オ3―1ロ(21日) オリックスの山岡が12勝目
オリックスは山岡が7回2/3を投げ、4安打、1点に抑えて12勝目を挙げた。三回に若月の適時打と福田の犠飛で2点を先制した打線は四回には中川が適時打。ロッテは八回に鈴木の適時打で1点返したが、反撃が遅く、3連敗となった。
巨人がDeNAと“V決定戦” ドラ6・戸郷が初登板初先発、筒香はベンチスタート
◇セ・リーグ 巨人―DeNA(2019年9月21日 横浜)
21日に横浜で行われるセ・リーグ巨人―DeNA戦のスタメンが発表され、マジック2で迎えた巨人はドラフト6位右腕・戸郷翔征(19)がプロ初登板初先発する。
球団の高卒新人が初登板初勝利を挙げれば、66年の堀内恒夫以来53年ぶり。さらに優勝決定戦で初登板初先発初勝利なら球界史上初の快挙となる。
DeNAは主砲・筒香はベンチスタート。4番には左翼・佐野が入った。
【巨人のスタメン】1番右翼・亀井、2番遊撃・坂本勇、3番中堅・丸、4番三塁・岡本、5番一塁・大城、6番左翼・重信、7番二塁・田中俊、8番捕手・炭谷、9番投手・戸郷
【DeNAのスタメン】1番中堅・乙坂、2番右翼・梶谷、3番二塁・ソト、4番左翼・佐野、5番一塁・ロペス、6番三塁・宮崎、7番遊撃・大和、8番投手・上茶谷、9番捕手・戸柱
中日が根尾の一軍昇格をためらう理由
中日のドラフト1位・根尾昂内野手(19)が一軍と二軍首脳陣の間で“板挟み”となっている。
20日のウエスタン・リーグのオリックス戦(ナゴヤ球場)で「3番・遊撃」で先発出場すると、3回の第2打席で左中間二塁打を放ち、連続試合安打を10まで伸ばした。ここ10試合で43打数18安打、打率4割1分9厘と絶好調で、いつでも一軍デビューできる状態にある。
しかし、20日現在、与田竜は3位・広島に2・5ゲーム差に迫る4位に浮上。自力でのCS進出の可能性を残していることもあり、一軍首脳陣は根尾の一軍昇格を凍結している。
この方針に二軍首脳陣は複雑な心境だ。根尾の状態について石井二軍打撃コーチは「打つ目線が良くなって自分のポイントで捉えられるようになった。三振も減ったし、一軍へ行ったって打てる可能性はある」と評価。森野二軍打撃コーチも「打っているんだから俺は一軍へ上げてやってもいいんじゃないかと思う。結果の世界だからね」と、CS進出のために好調な根尾をあくまで戦力として期待している。
とはいえ、他の選手と違い、黄金ルーキーの根尾が一軍デビューとなれば、ファンやマスコミから大注目を浴びるのは必至。一軍首脳陣としては好調なチームの雰囲気を変えたくない思いもあって、二の足を踏んでいる格好だ。
一軍へ向けて根尾本人は「行きたい気持ちは全員持っていると思うし、その気持ちをぶつけているところはある。多くのチャンスはもらえないと思うけど(今季中に)一度あるかないかだと思うのでしっかりチャンスはものにしたい」と意気込んでいるが、さあどうなる。
勝てばVの巨人 ドラ6・戸郷が高卒初登板初先発 坂本勇40発なるか【スタメン】
「DeNA-巨人」(21日、横浜スタジアム)
巨人は勝てば5年ぶり37度目のリーグ優勝。先発マウンドにはプロ初登板となるドラフト6位・戸郷翔征投手(19)=聖心ウルスラ学園=が上がる。
【写真】戸郷 登板前日…報道陣に囲まれて緊張
菅野が腰痛で離脱するなど先発のコマが不足。2軍で結果を残している右腕が、大一番で抜てきされた。
最速154キロの直球が持ち味。高卒新人が1年目で勝てば球団では02年の真田裕貴以来17年ぶり。登板前日には「緊張せずに楽しみたい。緊張していたらいいピッチングができない。強気の投球を見ていただきたい」と決意。原監督は「若武者らしく結果を気にせず、自分の投球をしてほしい」と送り出した。
野手陣は40発にリーチをかけている坂本勇が2番。3番丸、4番岡本ら主軸が並び、戸郷の女房役は炭谷となった。
DeNAは筒香がベンチスタート。4番には佐野が入った。
両軍のスタメンは以下の通り。
【巨人】
1番・右翼 亀井
2番・遊撃 坂本勇
3番・中堅 丸
4番・三塁 岡本
5番・一塁 大城
6番・左翼 重信
7番・二塁 田中俊
8番・捕手 炭谷
9番・投手 戸郷
【DeNA】
1番・中堅 乙坂
2番・右翼 梶谷
3番・二塁 ソト
4番・左翼 佐野
5番・一塁 ロペス
6番・三塁 宮崎
7番・遊撃 大和
8番・投手 上茶谷
9番・捕手 戸柱


