ロッテ・吉井監督「競馬新聞風に言うと」来季開幕投手の本命、対抗、3番手候補をサプライズ発表

 

トークショーに出演したロッテ・吉井監督

 ロッテの吉井理人監督(58)が23日、中山競馬場のパドックで開催された「有馬記念前夜祭スペシャルトークショー」に出演。来季開幕投手の最有力候補に小島和哉投手(27)の名を挙げるサプライズがあった。 ◆佐々木朗希と吉井監督【写真】  トークショー終盤に集まったファンから「来年の開幕投手は?」と聞かれると、吉井監督は「変わるかもしれませんけど、現時点では小島と思っています」と構想を披露。「競馬新聞風に言うと、今年頑張ったという意味で現時点では◎(本命)が小島、対抗(〇)は種市、▲(3番手)は(佐々木)朗希です」と明かした。  今季開幕投手で10勝6敗、防御率3・47の小島について、吉井監督は「今シーズン一番頑張ったのが小島」と称賛。「勝ち星とかではなくて、先発ピッチャーは週に1回マウンドに立って、しっかりイニングを食ってくれるのが一番の役目。それでチームを勝たせられたら一番いい。小島はその活躍が今シーズン、チームで一番だった」とチーム最多の158イニング1/3を投げ、規定投球回を唯一クリアした点を高く評価した。  有馬記念の予想では、ダービー馬のタスティエーラとともに「逃げ馬なので4コーナーまでは楽しめるかな」とタイトルホルダーを軸馬に選んだ吉井監督。来季は左腕の小島で開幕戦を制し、先行逃げ切りの優勝を目指す。

 

 

 

 

 

 

【ソフトバンク】柳田悠岐が「2番」起用意欲、100打点目標掲げる「イメージ的には悪くない」

 

トークショーに笑顔で登場する柳田悠岐(撮影・岩下翔太)

 ソフトバンク柳田悠岐外野手(35)が23日、来季の「2番起用」を志願した。同郷広島の先輩で18年までヘッドコーチを務めた達川光男氏と福岡県内で行われたトークショーに参加。同氏は西武から山川がFA加入した来季クリーンアップを「3番近藤 4番山川 5番柳田」と自信たっぷりに予想したが、柳田は「こだわりはない」としつつ「2番を打ちたいっすね」と返し、大先輩のプランを打ち砕いた。  明確な意図がある。「前(1番)に周東佑京がいたら走ってくれる。ワンヒットで(本塁まで)かえってくれるので」。36盗塁で2度目の盗塁王に輝いた周東が1番に定着すれば、得点圏に走者を置いた打席が増えるわけで「100(打点)はいきたい」ともくろんだ。2番打者のメリットは大きい。柳田が来季36歳で100打点を達成となれば、16年の34歳内川を抜いて球団の福岡移転後では最年長記録となる。  ここ2年は先発2番はなく、12試合で入った20年は1試合5打点もマーク。21年は24試合に出場し、打順別成績は打率3割3分7厘、3本塁打、13打点と相性は良さそう。「実際どうかは分からないですけど、イメージ的には悪くない」と手応えを口にした。  プロ13年目の今季は2度目の最多安打に輝き、14年以来の全試合出場も果たし、打率2割9分9厘、22本塁打、85打点。通算250本塁打と1500安打を達成した。300本塁打まで残り40本としているが「先のことは分からない。目先のことを一生懸命やっていく」。足元を見つめ、4年ぶりのV奪還への一打に徹する。【佐藤究】  ◆2番の強打者 小笠原道大(日本ハム)は102打点を挙げた00年、先発2番で120試合に出て27本塁打、92打点をマークした。遊撃手としてNPB2人目の年間40本塁打を放った19年の坂本勇人(巨人)は、このうち2番で34本塁打を記録した。また今季エンゼルスでメジャー日本人初の本塁打王となった大谷翔平も、全44本塁打のうち過半数の26本を2番で打った。

 

 

 

 

 

【DeNA】森敬斗がソフトバンク・近藤健介に弟子入り「全て学びだと思って」

 

トークショーを行ったDeNAの森敬斗(右)と林琢真(カメラ・山口 泰史)

 DeNAの森敬斗内野手と林琢真内野手が23日、ららぽーと横浜で行われた「スポンサー15周年企画 ノジマpresents横浜DeNAベイスターズ選手トークショー」に参加。イベント終了後、森はショートのレギュラー奪取へ、ソフトバンク・近藤健介外野手に弟子入りすることを明かした。  普段から仲が良いという森と林は、息の合ったトークで会場を盛り上げた。質問コーナーでは希望のポジションと打順を聞かれ、林が「1番・ショート」と答えると、森敬も「3番・ショート」とライバル心を隠さなかった。  森はイベント後の取材で、近藤への弟子入りを明かし「今、日本の中でトップの左バッターだと思うので話を聞きたい。チームとして出塁率というところずっと言われ続けていて、自分の中でもそこはテーマでもあったので、そういうところもいろいろ聞けたらいいなと思って、『お願いします』って言いました」。今年も参加した楽天・鈴木大地らの自主トレのあとに、近藤らが徳之島で行っている自主トレに参加する。  鈴木大地との自主トレで一緒だった横浜高出身の渡辺佳に橋渡しを頼み、参加にこぎ着けたという。「一緒に打ちたいし話もしたいし、シーズン中どういう風にやってるのかとかもいろいろ聞きたいし、全て学びだと思って行きたいです」と楽しみにしていた。