デザイナーの水島悟(二宮和也)は自身が内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で美春みゆき(波瑠)と出会う。手作りの模型や手書きのイラストなどにこだわる悟は、携帯電話を持たないみゆきに自分と似たものを感じる。悟とみゆきは、毎週木曜にピアノで会い、ゆっくりと距離を縮めていく。しかし、みゆきは突然店に姿を見せなくなる。

シネマトゥデイより


週末にTOHOシネマズ新宿で鑑賞しました。ビートたけしによる初の恋愛小説を二宮和也と波瑠の共演で映画化したラブストーリーです。


"ピアノ"という喫茶店で知り合った男女が織りなすピュアなラブストーリーなのですが、ポイントは波瑠演じるみゆきが携帯電話を持っていないことです。携帯電話を持っていないが故に二人は毎週木曜日に"ピアノ“で待ち合わせることになる…これって携帯がない時代を知る僕にはキュンときました。約束時間に待ち人が現れずドキドキなんてありましたよね。


それにしても二宮和也の作品には安定感がありますね。何より演技がいい意味でナチュラルなので違和感なく受け入れられます。友人役の桐谷健太、浜野謙太との絡みはほんわかして良かったです。


そして波瑠とのピュアなトーク…思わず心の声が聞こえるような何とも言えない間をうまく作っていたと思います。


途中から話が急展開していきクライマックスになりますが大号泣という感じではなく、じんわり沁みる内容でした。


あとビートたけしがこんなラブストーリーを書けるのは意外でした。やはり天才です。


この作品ですが個人的総評は星4つ。

★★★★☆


あ〜見て良かったと思える作品でした。