シネマトゥデイより
黒人に対する差別が横行している1980年代のアラバマ州。黒人の被告人ウォルター(ジェイミー・フォックス)は、身に覚えのない罪で死刑を宣告されてしまう。新人弁護士のブライアン(マイケル・B・ジョーダン)は、彼の無実を証明するために奔走するが、陪審員は白人で、証言は仕組まれ、証人や弁護士たちは脅迫されていた。
1980年代といえば自分に明確な記憶がある年代ですが、まだまだアメリカでは人種差別が横行していた時代なんですね。自分は音楽が好きなのでマイケル・ジャクソンやスティービー・ワンダーが世に出ていたのですでにないものと思っていました。
この作品では人種差別から起こっている冤罪から救おうとする新人弁護士のマイケル・B・ジョーダン演じるブライアンのどんなに跳ね除けられても諦めない彼の姿に心を打たれます。確かな証拠もなく死刑判決を受けているひとをとにかく救いたいという信念が素晴らしいの一言。
あとこの時代には司法取引などというものが普通におこなわれていたことにも目を疑います。何たるや!いまの時代はネットも発達しているので一発でバレるでしょうね。
無実であることを信じてお互いを鼓舞する刑務所に収監されている仲間たちの友情にも感動します。
総評は星5つで!
★★★★★
上映されている映画館が少ないのが残念ですが誰もが感動と諦めないことの勇気を得れる作品だと思います。