「完璧なレンタル」秒読み段階とされる久保建英のヘタフェ移籍を海外メディアが高く評価!
久保建英のビジャレアル退団、そしてヘタフェへのレンタル移籍が確実となり、現地メディアは早ければ1月4日(現地時間)、遅くとも今週中にはクラブから発表がなされると伝えている。 ビジャレアルの現地紙『El Periodico Mediterraneo』は、ビジャレアルとヘタフェが久保の“異動”で合意に達し、所有元のレアル・マドリーもこれを承諾したとしている。 ビジャレアルがマドリーに支払った250万ユーロ(約3億円)の半分といわれるレンタル料についても、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長が支払いを約束したということで、最大の障害も取り払われたという。 ついに、ヘタフェの一員となる時が近づいてきた久保。「アスロネス(濃青)」の愛称を持つマドリードのチームは、ここまでラ・リーガで16試合を戦って獲得勝点はわずか17。昨季、快進撃を見せたものの、コロナ禍の中断によって下降し、今なお立ち直れず、暫定ながら(20チーム中)16位に沈んでいる。 そんな状態から立ち直り、目標である欧州カップ戦出場権を手に入れたいヘタフェにとって、久保は攻撃の有効なオプションになると期待され、ホセ・ボルダラス監督も19歳の日本人が持つ組み立て、チャンスメイク、フィニッシュの才能を以前から欲していたという。 久保の去就については、世界中のメディアが注目しているが、英国メディアも同様で、その中でサッカー専門サイトの『90min』は、彼が一刻もマドリーの一員としてプレーする資格を得るためにも、ヘタフェは最適の環境だと訴えている。 久保については、その攻撃能力に疑いはない反面、守備では戦術的に訓練されておらず、時折彼が守備の仕事を忘れることが指摘されているが、ボルダラス監督の下でそれは許されないため、久保はここで守備における技術、戦術、フィジカルという全て面で向上できるという。 またヘタフェについては、その激しくシンプルなプレースタイルが久保には合わないというネガティブな声もあるが、同メディアはそれを否定する材料として、左サイドのスペシャリスト、マルク・ククレジャの名を挙げる。
スパーズ通算100ゴール達成のソン・フンミンがチームメイト、ファンに感謝 「いつもサポートしてくれた」
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トッテナムの選手として公式戦通算100ゴールを達成した韓国代表FWソン・フンミンが喜びを語った。クラブ公式サイトが伝えている。 【動画】スパーズ時代のジェイミー・レドナップがダービーマッチで決めた矢のようなロングシュート(プレミアリーグ 2003-04) ソン・フンミンは2日に行われたプレミアリーグ第17節のリーズ・ユナイテッド戦に先発。1点をリードして迎えた43分にFWハリー・ケインのクロスに合わせてゴールを決めた。貴重な追加点を挙げたソン・フンミンにとっては、これがクラブ通算100ゴール目に。試合はその後、1点を加えたトッテナムが3-0と完勝している。 試合後、ソン・フンミンはクラブ通算100ゴール達成に喜びのコメント。チームメイトやサポーターに感謝の意を表した。 「(100ゴール達成は)本当に特別なことだけど、自分の働きをするためにはチームメイトやファンの助けが必要だったんだ。彼らはいつも僕のことをサポートしてくれているよ」 「ファンの前で100ゴールを決めるのは、これまでで最高の気分だよ。僕にとっては大きな成果だし、本当にありがたいことだ。スパーズのために100ゴールを決めさせてくれたみんなに感謝の気持ちを伝えたいね」 また、公式戦5試合ぶりの勝利となったこの試合についても言及。先制しながらも勝ち点を落としていた前節までの教訓を生かすことができたと振り返った。 「常に大事なのは勝利への道筋を取り戻すことであり、ポジティブなエネルギーを持って年をスタートさせることなんだ。この試合を(勝って)終えることがとても重要だったけど、この試合のパフォーマンスは本当に素晴らしいものだったよ」 「先制点を奪ったものの、ポイントを落としてしまった試合が何度かあった。今日は特に押していたし、前の試合が良い教訓になったと思う。2-0の時点で、ドレッシングルームでは3点目を取りたいという気持ちや、ポジティブなエネルギーを感じることができたんだ。3点目のゴールを決めたことで、残りのシーズンに向けて良いお手本になったと思うよ」
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チェルシー無惨!ランパードの無策が際立つ「シティ戦での2選手」起用
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マンチェスター・シティは、新型コロナウイルス陽性者が発生したために12月28日のエバートン戦が中止となり、練習施設も封鎖された。チェルシー戦は予定通り開催されることになったが、ペップ・グアルディオラ監督はウイルスの感染によって5人の主力選手を欠いた状態で臨むことを明らかにしており、苦しい戦いになることが予想されていた。 ■【動画】マンチェスター・シティに翻弄されたチェルシー■ ところが、試合はシティが圧倒した。得点こそ前半の3点のみだったが、攻撃の形を失わずにゲームを進めた。 有利なはずのチェルシーだったが、フランク・ランパード監督とグアルディオラ監督の差が出た試合になってしまった。 チェルシーは、直近のビッグマッチであるアーセナルとのビッグロンドンダービーで、ランパード監督の試合の中での柔軟性や修正力が無いことが浮き彫りになっていた。シティ戦は、ランパード監督が試合中だけではなく、試合を重ねても課題を改善することができないことがハッキリしたものになってしまった。 特に、2人の選手の起用法に注目するとそれがよくわかる。
まずはエンゴロ・カンテのアンカー起用だ。無尽蔵のスタミナでボールを刈ることができるカンテに守備を任せ、カウンターのキーマンにさせる。単純明快な理由だが、実際の試合になればそう簡単にはいかない。アーセナル戦ではミケル・アルテタ監督の作戦でエミール・スミス・ロウにカンテを試合から外されて機能不全に陥り、この試合ではグアルディオラ監督の作戦でラーヒム・スターリングをぶつけられたことで、カンテが剥がされて後手に回る場面が続出した。 もちろんカンテには1人でアンカーを務める力はある。しかし、相手に戦術としての対抗策を持たれた場合には流石に個人ではどうしようもない。その状況に対して新たな一手を打つのは監督の仕事だ。試合中の修正をすることが苦手ならば、チーム全体の約束事を徹底して試合に臨むべきだが、アーセナル戦での苦い経験があるにも関わらず、ランパード監督はいまだに策を示せていない。 カンテの左右に広がるスペースをウイングの選手が戻ってカバーすることが望ましいが、カウンターでケビン・デ・ブライネに決められた3点目のシーンで、偶然とはいえ最終ラインの1人になっていたハキム・ジヤシュが全く守備に参加する気がなかったことを見れば、細かい取り決めや意識の徹底がなされていないことは明らかだ。