シネマトゥデイより
1987年のイギリス。ルートンという町に住むパキスタン系のジャベド(ヴィヴェイク・カルラ)は、家庭のルールや伝統、人々が持つ移民に対する偏見から解放されたいと思っていた。ウォークマンでペット・ショップ・ボーイズを聴いていたジャベドはある日、ブルース・スプリングスティーンの音楽と出会う。彼は、鬱屈した気持ちを吹き飛ばすような楽曲に夢中になる。
コロナの影響で公開延期になっていた「カセットテープ・ダイアリーズ」を鑑賞しました。公開前から僕の大好きなブルース・スプリングスティーンの曲がベースになっている作品とあって楽しみにしていたんです。
ブルース・スプリングスティーンの歌に感銘を受けたパキスタン系イギリス人の若者の青春ストーリーですが、時代設定が80年代後半とあってアラフィフの自分にはドンピシャです。いきなりのペットショップボーイズの曲から盛り上がります。
ストーリー展開も小気味良く、最後に「Born to Run」がかかった時には涙腺崩壊でした😭多感な青春時代って好きな音楽や本にバシバシ刺激を受けますね。そんな刺激を受けまくる主人公ジャベドが素敵でした。あとパキスタンからイギリスに流れてきたジャベドのお父さんの理不尽ではあるが苦悩もこの時代ならではです。
それにしてもスプリングスティーンの歌って歌詞に力がありますね!まあ、だからボスなんて愛称もつくのに納得です。作品で流れるどの曲にも思い出が詰まっており、口ずさんでしまいました。あとタイトルになっていますが、昔はカセットテープにウォークマンが必須でしたね。
総評は満点です。
★★★★★
スプリングスティーンが好きなひとも、知らないひとも楽しめる作品だと思います。