント・ジョンストン戦)はそういうことがなかった。素晴らしかった。キョウゴの動きは常にエクセレントだった。だが、自分もストライカーだったから、私はチームメイトが彼の動きを十分に見ていないと思うがね」  古橋の抜群の動きをチームが生かせていないとの見方は以前からある。マカベニーは、古橋自身よりも周囲の奮起を望んでいるようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部