阪神のドラ1・下村 新人研修会で藤川球児氏の教えに感激

<NPB新人研修会>研修会に参加した阪神・下村(撮影・篠原岳夫)

 阪神ドラフト1位の下村海翔投手(21=青学大)が12日、都内で行われたNPB新人研修会に参加し「どれもプロ野球選手として必要なことなので、メモも取って、見返して、意識を高く持ってやっていきたい」と社会人としてのスタートでもあることを認識していた。  講師を務めた阪神OBの藤川球児氏(球団SA)の話にも感銘を受けた。「お会いしたのは初めて。火の玉ストレートは凄かった」と地元・西宮で憧れた守護神の話に聞き入った。「グラウンドに立てば、プロ野球選手としての年数は関係ない」「新人のうちにどんどん挑戦してほしい。失敗してもいい。挑戦を経験することが成長に繋がる」という藤川氏の訴えを心に刻んだ。  「受け身受け身になるんじゃなく、挑戦を続けたい」と下村は決意を語った。広島・常広、楽天・中島の青学同期生や、神宮で競ったライバルたちとの再会にも刺激を受けた。ドラフト同期に負けず、先陣を切る。思いは強くなった。

 

 

 

 

阪神・岡田監督の「トリセツ」を持った2人の85年日本一戦士…池田親興氏「2人がアレやナニを通訳する」

 

練習中に笑顔を見せる平田ヘッドコーチ(中央)(撮影・椎名 航)

 1985年阪神日本一の主力投手だった池田親興氏(64)が高橋慶彦氏のYouTube「よしひこチャンネル」に出演。阪神・岡田監督を支える2人の参謀について語った。  池田氏は今回の阪神優勝について「岡田監督のトリセツ(取扱説明書)を分かっているのが2人いるっていうのはデカい」と切り出した。  2人とは平田勝男ヘッドコーチ(64)と嶋田宗彦バッテリーコーチ(61)。池田氏と同じ85年日本一戦士だ。  池田氏は「最初(85年)の優勝から(阪神に)いた人たちが側にいる。岡田さんも気が楽だった」と続けた。  トリセツとは「岡田監督の言葉を咀嚼して(選手に)渡してくれる」こと。池田氏は「岡田さんは頭のいい人で主語がないときがある。お前アレやナニはどうやねんという言葉を平田や嶋田が通訳してくれる」と明かした。  高橋氏も「平田と話したら(岡田監督のやり方には)慣れてますもんって言っていた。あの2人は大きい」と同意していた。

 

 

 

 

 

 

阪神・中野拓夢が岡崎市で自主トレ公開 目指すは〝昨年超え〟の首位打者「3割3分以上で取りたい」

 

岡崎市の街並みを背にポーズをとる阪神・中野拓夢=岡崎中央総合公園野球場(レッドダイヤモンドスタジアム)(撮影・水島啓輔)

阪神・中野拓夢内野手(27)が12日、岡崎中央総合公園野球場(愛知県岡崎市)で自主トレを公開。前所属の三菱自動車岡崎が練習を行うかたわらで、ランニングやティー打撃などを行い汗を流した。 4日に地元の山形・天童市で表彰に参加するなど、年末年始も精力的に活動。今オフの取り組みを「夏場になってどうしても体が弱ってしまったことがあった。体力が落ちないように、冬にしかできないトレーニングだったり、体の芯の強さを意識してやっていきたい」と語った。新選手会長としてチームの先頭に立つ今年は「私生活の部分で後輩もたくさんそういう姿を見ていると思うので、そういう部分で後輩にいい姿を見せられるように、何とか引っ張って行けるように頑張っていきたい」と気を引き締めた。 個人目標に掲げたのは首位打者のタイトル。「昨年最多安打というタイトルは取れたんですけど、最多安打を超えるにはやっぱり首位打者かなと思っていますし、なかなか3割を打つのが難しいという状況になってきてはいるんですけど、何とか3割をクリアしながら、3割3分以上で取りたい」と意気込んだ。