かつて香港映画界最高のスタントマンと呼ばれたルオ・ジーロン(ジャッキー・チェン)は、現在は愛馬・チートゥと一緒にエキストラなどの仕事をしていた。あるとき債務トラブルでチートゥが競売にかけられそうになり、彼は法学部で学ぶ疎遠の一人娘・シャオバオ(リウ・ハオツン)に助けを求める。そんなルオのもとに、愛馬との共演というスタント依頼が舞い込む。年齢、体力的にも過酷な撮影だったが、相棒のチートゥを守るため、ルオは命懸けのスタントシーンに挑戦する。
シネマトゥデイより

大好きなジャッキー・チェンの最新作が封切られているとあり、さっそくにピカデリー新宿にて鑑賞してきました。

ジャッキーも70歳になるんですね。今回は一線を退いたスタントマンとしての役どころが素晴らしくマッチしていました。70歳だからアクションがないかというと冒頭から街の食堂街でのカンフーアクションがあり、この時点でグッと心を掴まれました。他にもジャッキーらしい身の回りのモノを利用したアクションがかなり散りばめられており、動きはまだまだキレッキレです。

そして、スタントマンとして娘と過去を振り返るシーンではかつての名作「ポリス・ストーリー」や「プロジェクトA」「サンダーアーム」「ミラクル」などの映像が使われており、これがまたドンピシャ、バカハマリなのです。ハードなスタントをこれまで自身でやってきましたからね。

ストーリーは一線を退いたスタントマンがあることをきっかけにふたたび危険なスタントに挑む姿を描いたアクション作品なのですが、スタントを共にしてきた愛馬チートゥとのバディ作品でもあります。この愛馬チートゥとのコミュニケーションがコミカルでもあり、切なくもあり、クライマックスのシーンでは泣いてしまいました。今回はストーリーも良かったです。

この作品ですが、個人的総評は星4つ
★★★★☆
70歳を迎えたジャッキーですが、アクション、ストーリーともに納得の作品でした。あと今回は上映時間の関係で吹替版を鑑賞しましたが、ジャッキーの声優はあの石丸博也さん…これはこれでテレビでも慣れ親しんだ感じがよみがえり良かったです。