ニューヨークでストリップダンサーとして働くアノーラ(マイキー・マディソン)は、勤め先のクラブでロシア人の御曹司イヴァン(マーク・エイデルシュテイン)と出会う。彼がロシアに帰国するまでの7日間、アノーラは多額の報酬でイヴァンの契約彼女になる。パーティーやショッピングなどを楽しんだ二人はラスベガスの教会で電撃結婚するが、イヴァンの両親は彼らの結婚を認めようとしなかった。
シネマトゥデイより
当初は観る予定になかった作品ですが、カンヌ、アカデミーの各賞受賞に加えて、水曜サービスデーということもありピカデリー新宿にて鑑賞しました。
自ら幸せをつかもうとするロシア系アメリカ人のストリップダンサーの生きざまを描いた作品です。前半はストリップダンサーがロシアの富豪の御曹司と恋に落ちる「プリティーウーマン」のようなシンデレラストーリー、後半はその結婚に怒り狂った御曹司の両親が二人を引き裂くべく送り込んだ用心棒とのドタバタ劇。後半がブラックコメディに近い感じです。
うーん、面白くないかというと、後半のドタバタ劇は面白いのですが、僕にはイマイチ響きませんでした。強いて言えば、ロシアの用心棒のイゴールの存在が後でジンワリと面白くなってくる感じでしたね。それと、バカ御曹司のイヴァンの立ち振る舞いでしょうか。
主役のアノーラ…たくましいですね。前後半を通して彼女の成り上がろう、生き抜こうとする姿こそが本作品の見どころなのかもしれません。アノーラを演じたマイキー・マディソンは熱演ですね。
この作品ですが個人的総評は星3つです。
★★★☆☆
高評価を付けている方もいっぱいいますが、やっぱりカンヌとかアカデミーの評価ってストレートに面白いかというとそうではないのだな〜と毎年思う僕でした。