プチ鹿島著の『教養としてのアントニオ猪木』を読了しました。



新聞13紙を読み比べするプチさんらしい切り口でアントニオ猪木について書かれているのですが面白かったです。プチさんは同世代だし観てきたものが同じなので僕は納得しながら読んでしまいました。


第3章の「猪木と80年代テレビ」で猪木とムツゴロウさんを比べてみたのは秀逸!話題性を煽る…猪木の原点かもしれません。第1章の人生マッチメイク論もよい。人生をマッチメイクするってザッツ猪木なんですが、長州力でもありますよね。




あとは第10章の「政治とプロレスの近似性」では政治家・馳浩と比べていて、これが言い得て妙です。




ピックアップしたネタ以外にも興味深い話題が多く、なかなかに読み応えのある猪木本でした。僕のようなアラフィフのファンには特に楽しめる一冊だと思います。