1月 31日 アジアカップ 決勝T ラウンド16 バーレーン 対 日本 戦 試合結果
アジアカップ ラウンド16
1/31(水)20:30
アルトゥマーマ スタジアム
バーレーン
1 | 0 | 前半 | 1 | 3 |
1 | 後半 | 2 |
試合終了
動画
戦評
序盤の日本は、バーレーンのアブドゥラ・ユスフをターゲットにしたロングボールに若干の戸惑いを見せるも、最終ラインが落ち着いて対応し、次第に保持から好機をうかがう時間を増やす。特に毎熊晟矢は、変幻自在に立ち位置を変える攻撃参加で相手をかく乱すると、その毎熊を起点に先制に成功。これによって少し余裕が生まれたか、中央で構えるような守備を講じながら手堅く試合を進めていく。 後半は開始早々に追加点を挙げ、さらには上田綺世の2戦連発となるゴールで相手を突き放す。課題とされていた球際の攻防でも相手に引けを取らず、三笘薫が待望の復帰を果たすなど、ポジティブな発見が見られた試合であった。 一方で、失点シーンに見られるように、セットプレーというもう1つの課題が再び顕在化。今日は一時的なものとはいえ、自ら試合を難しくしてしまったのは事実であり、その要因となったゴール前での守り方をどこまで整理できるかが今後のカギを握りそうだ。 「成長」と「課題」の両方がスコアに表れたが、まずは準々決勝へコマを進められたことが大事。ここからは過密日程での連戦となるが、「サムライブルー」はどこまで進化を遂げ、歩みを進められるだろうか。
試合経過
バーレーン | 日本 | |
---|---|---|
前半31分 0 - 1 |
堂安 律 | |
前半36分 | 旗手 怜央 守田 英正 |
|
後半4分 0 - 2 |
久保 建英 | |
アブドゥラ ユスフ | 後半7分 | |
後半12分 | 毎熊 晟矢 | |
オウンゴール モハメド マルフーン マフディ アルフマイダン |
後半19分 1 - 2 |
|
後半23分 | 久保 建英 南野 拓実 中村 敬斗 三笘 薫 |
|
後半27分 1 - 3 |
上田 綺世 | |
モハメド アルハルダン モーゼス アテデ コマイル アルアスワド アブドゥラー アルハシャシュ |
後半32分 | |
ワリード アルハヤム | 後半34分 | |
後半35分 | 堂安 律 町田 浩樹 上田 綺世 浅野 拓磨 |
|
ハッザ アリ アブドゥラ アルハラシ ジャシム アルシャイフ ヤシム へライフ |
後半47分 |
チームスタッツ
バーレーン | 日本 | |
---|---|---|
47% | ボール支配率 | 53% |
7 | シュート | 14 |
2 | 枠内シュート | 5 |
- | 走行距離 | - |
- | スプリント | - |
443 (74%) | パス(成功率) | 524 (80.3%) |
3 | オフサイド | 3 |
17 | フリーキック | 8 |
1 | コーナーキック | 7 |
0 | ペナルティキック | 0 |
イエローカード
2 レッドカード0 |
警告・退場 | イエローカード
1 レッドカード0 |
フォーメーション
バーレーン
4-1-2-3
前半0分
日本
4-1-2-3
-
3
アルハヤム
-
22
ルトファラ
-
9
ユスフ
-
8
マルフーン
-
6
アルハルダン
-
4
バケル
-
7
マダン
-
15
アルシャイフ
-
10
アルアスワド
-
19
アリ
-
18
アデル
スターティングメンバー
バーレーン
Pos. | 背番号 | 選手名 | 交代 |
---|---|---|---|
GK | 22 | エブラヒム ルトファラ | |
DF | 3 | ワリード アルハヤム | |
4 | サイード バケル | ||
18 | モハメド アデル | ||
19 | ハッザ アリ | アウト
後半47分 |
|
MF | 6 | モハメド アルハルダン | アウト
後半32分 |
7 | アリ マダン | ||
8 | モハメド マルフーン | アウト
後半19分 |
|
10 | コマイル アルアスワド | アウト
後半32分 |
|
15 | ジャシム アルシャイフ | アウト
後半47分 |
|
FW | 9 | アブドゥラ ユスフ |
日本
Pos. | 背番号 | 選手名 | 交代 |
---|---|---|---|
GK | 23 | 鈴木 彩艶 | |
DF | 4 | 板倉 滉 | |
16 | 毎熊 晟矢 | ||
19 | 中山 雄太 | ||
22 | 冨安 健洋 | ||
MF | 6 | 遠藤 航 | |
10 | 堂安 律 | アウト
後半35分 |
|
13 | 中村 敬斗 | アウト
後半23分 |
|
17 | 旗手 怜央 | アウト
前半36分 |
|
20 | 久保 建英 | アウト
後半23分 |
|
FW | 9 | 上田 綺世 | アウト
後半35分 |
ベンチ入り選手
バーレーン
Pos. | 背番号 | 選手名 | 交代 |
---|---|---|---|
GK | 21 | サイード ジャーファル | |
DF | 17 | サレム フセイン | |
23 | アブドゥラ アルハラシ | イン
後半47分 |
|
26 | フセイン アルエケル | ||
MF | 5 | モハメド アブドゥルワハブ | |
12 | アリ ハサン | ||
13 | モーゼス アテデ | イン
後半32分 |
|
16 | モハンメド アブドゥルカユーム | ||
20 | マフディ アルフマイダン | イン
後半19分 |
|
24 | ヤシム へライフ | イン
後半47分 |
|
25 | イブラヒム アルワリ | ||
FW | 14 | アブドゥラー アルハシャシュ | イン
後半32分 |
日本
Pos. | 背番号 | 選手名 | 交代 |
---|---|---|---|
GK | 1 | 前川 黛也 | |
DF | 2 | 菅原 由勢 | |
3 | 谷口 彰悟 | ||
15 | 町田 浩樹 | イン
後半35分 |
|
21 | 伊藤 洋輝 | ||
MF | 5 | 守田 英正 | イン
前半36分 |
7 | 三笘 薫 | イン
後半23分 |
|
8 | 南野 拓実 | イン
後半23分 |
|
14 | 伊東 純也 | ||
26 | 佐野 海舟 | ||
FW | 18 | 浅野 拓磨 | イン
後半35分 |
25 | 前田 大然 |
監督
バーレーン
監督名 |
---|
フアン アントニオ ピッツィ |
日本
監督名 |
---|
森保 一 |
審判情報
主審 | アハマド アルアリ | 第4審判 | モハナド サレー |
---|---|---|---|
副審 | アブドゥルハディ アルアネジ | VAR | モハンメド アブドゥラ ハッサン |
副審 | アフマド アッバス | AVAR | アデル ハミス アルナク |
【速報】堂安律、久保建英、上田綺世のゴールで日本がバーレーンに勝利。準々決勝へ駒を進める|AFCアジアカップカタール2023
【サッカー日本代表・ニュース】日本代表は31日、AFCアジアカップカタール2023の決勝トーナメント1回戦でバーレーン代表と対戦。堂安律のゴールを皮切りに3点を奪った日本が、バーレーンを破り準々決勝進出を決めた。 ●【動画】「試合を変えられる貴重な存在では?」 三笘について聞かれた森保監督がまさかの……!?
日本は快勝を収めたインドネシア戦から先発を1枚変更。GKには鈴木彩艶を起用し、最終ラインは右から毎熊晟矢、板倉滉、冨安健洋、中山雄太の4人を並べた。ダブルボランチには遠藤航と旗手怜央を据え、2列目は右から堂安律、久保建英、中村敬斗と並び、最前線には上田綺世が入った。 試合は立ち上がりこそバーレーンの勢いに押される時間もあったが、20分も過ぎると日本は相手の戦い方に対応。ボールを保持する時間が長くなり、敵陣に侵入して攻撃を仕掛ける回数が増えていった。 すると、前半32分に試合が動く。相手を押し込んだ状態で左サイドから組み立てると、中央のフリーのスペースに飛び込んできた毎熊がボールを受けるとすぐさま思い切りのいいミドルシュートを放つ。これは左ポストに阻まれたが、跳ね返ったボールを堂安律が押し込み、日本が大きな先制点を手にすることになった。 その後、旗手が負傷交代するアクシデントもあった中で、追加点こそ奪えなかったがうまくゲームをコントロール。前半を1-0で折り返した。 後半に入りもう一度、前に出る日本は、立ち上がり早々に追加点を奪う。49分、左サイドの高い位置で久保がプレスバックしてボールを奪取すると、持ち運んで中央にパス。これが相手のクリアミスを誘い、再び久保にボールが流れてくると、冷静に左足で流し込んでリードを広げた。 ただ、後がなくなったバーレーンも反撃。63分、左サイドのCKをファーサイドでサイード・バケルがヘディングシュート。これは一度、鈴木が弾くが、ルーズボールを処理しようとした際に上田と交錯してオウンゴールで失点してしまった。 またしても難しい展開になってしまうのか。そう思われた72分、試合を決定づけるゴールが決まる。毎熊のパスを受けた上田がドリブルでPA内に侵入。最後は低弾道の強烈なシュートを沈め、大きな3点目を奪うことに成功した。 終盤には町田浩樹を入れて3バックのシステムに変更した日本は、バーレーンのさらなる反撃を許さず。このまま試合を締めた括った日本が3-1で勝利し、準々決勝へと駒を進めている。
日本がアジア杯ベスト8進出! 16強でバーレーン3-1撃破、イラン対シリアの勝者と対戦へ
決勝トーナメント1回戦でバーレーンと対戦 堂安、久保、上田がゴール
日本代表はアジアの代表チームナンバーワンを決めるアジアカップで1月31日の決勝トーナメント1回戦でバーレーンと対戦。MF久保建英の大会初ゴールが生まれるなど、3-1の勝利を収めた。 【動画】「エグすぎる」 堂安律、久保建英、上田綺世が決めた全3ゴールの瞬間 日本はグループリーグD組で2戦目にイラクを相手に不覚を取って2勝1敗の2位通過。韓国などが入って大混戦になったE組を逆転首位で突破したバーレーンと準々決勝の切符を争った。森保一監督はGKに鈴木彩艶を継続起用。最終ラインにはDF板倉滉が戻り、アタッカー陣では左サイドにMF中村敬斗を配置して右にMF堂安律、中央にMF久保建英が入った。そして最前線にFW上田綺世が構えた。 立ち上がりはバーレーンにアフター気味のチャージが多く、日本の選手へのダメージが心配されるようなプレーが見られたが、徐々に試合が落ち着いた。そして、日本が押し込んで敵陣でゲームを進める時間が長くなっていった。そうしたなかで前半25分過ぎ、バーレーンはGKイブラヒム・ルトファラーが右のハムストリングを痛めピッチに座り込んだ。メディカルスタッフが入っての処置でプレーには戻ったが、不安要素になった。 互いにシュートの少ない試合展開のなかで前半31分、日本は右サイドバックのDF毎熊晟矢が中央でボールを受けると右足で弾丸ミドル。ゴールポストに当たって跳ね返ったところに反応したMF堂安律が蹴り込んで、日本が待望の先制点を奪った。しかし直後にダブルボランチの一角に入っていたMF旗手怜央が右ふくらはぎを押さえて座り込んでしまう。このままプレー続行不可能となりピッチをあとにして、前半36分にMF守田英正が投入された。 アクシデントは起こったものの、日本はこのまま1-0のリードを維持してハーフタイムに入った。選手交代なく始まった後半3分、ゴール前で上田と堂安の連携が合わなかったが、相手選手がクリアしたボールがゴール前の久保のもとへ。当初はオフサイドフラッグが上げられたものの、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入でオンフィールドレビューが行われ、ゴールに判定変更。日本が貴重な追加点を挙げた。 日本はその後もゴール前のコンビネーションから中村が追加点と思われた場面もあったが、オフサイドの判定でゴールならず。逆に後半19分、バーレーンの左コーナーキックから相手にヘディングシュートを許すと、GK鈴木彩艶が反応して頭上に弾く。もう一度キャッチにいく鈴木とクリアしようとしたFW上田綺世が重なってしまい、こぼれたボールはゴール内へ。記録は鈴木のオウンゴールになった。森保監督は後半23分に、今大会初出場となるMF三笘薫とMF南野拓実をピッチに送り込んだ。 嫌な空気が漂ったなかで後半27分、毎熊からのパスを受けた上田がドリブルで相手の包囲網を突破。GKの股下を抜く強烈な一撃を決め、失点に絡んだ上田が再び2点差にするゴールを決めた。そして、森保監督はラスト10分で3バックに変更。このまま2点リードを維持して試合を締め括り、準々決勝への進出を決めた。対戦相手は、この後の時間帯に行われるイランとシリアの勝者になる。
難敵を危なげなく撃破! 地力を見せた森保Jに韓国メディアも脱帽「無難なベスト8。優勝候補のプライドを回復させた」
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中東の難敵に危なげない試合展開を見せた。現地時間1月31日、サッカーのアジアカップの決勝トーナメント1回戦がカタールの首都ドーハで行われ、日本代表は3-1でバーレーン代表に完勝。これ以上にない形でベスト8に駒を進めた。 【動画】最後まで諦めずにねじ込んだ! 久保建英の値千金のゴールをチェック 波状攻撃が中東の“赤い悪魔”を打ち破った。序盤に一進一退の攻防が続いたなかで、31分に堂安律のゴールで先手を取った日本は、49分に久保建英が今大会初ゴールをゲット。64分にCKから味方との連携を誤ったGK鈴木彩艶のオウンゴールで1点差とされたが、この日の勢いは止まらない。バーレーンがパワープレー気味の攻撃に出始め、オープンな展開となり始めた72分に上田綺世が単独突破から相手GKの股下を射抜く強烈な一撃を沈め、試合の趨勢を定めた。 局面での守備にやや課題は残した。それでも怒涛の3ゴールでバーレーンを退け、地力の強さを見せつけた森保ジャパンには、隣国メディアも脱帽する。 韓国の日刊紙『朝鮮日報』が「日本はバーレーンに寛大なる勝利を挙げた」と激賞すれば、同国のニュースサイト『OSEN』も「無難にベスト8進出を決めた日本は“優勝候補”としてのプライドを少し回復させた」と指摘。警戒網を潜り抜けたサムライブルーの危なげない試合運びを称賛した。 なお、バーレーンを退けた日本は、現地時間2月1日にイラン代表対シリア代表の勝者とベスト4進出を懸けて対戦する。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]