1980年代の香港。密入国者のチャンは香港・黒社会のルールに従わなかったことから、犯罪組織に狙われる。九龍城砦に逃げ込んだチャンは、そこで仲間となる3人と出会う。しかし九龍城砦で抗争が激化。彼らはそれぞれの思いを胸に、争いに身を投じる。
シネマトゥデイより
5/1のファーストデイ2本目の作品は「トワイライト・ウォリアーズ決戦九龍城砦」にしました。1月に公開されていた作品ですね。完全にチェックが漏れていました。1980年代の香港で密入国した青年が、黒社会の組織に敵視されながらも九龍城砦で出会った仲間と友情を育み、リベンジを果たして行くアクションです。
これは面白かったです。いきなり「ダンシングヒーロー」の音楽で始まるところが日本人にはインパクト絶大。喧騒の1980年代の香港がよく描かれていました。九龍城砦なんて素晴らしい再現ぶり。大好きなジャッキー・チェンが大活躍していた時代です。
ストーリーは香港ムービーならではの義理・人情・恩返しがたっぷり詰まった内容となっており、カンフーベースのアクションも僕には心地よい痛快アクションでした。
主役のチャンを演じたレイモンド・ラムは三宅健にどことなく似ていて親近感が湧きましたし、チャンを救うロンギュンフォンを演じたルイス・クーは若かりし頃の松平健!常にタバコを吹かしながらの演技が渋かったです。そして、我らがサモ・ハン・キンポーも敵役の大ボスとしてアクションも披露してくれたのは嬉しいところでした。
香港ムービー…善悪がハッキリしていて良いですね。ただし、ラスボスになった最後の敵が最初はチャラいだけのヤツかと思ったら気功使いの最強野郎でビビりました。
この作品ですが個人的総評は星4つ。
★★★★☆
香港ムービーの魅力がたっぷり詰まった作品です。