乳児院の思い出
わたしの人生には、なぜかよく出逢うひとがいます。
養護施設で育ったというひとたちです。
今、養護施設へ入るこどもは
親に虐待されたなど、親がいるひとが多いそうですね。
わたしが出逢うのは
両親がいないひとたち。
両親が事故や事件でなくなったり
もともと両親を知らないひとたち。
なぜかわからないのですが、
わたしの人生はそういうひととよく出逢います。
不思議でしょう?
ほかにも、母親の顔を知らない、父親の顔を知らないというひとに
よく出逢います。
理由はもちろんわかりません。
でも、大人になったころから
神様がわたしにしてほしいことがあるのかなぁ~なんて
思うようになったのです。
30歳のころ、
急に思い立って
《保育士》の資格を取りに行きました。
乳児院で働きたいと思ったから。
乳児院は数がそんなに多くはないので
結局は月1回ボランティアでお手伝いするようになりました。
まだまだ小さい子たちなんですが
親と一緒に暮らせないんです。
先生の数が少ないので
家庭の子みたいにマンツーマンで育てられないんですよ。
こころが痛む場面が
多かったです。
わたしの知っている養護施設で育ったひとたちは
ほんといいひとばかりです。
ちょっとひとを怖がるようなところがあって
だから、先にこっちから攻撃することがあったり
本当はすごく寂しがりやだったり
養護施設で育ったことを差別されて
ひどいいじめにあっていたり
だからグレた経験があったり。
親がいないって人格形成にいろんな影響があるんだなと
ずっと思ってきたんです。
で、わたしは45歳で三つ子ちゃんを産んだ。
自分の親のこと、あんまり書いていないのに気付いたひといます?
わたし自身も親との関係が希薄なんですよね。
生まれてきたテーマがあるのだとしたら
親子関係にあるのかも・・・
そう思っています。
それがなんなのかはまだ見つかっていませんけどね。
それを探すのもひょっとしてわたしのテーマなのかもしれません。
普段は書かないことを書いてみましたー!
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直島 美佳