カトリックの最高指導者であると同時にバチカン市国の元首でもあるローマ教皇が死去し、新教皇を選ぶ教皇選挙(コンクラーベ)が行われる。ローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)が、新教皇を決定する教皇選挙のまとめ役を務めることになり、100人を超える候補者たちが世界中から集まる中で、密室での投票が始まる。
シネマトゥデイより

世間はGWですが、僕の会社はカレンダー通り…でも奇跡的に5/1は会議の予定もなかったため有休取得しました。ということで映画料金の安いファーストデイに2本の作品を観ることができました。まず1本目はローマ教皇を選ぶコンクラーベの闇を描いた話題作「教皇選挙」

ローマ教皇選挙を題材に描いたミステリーです。

日本人にはあまり馴染みのないローマ教皇選挙…ちょうどいま現実の世界でもフランシスコ教皇が亡くなったことからおこなわれようとしてますね。まあ、その選挙「コンクラーベ」の様子を描いているのですが、こんなにいっぱいの候補者たちがいるのかよ〜って感じです。

そして、もはやこれは政治の世界と一緒で保守派とリベラル派の戦いで票の奪い合いになるわけですね。なかなかにすごい世界です。こんな選挙をまとめることになった中立派のローレンス枢機卿の視点で描かれているのは面白いです。そして、票数を稼いだ候補者の色々な過去が明るみに出る。選挙は密室でおこなわれるだけにその調整が難しい。

そして、やっぱりこの時代なのでポイントはダイバーシティ…多様性なのですね。クライマックスはなかなかに衝撃的でした。

この作品ですが個人的総評は星4つです。
★★★★☆
極上のミステリーです。