日本代表、イラク戦に向けて前日練習を実施。カタール入り後初めて全員でトレーニングをスタート【アジア杯】

 

冒頭の約20分間が公開

前日練習で汗を流す日本代表の選手たち。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

 日本代表は1月18日、翌日に控えたアジアカップ・グループステージ第2節のイラク戦に向けて、前日練習を実施。冒頭の約20分間が公開された。 【アジア杯PHOTO】ついに全体練習に一部合流した三笘薫を特集!  この日は26人のメンバー全員が練習に参加。公開された部分では別メニューの選手は不在で、カタール入り後初めて、全員で練習をスタートさせた。  ベトナムとの初戦に4-2で勝利した森保ジャパンと、インドネシアを3-1で下したイラクの一戦は現地19日の14時半(日本時間20時半)にキックオフされる。

 

 

 

 

ベトナム戦はベンチ外の冨安健洋、イラクとの次戦は先発可能と明言「練習に入っているので大丈夫」

 

17日の練習後に取材に対応

トレーニングで汗を流す冨安。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

 日本代表は1月17日、2日後に開催されるイラク戦とのアジア杯グループステージ第2節に向けてトレーニングを実施した。 【アジア杯PHOTO】ついに全体練習に一部合流した三笘薫を特集!  4-2で勝利したベトナム戦はベンチ外となった冨安健洋は練習後の取材に応じ、自身のコンディションについて、「見てもらってもわかるように、練習に入っているので大丈夫です」とコメントした。 「次は先発でも行けそうか?」との問いにも「そうですね」と答えている。  イラク戦で冨安がスタメン起用されるのか。森保一監督の選手起用が注目される。

 

 

 

 

 

ついに全体練習に加わった三笘薫、次戦イラク戦も欠場か。第3戦の出場には含み「できればベスト」【アジア杯】

 

「状態を確認しながらの練習」

全体練習に加わった三笘(中央)。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 ベトナムとのアジアカップ初戦に4-2で勝利した日本代表は1月16日、3日後のイラク戦に向けて現地ドーハでトレーニングを行なった。 【PHOTO】日本代表のベトナム戦出場16選手&監督の採点・寸評。4発勝利も6人に5点台の厳しい評価。MOMは2G1Aの8番  左足首の怪我のため、別メニュー調整が続いていた三笘薫は、カタール入りしてから初めて全体練習に参加。ランニングやパス回しなどのセッションをこなした後、途中から個別でのトレーニングとなった。  その三笘は練習後の取材で、自身のコンディションについて「あれぐらいは行けましたけど、状態を確認しながらの練習ですね」と明かした。 「順調ですけど、気にしながらの段階ですね。腫れは大丈夫です。(痛みは)まだちょっとあるとこはあります」  全体練習に入れた点は「部分的ですけど、雰囲気とか、久々に入ってそれは良かったですし、コミュニケーションとりながら楽しかったですね」と話しつつ、「自分はまだコンディションを戻すことが第一優先。自分のことにフォーカスしたい」とした。  先日言及したグループステージ中の復帰については「いければいいかな」とコメント。「(第3戦の)インドネシア戦に出て、決勝トーナメントに向かっていくイメージか?」と質問を受けると、「それができればベストですけど、まだわからないです」と話すに留めた。  本人の話と現状の練習メニューを考えると、イラク戦でピッチに立つのは難しいだろう。 取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

 

 

 

日本代表・森保監督「全てさらけ出せる」妻に感謝 一緒に犬の散歩も 3人の息子についても語る

 

サッカー日本代表の森保監督(撮影・西海健太郎)

 サッカー日本代表の森保一監督(55)が18日放送のテレビ朝日徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。妻・由美子さんへの感謝や、家族への思いを語る場面があった。  森保監督は由美子さんが高校時代の同級生だったことを紹介されると「全てさらけ出せる。全て分かっていると思う。凄く自然体で私に接してくれますし、私自身の好きなことを全面的にバックアップしてくれている」と感謝。さらに「我々の試合が国内である時には可能な限り全て見に来てくれている。W杯カタール大会も来てくれていた」と明かした。  自宅では仕事の話はしないという。「家に帰るとサッカーから離れてリラックスできる時間をつくってくれるのはありがたい。家で犬を飼っているので、散歩するときについていって一緒に散歩に行かせてもらっている。トイプードルらしくないですけど、かわいいです。彼がいてくれることで家の中が笑顔になる」と話した。  また、3人息子がおり、翔平(Shohei)さんと圭悟(けーご)さんは人気サッカー系ユーチューバーグループ「LISEM」として活動する。森保監督は「上2人は社会人としてサッカーに携わっていて、選手ではないんですけどサッカー系ユーチューバーとしてやっている。彼らには本当に選手時代からパワーをもらってやってきました」と明かした。息子たちの幼少期の写真も披露し「写真の中はかわいいけど、やんちゃな感じで。サッカーは教えたりはしなかったですけど、小さい頃には一緒にボールを蹴ったりということはさせてもらいました」と振り返った。

 

 

 

 

 

 

 

サッカー日本代表、アジアカップ第2戦・イラク戦の「予想スタメン&フォーメーション」! GS最大の難敵相手に、大幅なターンオーバーで挑むか

 

日本代表は19日にイラクと対戦する(写真はイメージです) 撮影:中地拓也

 1月14日に行われたアジアカップのグループステージ初戦、ベトナム戦を4-2で制したサッカー日本代表。次なる相手は1月19日のイラク戦となる。 ■【予想スタメン布陣図】日本代表、アジアカップの第2戦・イラク戦の「予想スタメン&フォーメーション」■  ベトナム、イラク、インドネシアと同居するグループステージで、イラクは現在、FIFAランキングで63位と2位の位置につける。日本は17位でアジア全体を見渡しても最上位にいること、また、通算戦績でも日本が勝ち越しているという状況にあるが、イラクはグループステージの中では最大の難敵といえるだけに油断はできない。  そんなイラク戦で予想されるのが、ターンオーバーだ。森保一監督はカタールワールドカップの第2戦のコスタリカ戦でも選手の入れ替えを実施。ドイツ戦の勝利に次ぐ白星獲得に結び付けられなかったため、もし今回そのターンオーバーを実施するとなれば、リベンジとなる。  日本代表が今後、W杯で上位進出を狙うとなれば、選手の負担を少なくするためにも重要な事案であり、グループステージのどこかのタイミングでの実施が求められるだけに、今後の戦い方を探るうえでも重要な一戦と言えそうだ。

■久保建英のトップ下起用が有力

 ただし、GKは変わらず鈴木彩艶が先発か。ベトナム戦では2失点しただけに、イラク戦では無失点が望まれる。  最終ラインは、右から毎熊晟矢、冨安健洋、板倉滉、町田浩樹か。仮にこの構成となれば、毎熊、冨安、町田の3人がベトナム戦から入れ替わることになる。なお、毎熊はベトナム戦の後半32分から出場している。  守備的なMFで予想されるのは、守田英正と佐野海舟のコンビ。ベトナム戦は守田と遠藤航のコンビで先発し、後半32分からは遠藤と佐野が組んでいる。  攻撃的なMFは右から堂安律、久保建英、中村敬斗となりそう。ベトナム戦では、伊東純也、南野拓実、中村敬斗と“フランストリオ”が先発していたが、今回はトップ下に久保を置いた布陣となりそうだ。久保はベトナム戦で途中出場すると、その直後にアシストを記録。細かなタッチでそのクオリティを十分に示しており、今回も期待できそう。  サイドについては、伊東純也と前田大然の起用もあるかもしれない。伊東はカタールワールドカップで4試合すべてに先発するなど、体力面では恵まれたものを持っていると同時に森保一監督の信頼も厚いだけに、連続出場となっても心配はない。

■上田綺世は直近8試合で8得点

 1トップは上田綺世になるか。前線で強さと決定力を併せ持つ上田の存在は頼もしく、イラク戦で先発となればターゲットにもなることができる。  ベトナム戦では後半開始時点からピッチに立っており、1得点を記録。昨年は7試合7得点、今年は1試合1得点と抜群の得点力を見せているだけに、ゴールの匂いがするストライカーとしてまずは相手に脅威を与えることができる。  現時点でターンオーバーを想定した布陣を予想しているが、森保一監督はどのような判断を下すのか。そして、2026年大会にどのようにつなげるのか、日本サッカー界を見据えるうえでも注目の一戦となる。