ウイルスの流行により、地球の支配者が人間から猿へと変わった世界。独裁者のプロキシマス・シーザーにより村と家族を奪われたノア(オーウェン・ティーグ)は、かつて猿と人間が共存していたことを知る。ある日、ノアは人間の女性ノヴァと出会い、プロキシマス・シーザーたちが築こうとしている帝国に疑問を抱くようになる。

シネマトゥデイより


猿の惑星シリーズ最新作とあり、さっそく週末にTOHOシネマズ新宿にて鑑賞してきました。


前作からさらに300年後の猿が地上の支配者となり、人間が野生に退化した世界が描かれています。猿が支配者になっているとはいえ、ストーリーのスタートは鷹の卵を崖の上に探しに行くシーンから始まります。CGとはいえ、この描写が素晴らしく、スピード感、猿たちの表情の変化にストーリーとともに引き込まれていきました。それにしても地上の支配者とはいえ、猿たちがコンピュータなどは使えないことに少し安心します。


そして、メインストーリーである猿同志の対立、独裁者の身の振る舞い方への反旗のやり方なんかは現代社会の写し鏡として、それに立ち向かう主役の猿ノアを応援してしまいます。でも、猿の惑星というだけあって途中で現れる人間がシマウマとともに群れのように描かれているのはなかなかにショッキングなものがあります。


クライマックスのアクションはめちゃよく出来ていて、当たり前のごとく、人間はほとんど登場しないのですが、それに忘れて見入ってしまいますね。これ、必見だと思います。


この作品ですが個人的総評は星5つです。

★★★★★

製作のテクノロジーの進化、ストーリー、音響ともに納得のいくSF作品でした。三部作とのことなので次回作も楽しみです。