1970年代。小さな町工場を経営する筒井宣政(大泉洋)は、生まれつき心臓疾患を持つ幼い娘・佳美の余命が10年しかないと知りがく然とするが、娘のために人工心臓を開発しようと立ち上がる。医療の知識が皆無の筒井は、娘の命を救いたい一心で妻・陽子(菅野美穂)と共に人工心臓について学びながら研究し、有識者のもとへ赴いて意見を仰ぎ、資金を用意して開発を進めていく。しかし、筒井が手掛ける人工心臓が医療器具として承認されるまでにさまざまな障壁が立ちはだかり、研究開発は壁にぶつかる。
シネマトゥデイより

雨の日曜日に朝イチで「朽ちないサクラ」を鑑賞し、まだ余裕があったのでハシゴして鑑賞しました。

今では心臓手術などで当たり前に使われるようになったバルーンカテーテルの誕生にまつわる実話を映画化したヒューマンドラマです。

泣けます。町工場を経営していた大泉洋演じる筒井が娘の心臓疾患を救うために親として、私財を投げ打って必死に人工心臓の開発に向き合う姿に心を打たれます。そして、そんな筒井を懸命にサポートする菅野美穂演じる妻・陽子と娘たち。心が通じ合っていていいんですよね。

それにしても人工心臓、そして人工心臓を諦めた筒井が手掛けるバルーンカテーテルの開発の困難なことといったらありません。他の機械でもそうなのでしょうが、ひとつのモノを作り出す難しさがとてもよく表現されているのもこの作品の見どころです。

大泉洋は何を演じても上手いですね。コミカルな部分を出しつつ、愛情や悲しみなどの感情を爆発させる姿に涙を抑えれませんでした。

あと、娘役の福本莉子は終わって気付いたのですが、TOHOシネマズで映画を見る前にナビゲーターとして作品紹介をしている女の子ですね。わからなかった…

この作品ですが個人的総評は星5つ
★★★★★
見てとても良かったと思える作品でした。原作も読んでみたいと思います。