貧しい生まれ故に十分な教育を受けられず、読み書きができないまま大人になった西畑保(重岡大毅)。やがて皎子(上白石萌音)と出会い結婚するも、読み書きができないことを彼女に打ち明けられずにいた。あるときその事実を皎子に知られてしまうが、彼女は保の手を取り「今日から私があなたの手になる」と告げる。月日が流れ65歳になった保(笑福亭鶴瓶)は、寄り添い支えてくれた皎子(原田知世)に感謝のラブレターを書きたいと考え、定年退職を機に夜間中学に通い始める。

シネマトゥデイより

水曜日は会社休日で映画三昧。水曜休みは鑑賞料金が安いからいいですね。予告編を観て楽しみにしていた本作品をTOHOシネマズ渋谷にて鑑賞しました。

泣きまくりました。読み書きができないまま年齢を重ねた夫が、長年自分を支えてくれた妻に感謝を伝えるラブレターを書こうとする姿を追ったヒューマンドラマです。

日本において識字能力がない方がいることに驚きましたが、戦後に育ったヒトの中には一定数いたみたいですね。笑福亭鶴瓶演じる主人公の西畑保が定年を機に学校に入り直し、字の読み書きができるよう努力する姿が健気で素敵です。

そして、その動機を与える夫婦のストーリーに胸を打たれます。原田知世演じる妻の皎子の保に寄り添う姿がいいんです。これ、実話らしいですが、子供を産み、育てる過程においてはものすごい苦労があったのだと思います。それを明るく乗り越えてきた姿が素敵です。

そして、クライマックス…めちゃ泣けました。

この作品はストーリーも良いのですが、キャストの演技力にも泣かされます。現代の夫婦役、鶴瓶師匠と原田知世も上手いのですが、若い時の二人を演じた重岡大毅と上白石萌音も素晴らしい演技でした。前半、中盤、後半とグッとくる場面がありました。そして、原田知世…美しかったです。

この作品ですが個人的総評は星5つてす。満点💯

★★★★★

観客はどうしても年配の方が多くなるのでしょうが、どの年齢層の人が観ても感動できる作品だと思います。



鑑賞後にスシローでランチしたら、こんなのがオーダー画面に出て笑えました😆