世界崩壊の45年後。故郷である緑の地からさらわれ、家族と引き離されたフュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)は、荒地を掃討するディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)率いるバイカー軍団の手に落ちる。彼らは水や緑、石油、土地などをめぐり、城塞都市を統べるイモータン・ジョーと争っていた。フュリオサは彼らと行動を共にしながら故郷への帰還を目指す。
シネマトゥデイより

楽しみにしていた「マッドマックス」シリーズの新作が公開されたとあり、日曜日の朝イチにTOHOシネマズ新宿にて鑑賞しました。

今回は「マッドマックス」の主人公マックスの登場はなく、敵であるイモータン・ジョー配下の女戦士フュリオサの成り立ちにフォーカスしたスピンオフ作品となります。

いや〜最高でした。いきなり自分の母や仲間と引き離されるフュリオサの悲劇を丁寧に描くことで、感情移入させられるし、その描き方が強烈なのでスクリーンに釘付けにされます。いくつかの章に分けて描くのは頭が整理されてよいですね。

そして、複雑な幼少期を経て女戦士となっていくフュリオサ…憎らしいディメンタス将軍との闘い、トラックドライバーであるジョーとの友情の魅せ方がとてもいいですね。今回フュリオサを演じたアニヤ・テイラー=ジョイの熱演は彼女の代表作にもなるレベルです。アニヤのフュリオサ…めちゃカッコいい!そして、ディメンタスを演じたクリス・ヘムズワースのドSなまでのヒールぶりは見事でした。あんなレスラー、いそうです。

あとはやっぱりマッドマックスの真骨頂であるカーアクション!燃料を運び荒野を疾走するタンクローリーとそれに襲いかかるディメンタス軍の攻防はド迫力ありでした。毎作品にでてくる命知らずのウォーボーイズも当然出てきます。そして、出てくるバイク、クルマなどのマシーンがかっちょイイ。

この作品ですが、個人的総評は星5つ
★★★★★
僕はストーリー、キャスト、映像ともに申し分なく今までのマッドマックスよりも面白く感じました。素晴らしいエンタメアクション作品です。