さえない中年男のハッチ・マンセル(ボブ・オデンカーク)は、職場では実力が評価されず、家族からも頼りない父親として扱われていた。ある夜、自宅に強盗が押し入るも暴力を恐れた彼は反撃できず、家族に失望され、同じ職場の義弟にもばかにされる。鬱憤(うっぷん)を溜め込んだハッチは、路線バスで出くわした不良たちの挑発にキレて連中をたたきのめす。この事件をきっかけに、彼は謎の武装集団やロシアンマフィアから命を狙われてしまう。
シネマトゥデイより
週末に川崎のチネチッタにて鑑賞しました。というか本当は有楽町で鑑賞したかったのですが10時過ぎには満席に…口コミで人気になっていますがチネチッタもほぼ満席でした。
いや〜見て良かったです。冴えない中年のおっさんが、実はすごい過去を持つ強烈に強いおっさんだったというアクション作品です。
この作品、最初にボブ・オデンカーク演じる冴えないおっさんハッチの冴えない日常を何度も見せつけて、強盗にも何の抵抗もできず、あ〜残念というところから入り、中盤から実はすげえヤツだったと分かる瞬間が最高です。まさに静から動に転じる感じ。
さらにいいのはこのハッチが完璧に強いのでななくある程度、悪いヤツらにヤラれるところも味があります。ある種プロレス的なのですが、やられるんだけど、十倍返しレベルでやり返すのが気持ちいいです。
ラストの悪党との対決はハッチの親父役のクリストファー・ロイドも加わり痛快に悪党をやっつけます。そのやっつけ方がハンパない。
見終わったら、あ〜スッキリって感じの作品でした。大満足。
個人的総評は星5つ。
★★★★★
意外な名作です。続編あるかな?