開幕ハットトリックのスターリング「得点王? まだ早いよ」
マンチェスター・シティのイングランド代表FWラヒーム・スターリングが、ウェスト・ハム戦でのハットトリックに喜びを示した。マン・C公式サイトが伝えた。
【動画ハイライト】いきなりハット! ラヒーム・スターリングの美技
王者マン・Cは、10日に行われたプレミアリーグ開幕節でウェスト・ハムと対戦した。25分にガブリエウ・ジェズスが決めて先制すると、迎えた後半にスターリングが躍動。51分にケヴィン・デ・ブライネのスルーパスに抜け出してGKとの一対一を制すと、75分にもリヤド・マフレズのお膳立てからループシュートでゴール。セルヒオ・アグエロのPKで加点後、後半アディショナルタイムにもネットを揺らしたスターリングはハットトリックを達成した。
5-0の快勝スタートを切った試合後、スターリングは「すごく気分が良いよ。でも今日の試合で重要だったのはチームとして良いスタートが切れたということだ。勝利で3ポイントを獲得できた。僕たちはうまくやれたし、素晴らしいシーズンのスタートになった」と、個人よりもチームの勝利を重要視した。
さらに、ハットトリックについては「ゴールを挙げるのは常に嬉しいものだ。でもクリーンシートも、できるだけ長く継続していきたいね」と、アタッカーながらも無失点を気にする姿勢を見せ、今季の得点王争いに関して問われると、「それはまだ早いよ。ゴールを楽しんで勝利し続けること、これが最も重要なことだよ!」と、機嫌よく話した。
敵地で快勝スタートを切ったマン・Cは第2節で、同じく開幕節を勝利したトッテナムをホームに迎える。
久保は不参加 柴崎63分プレー スペイン強化試合
スペインでプレーする日本人選手所属の各クラブが10日、それぞれプレシーズンの強化試合を実施した。
【写真】ジダン監督にシュートを直撃させた久保建英
乾貴士のエイバルは同じ1部リーグのRソシエダードと対戦。2日前に行われた1部オサスナ戦にフル出場した乾に出番はなかったが、チームは2-1で勝利した。エイバルにとってこの試合がプレシーズン最終戦となっており、17日にアウェーで行われるマジョルカ戦で1部リーグ開幕戦を迎える。
柴崎岳が所属する2部デポルティボは夏の風物詩の1つとなっているテレサ・エレーラ杯を主催し、1部ベティスをホームスタジアムに迎えた。先発出場した柴崎は63分間プレーし、チームは格上の相手に1-0で勝利した。デポルティボはこの後、18日に行われる2部リーグ開幕戦でオビエドとホームで対戦する。
岡崎慎司が入団したマラガは同じく夏の風物詩の1つであるラモン・デ・カランサ杯に招待され、同じ2部に所属する主催クラブのカディスと対戦した。岡崎はまだ選手登録ができていないものの、後半18分からピッチに入った。しかしチームは0-1で敗れている。プレシーズン最終戦を戦い終えたマラガは17日にアウェーのラシン・サンタンデール戦で2部リーグ初戦を戦う。
香川真司が加入した2部サラゴサはプレシーズン最終戦で3部トゥデラノと対戦するも0-1の敗北を喫した。入団したばかりの香川は招集外。チームはこの後、17日にホームで行われるテネリフェ戦で2部リーグをスタートする。
久保建英が所属の3部カスティージャ(レアル・マドリードのBチーム)はアウェーで2部テネリフェと戦った。この日の午前中に行われたトップチームの練習に参加した久保は不参加だった。チームは格上のチーム相手に2-3で敗れている。カスティージャはこの後、14日に3部クルトゥラル・レオネサ、18日に3部ブルゴスと強化試合を行い、25日の週末にアウェーで行われる3部リーグ開幕戦でラス・ロサスと対戦する。(高橋智行通信員)
バルセロナはネイマール獲得に1ユーロも払わず?過剰支出によるFFP抵触に懸念
バルセロナは、復帰が噂されるブラジル代表FWネイマールに1ユーロも費やすつもりはないようだ。スペイン『マルカ』がその理由を伝えている。
バルセロナは今夏の移籍市場で、アントワーヌ・グリーズマン(←アトレティコ・マドリー)、ネト(←バレンシア)、ジュニオル・フィルポ(←ベティス)、そしてフレンキー・デ・ヨング(←アヤックス)らを獲得。この夏だけでのべ2億5000万ユーロ(約298億円)を費やしている。
ここまでの補強で、必要なプレイヤーはほぼ全員揃っているとの見方が強いものの、パリ・サンジェルマンのレオナルドSDが、同選手の退団希望を認めたことで、かねてよりブラジル代表FWのスペイン復帰が取り沙汰されていた。
ネイマールの新天地候補には、レアル・マドリーとバルセロナが挙がっており、PSGはネイマール獲得を狙うバルセロナに対して、2017年に獲得した際の移籍金2億2000万ユーロ(約268億円)以上を要求していると見られていた。
しかし『Goal』の取材によると、PSGがここにきて態度を軟化。フィリペ・コウチーニョとネルソン・セメドの譲渡に加えて5000万ユーロ(約59億円)であれば、交渉のテーブルにつく可能性があるという。しかし、支出の差を1億ユーロ(約119億円)にとどめなければFFP(ファイナンシャル・フェアプレー)に抵触する可能性があり、バルセロナはこのバランスを保つべく、ネイマールへ資金を費やす考えはないようだ。
スペイン『マルカ』は「バルセロナはネイマールに1ユーロも費やさない」という記事を掲載。そこには「バルセロナがこの夏にネイマールと契約するのは、PSGが見返りに選手を受け入れることになった場合のみ」と伝えている。
また同メディアは「現時点で署名する選択肢はテーブルにはない」としながらも、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が、15日にリヴァプールでの会議に出席し、そこでPSG側と接触する可能性があると報じている。
ネイマールは3日に行われたフランス・スーパーカップも欠場。11日のリーグ・アン開幕戦も欠場する可能性が伝えられているが、果たしてブラジル代表FWはスペイン復帰を果たすのか、注目が集まる。


