シネマトゥデイより
イギリス・ロンドンの暗黒街。一代で大麻王国を築き上げたマリファナ王のミッキー(マシュー・マコノヒー)が、総額500億円に相当するといわれる大麻ビジネスの全てを売却し引退するという情報が駆け巡る。そのうわさを耳にした強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、私立探偵、チャイニーズマフィア、ロシアンマフィア、下町の不良たちが、巨額の利権をめぐって動き出す。
川崎にて鑑賞してきました。川崎の街は激混み。緊急事態宣言の影響で、自分もそうですが明らかに東京から人が流れてきていますね。多くのブロガーさんが書いていますが、コロナ禍での映画館の閉館には疑問を感じます。何かエビデンスがあるのでしょうか?映画って黙ってスクリーンを見ているだけなので座席の間引きとかすれば安全だと思うのですが…
さて作品ですが、豪華出演陣によるクライムアクションです。最初、人物の繋がりやストーリー展開がイマイチ判らないまま進んでいくのですが、途中から色々なパーツがハマり出していくという、劇的にスッキリするストーリーは面白いなと思いました。
登場人物としてはマリファナ王ミッキーをサポートする執事役のレイを扮するチャーリー・ハナムがめちゃくちゃ紳士でカッコいいです。ベースがイギリスなので名作『キングスマン』よろしく服装や振舞いがイチイチ決まっているんですよね。
そして、そのレイと私立探偵のフレッチャーの会話でストーリーが進むのですが、フレッチャー演じるヒュー・グラントの長ゼリフが秀逸。いい加減ぽくて、でも芯を食っていて、でもでも最後の詰めが甘くって…レイの返しも見ものです。
最後に冒頭でミッキーが食べようとするピクルドエッグはビールに合いそうで思わず食べたくなりました。食べれるお店を探そう!
個人的総評は星5つ。
★★★★☆
上質なイギリス作品を楽しめました。色々な仕掛けがあるので序盤で諦めずに、最後までストーリーを追っかけることがポイントですね。好きな作品です。