建築家の三浦史朗(生田斗真)が、「まるきん温泉」を営む実家にある日突然戻ってくる。彼は亡き父が遺(のこ)した銭湯を切り盛りする弟の悟朗(濱田岳)に、古ぼけた銭湯をマンションに建て替えると伝えるために帰省したのだった。ある日、悟朗が入院することになり、銭湯で働く秋山いづみ(橋本環奈)の助言もあって、弟の代わりに史朗が店主を数日務めることになる。
シネマトゥデイより

先週はぶっ通しの出張だったため、月曜日は有休をいただきました。そして溜まっていたシネ活。2本の作品を鑑賞しました。まずは『湯道』朝9時の上映回です。

お風呂好きとしては外せない作品です。都会での仕事に行き詰まり実家に戻った兄(生田斗真)と家業の銭湯を引き継いで頑張っている弟(濱田岳)、そして彼らを取り巻く人々を映し出したヒューマン作品です。

フジテレビ制作だからか、豪華なキャストが織りなす銭湯を取り巻くほんわかしたエピソードが何だか良かったです。

僕も小学生の頃までは家の裏にある銭湯にたまに行ってました。番台があってお金を払い、知り合いの人と話をしながら、お湯に浸かる…風呂上がりにフルーツ牛乳を飲む…楽しい時間でした。高学年になると学校の仲間と入ったりしてね😄近所で上映中のポスターも貼ってあり、上映が終わると貰ってました。ロッキー3のポスターなんて大切にしていましたよ✨

そんな銭湯も最近ではスーパー銭湯に置き換わり、街の銭湯は姿を消しつつあります。僕が行っていた銭湯もかなり前に廃業しています。

でも今も残っている銭湯はいい味を出しているんですよね。大切にしたいものです。

僕はこの作品の面白さはエピソードにあると思いました。男湯と女湯で壁越しに桶の音で合図しあったり、湯船で歌を歌ったり…夫婦で風呂上がりの牛乳を買うなんてほのぼのしていました。そこで繰り広げられる人情劇がよいのです。

あと、銭湯のバイト役の橋本環奈がいいスパイスになっていましたね。昔は失礼ですが大根役者っぽい感じがありましたが、すごく気持ちの入った良い演じ方でした。もちろん生田斗真と濱田岳の安定した兄弟喧嘩も。

肝心の湯道に関するエピソードは…😅って感じでした。

この作品ですが個人的総評は星4つ
★★★★☆
アラフィフの僕には少しノスタルジーも感じる良い作品でした。