金曜日にギンレイホールにて鑑賞してきました。『ナイトメア・アリー』は特に観たかった作品です。ギンレイホール…相変わらずよい名画座ですね。平日でしたが、夏休みということもあり、熱心な映画ファンでほぼ満席でした。



『ナイトメア・アリー』


1940年代にショービジネスの世界で成功した野心家の青年スタントンの運命が、精神科医との出会いによって狂ってしまうというストーリーです。


この作品ですが、野心家の青年スタントンを演じたブラッドリー・クーパー、見せ物小屋が集まるカーニバルで出会う読唇術師ジーナを演じるトニー・コレット、精神科医を演じたケイト・ブランシェットの演技が素晴らしいです。


ストーリーはちょい長いけど、逃亡者の身でありながら、カーニバルで読唇術を身につけ、ショービジネスで成功するが、精神科医との出会いで成功をぶち壊されてしまう哀れなスタントンの描き方に注目です。★★★☆☆ブラッドリー・クーパーはかっこいいですね。


『ウェストサイド・ストーリー』


ブロードウェイの名作を巨匠スピルバーグが映画化した作品です。名作といいますが、ストーリー内容はこの映画で初めて知りました。


1950年代のニューヨークのスラムでポーランド系とプエルトリコ系の移民同士の抗争の中での禁断の恋を描いているんですね。


前半はミュージカル内容にイマイチ入り込めませんでしたが、後半の禁断の恋から大変な事態に発展する様はさすがに面白かったです。


結局、民族紛争なんて肌の色の違いや宗教、出身地でのいがみ合いから愚かな戦争を引き起こすんですね。人間なら少なからず誰もが持つコンプレックスなんでしょうか…そんな中でも異民族間で恋に落ちてしまう…ドラマチックですが悲劇ですね。


さすがスピルバーグ…後半の描き方は圧巻でした。

★★★★☆

右隣で大号泣しているおじさんがいて、こちらは冷めてしまいました😓あと、エンドロールで待ち切れず喋り出す左隣のおばちゃん…まあ、いいんですが…