本日で、平成22年第1回定例市議会が閉会した。

2月16日に開会してから43日間の超ロングランであった。


結果として、新年度の予算案はすべて原案通り可決された。


議会は、すべて「数の論理」で成り立っている。札幌市議会では、定数68人(うち欠員1)となっており、このうち、市長を支えている立場、いわゆる与党は民主党22、市民ネット4であり、これだけでは過半数に達しないが、実際には、これまでの任期中すべての議案に賛成している会派が存在するため、これらで過半数を超えてしまう。

(議会の議決状況については、札幌市議会自民党のホームページ http://jimin-sapporo.jp/  で公開しているので参考にしていただきたい。)


すなわち、市長が提案した議案はすべて通る計算になる。


私たち、純粋市政野党である自民党としては、ただ単に議案に反対したところで、これをひっくり返すことはできないわけである。


しかしながら、あきらめてばかりはいられない。多くの地域の皆様の代表として議会に送りだしていただいていることを忘れてはいけないと常々考えている。


我々は今議会を通じて、景気・雇用対策の必要性を重ねて訴えてきた。現状の経済対策として市が予算付けしているものの97%は融資であり、これだけで、札幌の景気が良くなるとは到底思えない。


これだけ民間が疲弊している今こそ、前向きな財政出動をすべきではないか、と強く感じている。




なお、本日の議会で、新年度の常任委員会が決定し、私は文教委員会委員長に任命された。


3期目の最終年度であり、さらに気合を入れなおして頑張って行きたい。


札幌市議会議員 おさない直也