市役所の生活福祉課に勤める佐々木守(北村匠海)は、同僚が生活保護受給者のシングルマザーに肉体関係を迫っているらしいという相談を受け、真相を確かめようとその女性・林野愛美(河合優実)の家を訪ねる。その後、彼女のもとを訪ねるうちに彼自身が愛美との交際に発展するが、それは裏社会の住人・金本龍也(窪田正孝)らが仕組んだわなだった。真面目な公務員だった守の人生は転落の一途をたどっていく。
シネマトゥデイより

事前にチェックしておりました北村匠海の最新作を新宿バルト9にて鑑賞してきました。

真面目なケースワーカーをしていた公務員があることをきっかけに破滅へと転落していく姿を描いたヒューマンサスペンスです。生活保護の闇を描いています。

生活保護…本当に受けるべきだけど受けれないひとと金稼ぎ目的で不正受給をしているひとがいると何かの記事で読んだことがあります。まさにそんな内容です。

北村匠海…生活福祉課に勤める真面目なケースワーカー佐々木を演じています。途中まで本当に純粋に生活保護者で河合優実演じる愛美とその娘を立ち直らせるべく行動する姿が素敵でした。でも途中までスムーズすぎて、いつ作品のメインストーリーである闇落ちさせられるのかハラハラして観ていました。

この作品…北村匠海と河合優実の表情の変化…河合優実はやさぐれていた表情から、愛情を受けて人間らしさを取り戻す様、逆に北村匠海は純粋で熱い気持ちがあったのに闇落ちして、やさぐれる様…これ、注目です。上手い。

そして、今回は半グレ役の窪田正孝…狂気に満ちた金本を実に上手く演じています。怖い。

最後はちょいドタバタしすぎですが、怒涛の如くクライマックスにいく流れにスクリーンに釘付けにさせられました。

この作品ですが個人的総評は星5つ。
★★★★★
キャスト、ストーリー共に僕はとても楽しめました。