イチケイこと東京地方裁判所第3支部第1刑事部に在籍していた、裁判官の入間みちお(竹野内豊)。2年前に岡山県瀬戸内へと異動した彼は、史上最年少防衛大臣にまつわる傷害事件を担当する。だが、事件と関連するイージス艦衝突事故を調べるも航海内容が国家機密扱いになっており、裁判所主導で検証を行える職権発動も適用できない。一方、入間の相棒だった坂間千鶴(黒木華)は、裁判官の他職経験制度のもと弁護士として隣町で働き、地元企業をめぐる事件に携わっていた。

シネマトゥデイより


テレビドラマでも好きな作品だった『イチケイのカラス』が映画化されたとあって封切り週の週末の土曜日にTOHOシネマズ新宿で鑑賞してきました。


異質の裁判官である入間みちおとドラマでは裁判官として相棒で現在は弁護士の坂間千鶴が地方岡山の法廷である事件の真相に迫ります。


事の大小は別として三つの事件がテーマになり、見ている最中はどう繋がるんだろうと思って見ていましたが、最後には見事に伏線回収ができていました。


ただ公害問題を地元民で隠そうとする題材自体は、いまの時代には古臭く感じてしまいました。企業のコンプライアンスが強化され、SNSで情報が筒抜けの今の時代では、流石にこんなことはまかり通りませんね。


入間みちお役の竹野内豊は完全に入間みちおのキャラを捉えましたね。入間みちおは古畑任三郎や大門未知子、ガリレオの湯川先生のような名物キャラクターになれそうです。坂間千鶴役の黒木華もドラマ同様にいい味を出しています。


この作品ですが個人的総評は星4つ。

★★★★☆

テレビシリーズを見ていない人は1話でも2話でもテレビシリーズを見て鑑賞するとより楽しめると思います。