オリックス宮城は倍増の1億6000万円で更改「すごく濃い1年」最優秀防御率のタイトル奪取に意欲

 

<オリックス契約更改>サンタ帽を被りポーズをとる宮城大弥(撮影・井垣 忠夫)

 オリックス宮城大弥投手(22)が19日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、今季年俸8000万円から倍増の1億6000万円(金額は推定)でサインした。 【写真】<オリックス契約更改>金額は濁しながらも倍増にニンマリの表情の宮城大弥  プロ5年目での大台突破。山本の5年目の年俸1億5000万円も超え、「WBCから1年間本当にありがとうという言葉をいただいた」と納得の表情を見せ、「すごく濃い1年だったが、最後に悔しい思いをしたので、来年はいい経験をした分、生かしながら、最後に勝ちたいなと思う」とさらなる飛躍を誓った。  高卒4年目の今季はローテーションの一角として22試合に登板してチーム最多3完封を含む10勝、リーグ3位の防御率2・27をマークしてリーグ3連覇に貢献。9月に体調不良で離脱したが、阪神・藤浪、日本ハム・大谷以来となる高卒4年目での3年連続2桁勝利を達成した。  メジャー挑戦の山本が抜ける来季はエースとして期待がかかる。「まだまだエースと呼ばれるような実力も存在感もない。もっともっといい投手がいますので、切磋琢磨(せっさたくま)しながら頑張れたらと思う。(最優秀)防御率を取りたいです」とタイトル奪取に意欲を見せた。

 

 

 

 

 

 

山川穂高、真っ先に謝罪「一連の私の不祥事で」 西武関係者に「申し訳ない」

 

公式戦出場停止処分は解除見込み…謝罪は「これから連絡できる選手にはしたい」

ソフトバンク入団会見に臨んだ山川穂高【写真:藤浦一都】

 誰もが注目する第一声は、謝罪だった。ソフトバンクは19日、西武から国内FA権を行使していた山川穂高内野手の入団会見を行った。山川は冒頭、「多くの方々にご迷惑をお掛けして本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げて謝罪した。 【実際の様子】鷹のユニ姿でも笑顔無し… 山川穂高、沈痛な表情で行われた入団会見  第一声で「この度、ソフトバンクホークスさんにお世話になることになりました。まずここまで決断に時間がかかってしまい申し訳なく思っています」と語った。その後、「一連の私の不祥事でライオンズ、ライオンズファン、多くの方々にご迷惑をお掛けして本当に申し訳ありませんでした」と古巣へも謝罪した。  5月に強制性交等の疑いで書類送検され、8月には不起訴処分となった。9月4日に無期限の公式試合出場停止処分を受けたが、故障者特例措置によって国内FA権を取得。三笠杉彦GMは移籍後、処分は解除する方針を明らかにした。  11月14日に権利の行使を発表。1か月以上、決断にも時間をかけて、この日に正式発表となった。西武ファンにも謝罪できず「去就が決まっていない状態だったのでなかなか挨拶ができずに悔やんでいます」と頭を下げた。「日程的なこと、時間がかかってしまったこともあった。選手の方にはこれから連絡できる選手にはしたいと思っています。ファンの方に挨拶をするのは、先ほど述べた言葉で挨拶という形になってしまいます。そこは本当に申し訳ないです」と謝罪した。  32歳の山川はNPB通算786試合で打率.256、218本塁打。本塁打王3度(2018、2019、2022年)、打点王1度(2022年)を誇り、2018年にリーグMVPに輝いた。今季は17試合に出場して打率.254、0本塁打、5打点だった。

 

 

 

 

「妻も喜びました」DeNA・東克樹が大幅アップ 1億500万円で契約更改

 

来季も活躍を誓ったDeNA・東克樹投手

プロ野球・DeNAの東克樹投手が19日に契約更改の席に着き、2610万円から7890万円アップの推定年俸1億500万円でサインしました。 【画像】セ・リーグ最優秀バッテリー賞を受賞したDeNA・山本祐大選手と東克樹選手 東投手は2020年左肘じん帯を損傷し、トミー・ジョン手術を行いました。その後もけがと復帰を繰り返していましたが、今季は24試合に登板し、16勝3敗、防御率1.98をマーク。最多勝、最高勝率の2冠、さらにベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞しました。「本当に成長できた1年だったなと思いますし、来年にむけてしっかりと準備をしなければならないという覚悟をもてたシーズンになりました」と振り返り、「一番はメンタル的なところかなと思います。ネガティブな考えを少なくして、なるべくよりポジティブに試合に臨むようになりました」と飛躍の要因を語りました。 大幅アップとなった金額を見た瞬間について聞かれると「まず大台突破ということで非常にうれしかったですし、僕の妻も非常に喜びました。支えてくれている人たちに感謝したいです」とコメント。 来季にむけて聞かれると「おそらく今永さんが抜けるであろうということで、チームを引っ張ってしっかりと成績であったり普段の行動であったり、そういったところで見せていきたいなと思いますし、チームとしても若い選手が出てこないと強くならないと思うので、見本になれるように頑張りたいなと思います」と意気込みました。 個人としての目標については「最優秀防御率のタイトルを来年はとりたいなと思います。今年1点台でシーズンを終えましたけど、防御率のタイトルをとれなかったので、来年こそはとりたいというのと、防御率がいいということは試合がしっかりと作れているということなので、先発としての役割をしっかりと果たしたいと思います」と目標を掲げました。