今季も約3分の1が終了…プレミアリーグ序盤戦のベストイレブンとは?

 

今季ここまでプレミアリーグで活躍した選手たち [写真]=Getty Images

 代表ウィークという束の間の休戦期間を経て、欧州各国で今週末からリーグ戦が再開する。世界最高の呼び声高いイングランドのプレミアリーグも今週末はシーズン3分の1を超える第13節を迎える。  マンチェスター・シティ対リヴァプールの首位攻防戦など、注目の試合が目白押しの今週末だが、その前に今季ここまで活躍した選手たちを振り返ろう。例えば、現時点でシーズンを終了させてベストイレブンを選出するとしたら、どんな顔ぶれになるのだろうか?  それでは今季プレミアリーグのシーズン序盤戦の「ベストイレブン」を見てみよう。毎試合のように選手の採点を付けているデータサイト『Whoscored.com』の平均採点によるベストイレブンがこちらだ。 [写真]=Getty Images

■GK:グリエルモ・ヴィカーリオ(トッテナム/イタリア代表)

 リヴァプールのブラジル代表GKアリソンやマンチェスター・シティの守護神エデルソンを抑え、今季プレミアリーグで最高評価を得ているのは好調トッテナムのGKグリエルモ・ヴィカーリオ(27歳)だ。今夏エンポリから加入したイタリア人は、これまで長きに渡ってゴールマウスを守ってきた元フランス代表GKウーゴ・ロリスに代わって正GKの座に就くと、ここまで全12試合にフル出場して4試合でクリーンシートを達成している。  先月の第10節クリスタル・パレス戦では、敵地で試合序盤に2本も好セーブを披露して2-1の勝利に貢献。試合後には主将ソン・フンミンから「僕らがゴールを奪う前に、ヴィック(ヴィカーリオの愛称)が居なければ先制されていた。このスタジアムで先制を許したら苦しくなるのは目に見えていたよ。だから信じられないようなヴィックのセーブを称えたい」と賛辞を送られた!

■右SB:キーラン・トリッピアー(ニューカッスル/イングランド代表)

 右サイドバックは、ニューカッスルの攻守の要となっているキーラン・トリッピアーだ。33歳のベテランは、精度の高い右足、献身的な上下運動、そして気迫のリーダーシップでイングランド北部のクラブをけん引する。ベストイレブンの常連であるトリッピアーは世界有数のクロス精度を誇る。今季ここまで全12試合に先発出場し、マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスを抑えてリーグ最多の33回のチャンス演出数を誇っている。そしてウルヴァーハンプトンのペドロ・ネト(7本)に次ぐリーグ2位の6アシストを記録しているぞ。

 

 

 

 

 

 

ラツィオMF鎌田大地、約2カ月ぶりのセリエA先発へ伊紙「失敗してはならない大チャンス」

 

ラツィオMF鎌田大地(C)Getty images

ラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地が、25日のサレルニターナ戦で先発して評価を高める可能性があると、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。 鎌田は今夏、セルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチの後釜としてラツィオにフリーで加入。当初は、セルビア代表MFのポジションを引き継ぎ、右インサイドハーフでの起用が想定されていた。しかし指揮官のマウリツィオ・サッリは中盤のバランスを理由に挙げ、よりフィジカルに強いマテオ・ゲンドゥージを重用。日本代表MFは左IHのルイス・アルベルトの控えに回る形となり、リーグ戦で約2カ月にわたってベンチスタートが続いている。 そんな中、25日に予定されているセリエA第13節サレルニターナ戦では不動の背番号10番が累積により出場停止となるため、鎌田にとって絶好のアピールのチャンスとなるかもしれない。イタリア紙は、同節で評価を高める可能性のある選手の1人に鎌田を挙げて注目した。 「サッリは常に『カマダのことは大好きだが、中盤のバランスが崩れるためにルイス・アルベルトと同時にプレーできない』と言っていたが、今週末はスペイン人選手が出場停止で不在だ」と指摘。「したがってダイチが声を上げなければならない」と述べ、9月16日のユヴェントス戦以来となる日本代表MFの先発に期待を寄せた。 次戦の対戦相手は、最下位で苦戦するフィリッポ・インザーギ率いるサレルニターナ。さらに守護神のギジェルモ・オチョアがメキシコ代表戦で負ったケガにより不在とあり、ラツィオは「チャンピオンズリーグ出場権争いを続けるためにも勝利を求められている」。それだけに「日本人選手にとって失敗してはならないビッグチャンスになる」とイタリア紙は指摘。もし失敗すれば「ハラキリになるだろう」と綴った。鎌田の先発出場と活躍は期待されるところだ。

 

 

 

 

バイエルンが冨安健洋に注目と報道も…アーセナル・アルテタ監督「本当に残ってほしい」

 

バイエルンがDF冨安健洋に注目との報道もある(Getty Images)

 アーセナルミケル・アルテタ監督が24日、記者会見でDF冨安健洋の移籍報道について言及した。 【動画】元アーセナルGKも激怒した23歳DFの愚行退場シーン  日本代表の冨安は10月のクラブ月間MVPを受賞し、アーセナルでの評価も高めている。注目度も増しているようで、ドイツメディアはバイエルンが獲得を狙う可能性があることを報じていた。  アルテタ監督は冨安について「本当に残ってほしい」と語り、オファーがあった場合でも慰留する意向を示した。加えて「彼を大きく評価している」と伝えるとともに「クラブの全員から愛され、リスペクトされている」と語って重要な存在であることを強調している。  会見では25日に行うブレントフォード戦についてもコメントしている。守護神の座を掴んだGKダビド・ラヤはブレントフォードからの期限付き移籍加入中のため出場できない。指揮官はGKアーロン・ラムズデールが9試合ぶりにプレミアリーグのピッチに立つことを明言し、「どの選手にも約束はない」と競争状態にあることを伝えている。