11月 5日 日本シリーズ 第7戦 オリックス対阪神戦 試合結果
7回戦
11/5(日) 京セラD大阪
パ・リーグ 1位
1-7
試合終了
セ・リーグ 1位
後攻
先攻
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 12 | 0 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 8 | 1 |
戦評
阪神が38年ぶりの日本一に輝いた。阪神は4回表、ノイジーの3ランが飛び出し、先制に成功する。続く5回には、森下、大山、ノイジーの3者連続適時打で3点を加え、相手を突き放した。投げては、先発・青柳が5回途中無失点。その後は4投手の継投でリードを守った。なお、MVPには計14安打をマークした近本が選ばれた。
責任投手
勝利投手 | 阪神 伊藤将 (1勝1敗0S) |
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敗戦投手 | オリックス 宮城 (1勝1敗0S) |
セーブ |
本塁打
阪神 | ノイジー 2号(4回表3ラン) |
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オリックス | 頓宮 3号(9回裏ソロ) |
バッテリー
阪神 | 青柳、島本、伊藤将、桐敷、岩崎 - 坂本 |
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オリックス | 宮城、比嘉、小木田、宇田川、山﨑颯、東 - 森 |
スコアプレー
4回表 |
阪神 5番 ノイジー 一死1,2塁 1アウト1,2塁の1-2からレフトスタンドへの3ランホームランで阪神先制! オ 0-3 神 |
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5回表 |
阪神 3番 森下 翔太 二死1,3塁 ランナー1,3塁の3-2からレフトへタイムリーツーベース! オ 0-4 神 2,3塁 |
5回表 |
阪神 4番 大山 悠輔 二死2,3塁 ランナー2,3塁からショートへのタイムリー内野安打 オ 0-5 神 1,3塁 |
5回表 |
阪神 5番 ノイジー 二死1,3塁 2アウト1,3塁の1-2からセンターへのタイムリーヒット オ 0-6 神 1,2塁 |
9回表 |
阪神 3番 森下 翔太 一死2塁 ランナー2塁の1-1からセンターへのタイムリーヒット オ 0-7 神 1塁 |
9回裏 |
オリックス 5番 頓宮 裕真 二死走者なし スタンド上段に飛び込むホームランを放つ オ 1-7 神 |
エキサイティングプレーヤー
阪神7ノイジー
本日の成績 | 5打数 2安打 4打点 |
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選考理由 | 先制3ランを含む2安打4打点の活躍。チームの日本一に貢献した。 |
スターティングメンバー
オリックス
投手 | 位置 | 選手名 | 投 | 防御率 |
---|---|---|---|---|
先発 | 投 | 宮城 大弥 | 左 | 0.00 |
打順 | 位置 | 選手名 | 打 | 打率 |
---|---|---|---|---|
1 | 中 | 中川 圭太 | 右 | .286 |
2 | 三 | 宗 佑磨 | 左 | .182 |
3 | 遊 | 紅林 弘太郎 | 右 | .438 |
4 | 捕 | 森 友哉 | 左 | .231 |
5 | 一 | 頓宮 裕真 | 右 | .286 |
6 | 二 | ゴンザレス | 両 | .316 |
7 | 指 | 杉本 裕太郎 | 右 | .250 |
8 | 右 | 野口 智哉 | 左 | .333 |
9 | 左 | 福田 周平 | 左 | .500 |
阪神
投手 | 位置 | 選手名 | 投 | 防御率 |
---|---|---|---|---|
先発 | 投 | 青柳 晃洋 | 右 | - |
打順 | 位置 | 選手名 | 打 | 打率 |
---|---|---|---|---|
1 | 中 | 近本 光司 | 左 | .417 |
2 | 二 | 中野 拓夢 | 左 | .381 |
3 | 右 | 森下 翔太 | 右 | .200 |
4 | 一 | 大山 悠輔 | 右 | .167 |
5 | 左 | ノイジー | 右 | .217 |
6 | 指 | 原口 文仁 | 右 | - |
7 | 三 | 佐藤 輝明 | 左 | .174 |
8 | 遊 | 木浪 聖也 | 左 | .429 |
9 | 捕 | 坂本 誠志郎 | 右 | .211 |
ベンチ入り選手
オリックス
阪神
投手
選手名 | 投打 | 防御率 |
---|---|---|
平野 佳寿 | 右右 | 0.00 |
比嘉 幹貴 | 右右 | 0.00 |
阿部 翔太 | 右左 | 6.75 |
小木田 敦也 | 右右 | 0.00 |
山田 修義 | 左左 | 0.00 |
山﨑 颯一郎 | 右右 | 13.50 |
東 晃平 | 右右 | 1.80 |
宇田川 優希 | 右右 | 5.40 |
選手名 | 投打 | 防御率 |
---|---|---|
岩崎 優 | 左左 | 0.00 |
伊藤 将司 | 左左 | 3.60 |
才木 浩人 | 右右 | 1.80 |
島本 浩也 | 左左 | 0.00 |
桐敷 拓馬 | 左左 | 3.86 |
湯浅 京己 | 右右 | 0.00 |
石井 大智 | 右右 | 0.00 |
ビーズリー | 右右 | 0.00 |
捕手
選手名 | 投打 | 打率 |
---|---|---|
若月 健矢 | 右右 | .154 |
石川 亮 | 右右 | - |
選手名 | 投打 | 打率 |
---|---|---|
梅野 隆太郎 | 右右 | - |
長坂 拳弥 | 右右 | - |
内野手
選手名 | 投打 | 打率 |
---|---|---|
大城 滉二 | 右右 | .000 |
廣岡 大志 | 右右 | .235 |
セデーニョ | 右右 | .222 |
選手名 | 投打 | 打率 |
---|---|---|
糸原 健斗 | 右左 | .444 |
小幡 竜平 | 右左 | - |
植田 海 | 右両 | - |
外野手
選手名 | 投打 | 打率 |
---|---|---|
佐野 皓大 | 右右 | - |
小田 裕也 | 右左 | .000 |
T-岡田 | 左左 | .000 |
選手名 | 投打 | 打率 |
---|---|---|
島田 海吏 | 右左 | - |
ミエセス | 右右 | .000 |
小野寺 暖 | 右右 | - |
審判
球審 | 嶋田 | 塁審 (一) |
石山 | 塁審 (二) |
津川 | 塁審 (三) |
川口 | 外審 (左) |
福家 | 外審 (右) |
市川 |
---|
「アレ」の「アレ」達成 阪神岡田監督、指揮官でも日本一「幸せ」
【オリックス-阪神】日本シリーズを制し、胴上げされる阪神の岡田彰布監督=京セラドーム大阪で2023年11月5日、滝川大貴撮影
プロ野球・日本シリーズの第7戦が5日、京セラドーム大阪であり、阪神が7―1で勝利して38年ぶりの日本一を達成した。 【写真まとめ】日本シリーズ最終戦 トラ日本一の軌跡 阪神の日本一達成後、岡田彰布監督の主な一問一答は次の通り。 ――今の気持ちは。 ◆今日が(今季の)プロ野球最後の試合になった。悔いのないゲームをしようという中で、選手が役割を果たして頑張ってくれてこういう結果になった。 ――38年ぶりの日本一について。 ◆前回の日本一は27歳だった。長かった。選手でも日本一を達成できて、また監督で達成できて幸せ。 ――素晴らしい日本シリーズだった。 ◆オリックスは強かった。最後の最後までどちらに転ぶか分からないような展開だった。プロ野球の締めくくりとして良いゲームができたのでよかった。 ――先発の青柳晃洋投手について。 ◆とにかく思い切って行けということで、青柳らしいピッチングをしてくれた。 ――ノイジー選手の先制3ランについて。 ◆あそこでホームランが出るとは思っていなかった。宮城(大弥)投手には前回の対戦で0点だったので、2点取ろうと心の中では思っていた。千金の3ランだった。 ――九回2死から登板した抑えの岩崎優投手について。 ◆初球いきなりホームランを打たれるとは思っていなくて、少し意外だったが、どういう形であれ最後は岩崎で締めるということで、予定通りの登板だった。 ――ファンへ。 ◆甲子園でも京セラドーム大阪でもすごい応援をしてくれて、選手は力になったと思う。「アレ」の「アレ」をなんとか達成できた。今年1年を良い形で終われたのは、ファンのみなさんの声援のおかげ。本当にありがとうございました。
「この日を待っていた」「感無量」38年ぶり日本一 本拠地甲子園PV、京セラ観戦の虎党歓喜
阪神が日本一となり喜ぶ、甲子園球場のパブリックビューイングで試合を観戦する阪神ファン=5日、兵庫県西宮市(根本成撮影)
「ずっとこの日を待っていた」。5日夜、プロ野球日本シリーズの「関西ダービー」を勝ち抜き、38年ぶりの日本一に輝いた阪神。リーグ優勝に続く快挙に、虎ファンらの喜びは頂点に。パブリックビューイング(PV)会場となった甲子園球場や第7戦が行われた京セラドーム大阪のほか、大阪・ミナミの道頓堀周辺は歓喜に包まれた。 PV会場となった甲子園球場は、内野スタンドとバックネット裏が1万人以上の阪神ファンで埋め尽くされた。午後6時半の試合開始前から、早くも「六甲おろし」の大合唱で大盛り上がり。 序盤は息詰まる投手戦で両チームともスコアボードに0が並ぶ。阪神に待望の先制点が入ったのは四回。ノイジーがレフトスタンドに3ランをたたき込むと、「ウオー!」と地鳴りのような歓声が上がり、ノイジーコールがスタンドにこだました。続く五回も3連続タイムリーで3点を追加すると、勝利を確信したファンらはお祭り騒ぎに。試合が行われているかのように応援グッズのカンフーバットを打ち鳴らした。 九回裏には、ゆずの「栄光の架橋」を万感込めて合唱。地響きのような「あと一球コール」の中、最後のバッターを打ち取ると、ファンらは総立ちになって万歳を繰り返し、喜びを爆発させ再び「六甲おろし」の大合唱となった。 大阪府東大阪市の左官業、梅原弘さん(60)は「リーグ優勝だけでもうれしいのに日本一まで…。ファンを続けてよかった。ナインにありがとうと言いたい」と日本一に酔いしれた。 「吉田義男監督以来の日本一、そして、初めて好きになった選手の岡田彰布(あきのぶ)監督が胴上げされるシーンを見ることが本当にうれしい」 京セラドーム大阪で歴史的な瞬間に立ち会った大阪市天王寺区の会社員、芳井麻希子さん(48)は感無量の様子。オリックスファンの義弟とともに観戦した芳井さん。平成17年当時に岡田監督が挑んだ日本シリーズは甲子園球場で観戦したが、ロッテの日本一だっただけに喜びはひとしおだ。 千葉県浦安市の接客業、高松拓翔さん(25)は厳しい抽選を経て、第7戦のチケットのみを入手した。4日に阪神の日本一が決まってしまうと観戦がかなわなくなるため、複雑な心境で第6戦を見守ったという。 17年のリーグ優勝の際は小学1年生。御堂筋で優勝パレードを見たこともあるという筋金入りの阪神ファン。「まさか、現地で日本一を見ることができるなんて…」と笑顔がはじけた。
38年待ちに待った…虎ファン「希望と感動もらった」 阪神2度目の日本一
阪神が38年ぶりに日本一になり、歓喜に沸くファン=5日夜、西宮市の甲子園球場(撮影・吉田敦史)
59年ぶりとなったプロ野球の日本シリーズ「関西対決」を制し、1985年以来の日本一を達成した阪神タイガース。38年前の栄光を知らない平成生まれのナインたちがオリックス・バファローズとの熱戦に決着をつけた。待ちに待ったオールドファンから、初めて経験する若者まで。各地の虎党が歓喜に酔いしれた。 【写真】4回、先制3ランを放つ阪神・ノイジー ■敵地埋めた虎党 3勝3敗とタイまでもつれ込んで迎えた第7戦。京セラドーム大阪は早くも四回表、ものすごいボルテージに包まれた。ノイジー選手の二夜連続の先制本塁打で3点を奪うと、本拠地ばりの「六甲おろし」の大合唱が敵地を揺らした。 「阪神の選手がホームやと錯覚するくらいに叫び、熱い声援を送りました」と川西市の保育士女性(27)。そして、歴史的瞬間に立ち会った虎党たちは興奮の渦の中にいた。 「ほんま長かった。長すぎた。暗黒時代もあったよ。でも、いくら弱くても、応援しがいのあるチームなんやわ」とは、大阪府枚方市の会社員男性(52)。「今日は試合前から胴上げを想像するだけで僕、もう泣きそうやった。夢と希望と感動をもらった。ずっと応援してきてよかった、阪神ファンでよかった。僕もう52歳や。生きている間に2度目の日本一を見られてほんま、よかった!」と一気にまくし立てた。 神戸市の会社員男性(59)は岡田彰布監督の胴上げと球場に響く「岡田コール」に、38年の年月をかみしめた。「長い間我慢したから、なんや。我慢したからこそ、喜びもひとしおや。これこそが阪神ファンの醍醐味なんですわ」 ■聖地・甲子園 約12キロ離れた甲子園球場(西宮市)も沸いた。第5戦で王手をかけると、急きょ本拠地で第6、7戦のパブリックビューイング(PV)を決定。岡田監督が5回宙を舞うのに合わせ、集まった約1万2千人のファンも総立ちで「バンザイ!」の大歓声と、自然発生的に「六甲おろし」の大合唱になった。 「スゴイ、どうしよ! ヤバイ!」。京都府福知山市から家族4人で駆けつけた男性(47)は「ずっと待ち望んだ瞬間」に言葉を失った様子。 九回裏の直前には今年7月に28歳で亡くなった横田慎太郎さんの現役時代の登場曲「栄光の架橋」が響いた。流通科学大4年の男子大学生(22)=高砂市=の目には光るものが。「朝まで声がかれるまで応援歌を歌いたい。来季も岡田監督の下、常勝軍団を目指して」と目を赤くした。 ■淡路島からも 不動の1番・近本光司外野手と優勝の立役者・村上頌樹投手の地元・淡路島も喜びに沸いた。 近本選手が生まれ育った淡路市内でのPVには出身の少年野球チーム「仮屋クラブ」の児童や地元住民ら約120人が集まり優勝を喜んだ。中身は水の即席鏡開きに、やはりここでも「六甲おろし」の大合唱。 近本選手の父恵照さん(62)は「感無量。阪神に指名された時はここまでできるとは思っていなかった。皆さんの声援のおかげ」と誇らしげな表情を見せた。 阪神のユニホーム姿で観戦した仮屋クラブの男児(11)は「近本選手がたくさん打ってかっこよかった。近本選手みたいにチャンスで打てるようになりたい」と目を輝かせた。 (大田将之、杉山雅崇、千葉翔大、地道優樹、中村有沙) ◇ プロ野球のペナントレースを制した阪神タイガースとオリックス・バファローズの優勝パレードに向け、兵庫県や大阪府、関西経済連合会などでつくる実行委員会は、開催事業費を募るクラウドファンディング(CF)を行っています。11月30日午後11時まで、専門サイト「READYFOR(レディーフォー)」で受け付けます。