夫・偉志に先立たれ気落ちする祖母・文子(市毛良枝)を心配し、同居することにした大学生・安藤拓磨(豆原一成)。ある日、彼は大学の教室で文子を見かけて驚くが、彼女は若いころの夢をかなえに来たと学生たちに話す。文子が学びの日々を楽しむ一方で、拓磨は夢に自信が持てず迷いを抱える中、二人は偉志が遺(のこ)した手帳に不思議な数式を見つける。
シネマトゥデイより
三連休の月曜日…家族は旅行に行っておりおっさんはひとり…映画館に行くしかないでしょう。なんかホッコリしたくて選んだ作品は「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」…ピカデリー新宿で鑑賞しました。主演はJO1の豆原くんと市毛良枝さん…JO1は娘がよく音楽を聞いているけど、ちゃんとメンバーを見るのは初めてです。
母親が海外に短期赴任することになったことから、伴侶をなくした祖母と同居をすることになった孫とひょんなことから同じ大学に通うことになった祖母が織りなす人間ドラマです。
これ、めちゃ良かったです。孫と祖母との人間ドラマなんですが、大学に通いながらもやりたいことが見つからずあくせくする孫と、高齢者にして大学に通い出した祖母の肝の座り方と孫に対する優しさが実によく表現されていました。市毛良枝…あらためてうまいですね。豆原一成も最初はどうかと思いましたが、不安な大学生をうまく演じていました。
あと、回想シーンで登場する亡くなった祖父の長塚京三が存在感バッチリでした。
母親役の酒井美紀と豆原の彼女役の八木莉可子のキャストもよく、色々な関係があったりするのですがラストにはすべてがまとまるってのもよかったですね。

